🚛 なぜ運送業に?──成り行きで始まり、自力で積み上げた7年間
学校を卒業後、建築現場や住宅設備関係のお仕事をいくつか経験されてきた和才代表。運送業との出会いは、ご自身の言葉を借りると「成り行き」だったといいます。
「ほんま成り行きですね。昔すぎて、明確なきっかけなんてないですわ」
最初の一歩は求人を見て地元の運送会社に飛び込んだことでした。4トン車からスタートし、やがて会社側から「乗ってくれ」と声がかかったことをきっかけに、大型免許の取得を決意されます。費用はすべて自己負担でした。
「会社の支援なしで自分で取りましたね。大型通ったら、そのまま乗ってくれということで」
その会社ではホームセンターへのセンター便などを担当。7年の在籍期間中に運行管理者と整備管理者の資格もあわせて取得し、着実に独立へ向けた準備を進めてこられました。そして2020年1月、株式会社ワイズを創業。現場をドライバーとして知り抜いてきたご経験が、今の会社の土台となっています。
🔧 うちの仕事、本当のこと──無事故と信用を、一日一日で積み上げる
現在の事業は一般貨物運送で、食品と建材の配送がほぼ半々を占めています。車両は2トンがメインで、手積み・手下ろしが基本スタイルです。
現場において和才代表が特に大切にされているのが「無事故」への意識です。
「焦りさえなければ、というのが仕事の基本。やりきりを徹底していますね。あんまり無理させたくない」
和才代表が特に大切にされているのが、ドライバーへの負担を増やさずに給与を高めていきたいという考え方です。仕事量を際限なく増やすのではなく、働きやすい環境を維持しながら待遇を改善していく。そのためにも、無理をため込んでしまう方がいないよう、ドライバー一人ひとりの状態に気を配ることを大切にされているとのことでした。
一方で、荷主との関係は創業当初から変わらず続いています。
「もう創業からずっと一緒です」
長く続く関係を支えているのは、シンプルな積み重ねかもしれません。
「遅延、誤配、事故。今も最低限ですし。あとやっぱり年数ちゃいます。一年目と十年目じゃやっぱり違うかなと」
信頼は一日一日の積み重ねでしか育まれないもの。その感覚を、和才代表はご自身の体験としてしっかりと持っていらっしゃいます。
⚠️ 人手不足の本音──「来てくれたら答えよう」が代表のスタンス
運送業界の課題として和才代表が挙げてくださったのは、荷待ちや付帯作業が運賃に反映されにくい問題です。車両が小さくなるほど付帯作業は増える傾向があり、それが運賃に込み込みで語られてしまうことへの難しさを感じていらっしゃるようでした。
採用面では、求人をかけても問い合わせがなかなか来ないという状況が続いているといいます。若い世代では免許をお持ちでない方も多く、入り口の段階でのハードルを感じることもあるようです。
それでも「来てくれたら答えよう」という姿勢は変わりません。現在在籍しているスタッフのなかには、製造業から転身した未経験者もいらっしゃいます。
ワイズの職場の雰囲気として和才代表が挙げてくださったのが「自由」という言葉でした。縦割りのしがらみも少なく、仕事が終われば自分のペースで動いていい。ユニフォームはあるものの服装は個人の自由で選べるなど、車内の装飾や清掃といった管理もドライバーに任せているとのことです。
車が好き、運転が好きという方であれば、きっと楽しみながら働いていただけるのではないでしょうか。完璧なスキルよりも、当たり前のことをきちんとできる人を大切にしたい。そんな和才代表の思いが伝わってきます。今いる職場でちょっと行き詰まりを感じている20代・30代の方がいらっしゃれば、ぜひ一度話を聞きに来てほしいというのが、和才代表の正直な気持ちです。
🌱 「このまま、あと30年」──規模より中身、続けることの大切さ
大きく広げるよりも、今の仕事を丁寧に続けていきたいという和才代表。5年後・10年後のビジョンをお聞きすると、こんな言葉が返ってきました。
「もうこのままいきたいですね。あと30年はこのままで」
急拡大は考えていないものの、「今の倍の10台ぐらいになれば」という現実的な目標もお持ちです。そのためにも、今はドライバーとして一緒に働いてくれる仲間を探していらっしゃいます。
運送ドライバーという仕事の魅力をお聞きすると、建設現場での下積みを経験されてきた和才代表ならではの言葉が返ってきました。
「建設とかよりはもう全然。体への負担が全然ちゃいます。それを思ったら、もう一生できる仕事やなと」
もちろん食品配送は決して軽い仕事ではありません。ただ、体を壊すような無理はさせない、それが和才代表の考え方です。
「給料変わらんと休みが増えるんやったら、いいんちゃうかなと」
ここでいう「休みが増える」とは、休日が増えるというよりも、仕事が終わり次第帰れる「やりじまい制」による一日の拘束時間の短さを指しています。同じ給料でも、自分の時間を確保しやすい働き方ができる。それがワイズで働くことの魅力のひとつです。今の職場でくすぶっている20代・30代の方がいらっしゃれば、まずは気軽に話を聞きに来てみてはいかがでしょうか。
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取材を通じて感じたのは、和才社長の言葉の飾らない誠実さでした。「本音」を大切にしながら、スタッフが無理なく働き続けられる環境をじっくり育てていらっしゃる姿勢がとても印象的でした。