CO₂を吸収するコンクリート!?既存建物でも脱炭素に貢献する最新技術とは

建設業界では今、「脱炭素」という言葉を聞かない日はないほど注目が集まっています。🌏政府2050年カーボンニュートラルを目標に掲げ、建築・インフラ分野でもCO₂排出削減の取り組みが進んでいます。

そんななか、大手ゼネコンと大学が共同開発した 「既存のコンクリートがCO₂を吸収する技術」が実際の建物で試験施工され、業界の注目を集めています。👀

「コンクリートがCO₂を吸う?」
少し不思議に感じるかもしれませんが、この技術は将来的に 既存建物の改修や公共施設の維持管理などで活用される可能性があり、現場で働く建設会社にも関係してくるかもしれません。今回は、この新しい技術の内容と建設業界への影響を、現場目線で分かりやすく紹介します。👷‍♂️

清水建設と北海道大学が開発「DACコート」とは

今回注目されているのは、清水建設と北海道大学が共同で研究開発している CO₂固定化技術「DACコート」です。🏗️この技術は、既存のコンクリート構造物に特殊な薬剤を含浸させることで、大気中のCO₂を吸収しコンクリート内部に固定するという仕組みです。

使用されるのは CO₂吸収性能の高いアミン化合物という物質です。これをコンクリート表面に塗布することで、空気中の二酸化炭素を取り込みやすくなります。

従来のコンクリートと比較すると、2倍以上のCO₂を内部に固定できる可能性があるとされています。つまり、建物の外壁そのものが CO₂を減らす役割をもつ素材になるということです。🌱この技術は「新しい建物」だけでなく、すでに使われている建物にも施工できる点が大きな特徴です。

東京都品川区の庁舎で初の実建物施工

この技術は今回、東京都品川区にある 品川区第三庁舎で初めて実際の建物に施工されました。🏢施工された場所は、庁舎のコンクリート外壁の一部で、面積は 約55平方メートルです。ここにCO₂吸収剤を塗布し、今後 約3年間にわたりCO₂の固定量をモニタリングする予定となっています。

今回の取り組みは、東京都が推進する環境プロジェクト「東京ベイeSGプロジェクト」の先行事例の一つです。このプロジェクトでは、ベイエリアを中心に環境技術の社会実装を進めていますが、今回の施工は 内陸の公共施設にも技術が広がり始めた事例として注目されています。
自治体と企業、大学が連携することで、新しい技術を実際の社会で使えるかどうか検証しているのです。


品川区第三庁舎1階の外壁にDACコートを塗布
※画像は日刊建設工業新聞さまからお借りしています。

CO₂削減だけじゃない!建物の長寿命化にも期待

この技術のメリットは、CO₂削減だけではありません。💡使用されているアミン化合物には、鉄筋の防食性能もあるとされています。コンクリート構造物では、時間が経つと 中性化が進み、内部の鉄筋が錆びやすくなることが問題になります。

しかしこの技術では
・コンクリートの中性化抑制
・鉄筋腐食の防止
・構造物の耐久性向上
といった効果が期待されています。

つまり、脱炭素とインフラ長寿命化を同時に実現できる可能性がある技術なのです。日本では高度経済成長期に建設された橋や建物が多く、今後は補修や維持管理の需要がさらに増えていくといわれています。こうした技術が普及すれば、インフラメンテナンスの現場でも活用される可能性があります。

今後の建設業界に広がる可能性

日本では現在、脱炭素社会の実現に向けてさまざまな取り組みが進められています。
建設業界も例外ではなく、
・低炭素建材の開発
・省エネ建築
・再生可能エネルギー設備
・環境配慮型施工
などの技術開発が活発になっています。

特に公共工事では、今後 環境性能が評価されるケースが増える可能性があります。
そのため、
🌱環境配慮
🏗 建設技術
📊 維持管理
といった分野を組み合わせた新しい取り組みが、今後の建設業界の重要なテーマになりそうです。

今回のCO₂固定技術も、まだ実証段階ではありますが、将来的には
・公共施設の改修
・インフラ補修
・大型建物のメンテナンス
などに活用される可能性があります。

現場で働く私たちにとっても、こうした新しい技術の動きを知っておくことは、これからの仕事のヒントになるかもしれません。👷‍♂️


※画像はイメージです。

まとめ

清水建設と北海道大学が開発したCO₂固定化技術「DACコート」は、既存のコンクリート構造物を活用してCO₂を吸収・固定する新しい技術です。今回、東京都品川区の庁舎で初めて実建物への施工が行なわれ、今後数年間かけて効果の検証が進められます。

この技術は脱炭素だけでなく、コンクリートの耐久性向上やインフラの長寿命化にもつながる可能性があり、将来的には建設業界の現場にも広がっていくかもしれません。

建設業界は今、大きな変化の時代を迎えています。新しい技術や取り組みを知ることが、これからの仕事のヒントになるでしょう。✨

 

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