📊年度末で差が出る!建設会社が「儲かる現場」と「赤字現場」を見抜く振り返り術

建設業にとって3月は一年の締めくくり。公共工事の完了、民間案件の引き渡し、そして決算準備など、まさに年度末の総仕上げの時期です。しかし忙しいあまり、現場の振り返りをしないまま新年度に突入してしまう会社も少なくありません。

実はここに、利益を伸ばす会社とそうでない会社の大きな差があります。儲かる会社は必ず、年度末に「現場ごとの振り返り」を行なっています。逆に言えば、振り返りをするだけで利益体質はかなり改善できるともいえるのです。

今回は、建設業の中小企業が実践できる「儲かる現場と赤字現場の違いを見抜く年度末振り返り方法」を解説します。🏗️

📉赤字現場はなぜ生まれるのか?

建設業でよくあるのが「売上はあるのに利益が残らない」という状態です。多くの場合、原因は以下の3つです。

①見積と実際のコストがズレている
材料費や外注費、残業などが想定より増えるケースです。

②工程管理が甘い
工期が延びると
・人件費増加
・重機レンタル費
・仮設費
などが増えてしまいます。

③追加工事の管理が曖昧
建設業では「ついでにやっておいて」という追加作業が発生しがちです。これをきちんと金額化しないと利益が消えます。

つまり赤字現場の多くは、現場管理と数字管理のズレから生まれています。

📊年度末に必ず確認したい「現場3つの数字」

振り返りで重要なのは、難しい経営分析ではありません。まずは次の3つを見るだけでも十分です。

①利益率
現場ごとに
📝売上 − 原価 = 利益
を計算します。
理想的には10〜20%程度の粗利が確保されているかを確認します。
もし
・利益0
・赤字
の現場があるなら、原因を必ず洗い出す必要があります。

②工期のズレ
予定工期と実際の工期を比べます。
例えば
🚧予定:30日
☝️実際:45日
この差は、人件費・仮設費・機械費の増加につながります。
工期が延びた理由を
・天候
・段取り
・材料
・人手不足
などに分類すると、次の改善策が見えます。

③追加工事の管理
追加工事は利益を増やすチャンスですが、「サービスでやってしまう」会社も多いです。
例えば
・コンセント追加
・配管変更
・施工範囲の拡張
これらをきちんと追加見積書にすれば、利益が大きく変わります。

🛠振り返りを楽にするITツール

最近は、現場の数字を簡単に管理できるツールも増えています。

例えば
📱 ANDPAD(アンドパッド)
施工管理アプリとして有名で
・写真管理
・工程管理
・原価管理
などを一元管理できます。

📱 ダンドリワーク
中小建設会社でも導入しやすい施工管理アプリ。
・工程共有
・現場チャット
・書類管理
がスマホで可能です。

📱 建設BALENA(バレーナ)
原価管理・見積管理などをまとめて行なえるクラウドサービスです。
こうしたツールを使うと現場別利益が見える化されるため、年度末の振り返りが格段に楽になります。📈

👷儲かる会社が必ずやっている振り返り会議

利益を出している会社は、「現場反省会」を必ず行なっています。
ポイントは
・責任追及をしない
・改善点を共有する
・成功事例を共有する
ことです。

例えば
「この現場は工程がうまくいった」
「この材料の仕入れが安かった」
など、良い事例を会社全体で共有します。

これにより会社全体の施工力が底上げされるでしょう。


※画像はイメージです。

🚀新年度に向けてやるべき3つの改善

年度末の振り返りから見えた課題は、新年度の改善に活かしましょう。

おすすめはこの3つです。
①見積精度を上げる
過去のデータを使って見積精度を上げます。

②工程管理を強化する
工程表を共有し、遅れを早期に発見します。

③原価管理を現場単位で行なう
「会社全体」ではなく現場ごとに数字を見ることが重要です。これだけでも利益率は大きく改善する可能性があります。

🏗まとめ

建設業の年度末は忙しいですが、振り返りをするかどうかで来年の利益が変わります。

特に重要なのは
・現場ごとの利益
・工期のズレ
・追加工事管理
この3つです。

これらを確認するだけでも、赤字現場を減らすヒントが見えてくるでしょう。忙しい時期だからこそ、ぜひ一度現場の数字を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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