日本デジタル道路地図協会が始動する「DRM-PF」とは
日本デジタル道路地図(DRM)協会は、道路の形状や位置、属性データを収録した「全国デジタル道路地図(DRM-DB)」をクラウド上で管理する新たな基盤「DRM-PF(DRMプラットフォーム)」の提供を開始しました。このプラットフォームは、ウェブAPIを通じて道路の線形や各種属性データを容易に取得できる仕組みを構築しています。
これにより、データの入手から管理、分析に至る業務プロセスが大幅に円滑化されます。また、API連携を活用することで、システム開発を低コストかつ効率的に進めることが可能となりました。今回の提供開始に伴い、従来の道路管理者に限定されていた利用範囲が拡大され、民間企業など広く利用できるようになりました。
多様なニーズに合わせたデータの活用が促進されると見込まれています。このシステムは、国土交通省が推進する「xROAD」を支える重要な基盤としても活用されています。インターネットを経由して、全国の道路データを手軽に利用できる環境が整いました。

DRM-PFの利用イメージ
※画像は建設通信新聞さまからお借りしています。
■よくある質問1:DRM-PFとはどのような技術を用いてデータを提供するのですか?
DRM-PFはクラウド技術とウェブAPIを組み合わせたデータ提供プラットフォームです。利用者は複雑なデータベースを自社構築する必要がなく、インターネット環境があれば全国の道路データに容易にアクセスできます。
アプリ開発においてAPI連携を実施することで、システム開発コストを大幅に低減できます。外部の既存システムとのスムーズな連携も実現します。ウェブ環境を利用してデータベースに直接アクセスできるため、面倒なデータのセットアップ作業は不要です。必要なデータは簡単なプログラミングを記述するだけで速やかに取得でき、過去と最新のデータを比較分析する作業にも適応しやすく、交通計画等の検証業務に役立ちます。
■よくある質問2:現場や中小企業にとって、どのようなメリットが存在するのですか?
現場業務を担う中小企業にとって、正確な道路情報の把握は工事計画や資材搬入の最適化に不可欠です。DRM-PFを活用することで、交通計画や維持管理業務の効率化、省力化が実現します。
具体的には「DRM-PFビュアー」という可視化ツールを通じ、道路管理者が保有する詳細な情報や、交通センサスなどの統計情報を視覚的に確認できます。これにより現場監督や経営者は、工事予定地周辺の道路状況や交通量を正確に把握し、安全かつ効率的な施工計画を立案できます。これまで情報収集に費やした時間と労力を削減し、技術者不足や長時間労働といった課題の解決に寄与します。
■よくある質問3:システムの運用やデータ更新はどのように行なわれるのですか?
システム利用においてデータの鮮度維持は重要です。DRM-PFのベースとなる「DRM-DB」のデータは、年4回自動的に更新されます。この機能により利用者は常に最新の道路情報に基づいた分析や計画策定を行なうことができます。
道路網は新設や拡幅で日々変化しますが、手動更新の手間を省き情報の陳腐化を防ぎます。クラウド運用のため、サーバー保守費用や管理負荷もかかりません。これによりIT人材を抱えていない企業でも、最新技術を業務ツールとして導入し活用していくことが可能です。

※画像はイメージです。
■よくある質問4:他分野ではどのような活用シーンが想定されているのですか?
提供される詳細な道路データは、建設業界の枠を超えて幅広いビジネス領域での活用が見込まれています。不動産や都市開発といった沿道利用部門においても期待が寄せられています。
不動産業者は、開発予定地の前面道路の状況や周辺情報を正確に取得し、開発計画の立案に有効活用できます。地域住民にとっても生活道路の状況を把握するための基盤データとしての利用が考えられます。
■まとめ
「DRM-PF」の提供開始は、データ活用に革新をもたらす重要な出来事です。道路管理者以外の企業にも門戸が開かれ、建設業でのIT活用が前進します。年4回の自動更新による最新データの提供や、APIによる開発コスト削減は、中小企業にも恩恵をもたらします。
日々の業務において最新プラットフォームを取り入れていくことが、企業競争力を左右する鍵となるかもしれません。
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