🏗️ なぜシステム天井の道を選んだのか?山本代表の原点
システム天井との出会いは、前の職場でのことである。もともと別の会社に勤めていた山本氏だったが、その会社が廃業することとなり、独立を決意した。
「もともと勤めていたところが会社を閉めるってことで、それでもともとシステム天井をやっていたので、法人化して」
前職でシステム天井の施工に従事していたこともあり、そのまま専門工事として事業を立ち上げることは自然な選択だった。平成12年(2000年)、ひとりで起こした会社は、現在では従業員4名(代表含む)の法人へと成長している。
システム天井とは、主にオフィスビルで採用される特殊な天井工法のことである。パーテーションや間仕切り壁を設置した際にも、照明器具や空調器具のレイアウトを自由に変えられる点が最大の特徴だ。壁や天井を壊すことなく設備の移動・変更ができる「レイアウトフリー」の機能性は、テナントが入れ替わるたびにレイアウト変更を繰り返すオフィスビルにとって、なくてはならない存在となっている。
「システム天井っていう、ちょっと特殊な建築の中でも仕事なんですよ」
大きく括れば軽量鉄骨(LGS)・ボード工事の一種でありながら、その精度と経験が問われる専門色の強い職種。山本代表はその道一筋に、創業から今日まで歩み続けてきた。
🔧うちにしかできないこと──精度と誠実さが語る、ティークラフトの強みとは
システム天井の施工は、一見シンプルに見えて、実は職人の腕が如実に出る仕事だという。
「仕事自体はそんなに難しくないんですけど、細かい端部のところ──柱とか壁とかにある廻り縁って金属のL型の金物をつけていくんですけど、それは角を45度で切ってつけていかないといけないんですね。そこは難しいですかね」
天井の中央部分はパネルをはめ込むだけで比較的容易だが、壁際の廻り縁(L型金物)の45度カット加工と取り付けには、相応の技術と経験が必要だ。
「普通の(工種の)職人さんがやると倍ぐらいかかっちゃうから」
専門職でなければ工数が倍になるというのが、この仕事の実情である。ティークラフトが元請けから高く評価されているのは、工期を必ず守ること、そして手戻り・手直しが少ない「一発で決まる」施工の精度にある。
さらに山本代表がスタッフに対して繰り返し伝えているのが、「見えないところこそ丁寧に」という姿勢だ。
「隠れるところはより丁寧に。手を抜かない」
この言葉には実務的な裏付けもある。オフィスビルのテナントが入れ替わる際、天井を撤去することがある。その時になって初めて、過去の施工の質が明らかになるからだ。
「テナントさんが出入りするので、撤去した時にわかっちゃうんですよ。そういう時のために、手を抜かず」
見えない部分にこそ誠実に向き合うからこそ、長年にわたって元請けからの揺るぎない信頼を築いてきた。
⚠️人手不足・専門職人の育成…課題だらけの建設業で、どう動くか
建設業全体が人手不足という課題を抱える中、システム天井という専門職種においても、即戦力となりうる人材の確保は決して容易ではない。
「専門職じゃないと(難しい)。普通の(工種の職人が)やると倍ぐらいかかっちゃうから」
技術を持った職人の絶対数が少ない中、ティークラフトでは日本人スタッフへの家賃補助を実施するほか、資格取得のための費用も会社が負担する。
「資格を取るための資金は出します」
技術を持った人材に長く安心して活躍してもらうために、会社として惜しみないサポートをする──これがティークラフトの、人材への向き合い方である。中小建設業にとって人材の定着は経営の根幹だが、同社はその投資を厭わない姿勢を貫いている。
🌱一緒に、残りの人生を楽しみませんか──山本代表が建設業の仲間に伝えたいこと
来年に向けて仕事量は増える見通しだという。現状では人手が足りているが、需要の高まりに備えて今後1〜2名の採用を検討している。
「ずっとやっぱり10年周期ぐらいでこういうの来るんで。来年はもう結構足りないぐらい忙しいんで」
山本代表が求めているのは、建設業の現場経験のある人材だ。システム天井の経験は問わないが、現場仕事の基礎を知っている人が望ましいという。年齢は問わず、真面目でガッツのある人であれば大歓迎だと語る。
「まあ、まず真面目で。年齢は問わないんで。やる気とガッツと」
そして、これから仲間となる人へのメッセージをこう締めくくった。
「一緒に、私と共に残りの人生を楽しみませんか」
この言葉は、山本代表の人柄をよく表している。自らも55歳という節目を迎えた今、同じ世代・近い世代の仲間と共に、安定した仕事と充実した職場環境を築いていきたいという想いが伝わってくる。家賃補助あり、資格取得費用の会社負担あり、工期の安定した現場──これらの条件が揃った環境で専門の技術を磨きながらキャリアを積むことができる職場が、ティークラフトである。
規模を追わず、質の高い仕事を誠実に積み重ねていく。その経営哲学は、仲間を探す今も変わらない。システム天井というニッチな専門分野で、確かな技術と信頼を武器に次のステージへ向かう株式会社ティークラフト。ともに歩む仲間を、今まさに求めている。
建設円陣PLUSでは、建設業の経営者インタビューを無料で行っています。
掲載記事はそのまま採用・営業PRにもご活用いただけます。
▶ 取材のお申し込みはこちら
費用は一切かかりません | 取材時間の目安:約30分~1時間
本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。
あわせて、協力会社探しや人材確保など、日常的な情報収集の場として無料で利用できる建設業向けマッチングサイト『建設円陣』もぜひご登録ください(緑のバナーをクリック)。

取材を通じて感じたのは、山本代表の「誠実さへの一貫したこだわり」でした。見えないところこそ丁寧に──その言葉通り、働く仲間への待遇にも同じ誠実さが息づいていたことが印象的でした。