💥「ついに1㎥あたり2万8000円へ!」東京生コン協組が27年度に3000円値上げ――中小建設業に広がるコスト圧とは?

値上げラッシュの波が建設現場に…東京生コン協組が再び価格改定を発表

📢 東京地区生コンクリート協同組合(森秀樹理事長)は、2027年4月から生コンクリートの価格を1立方メートルあたり3000円値上げし、基準配合で2万8000円にすると発表しました。

2024年度に1000円、2025年度に3000円の値上げを行なったばかりで、今回の改定が実現すれば3年間で計7000円の上昇となります。

背景には、骨材価格・輸送費・電気代・設備維持費など、自助努力では吸収できないコストアップが重なっていることが挙げられます。

同組合によると、組合員アンケートでも「年間1500円のコストアップが見込まれる」という回答が大半を占め、経営努力だけではカバーしきれない現状が浮き彫りになっています。


森理事長
※画像は日刊建設工業新聞さまからお借りしています。

中小建設会社に広がる影響…「生コン価格=原価直撃」問題

💸 生コン価格の上昇は、現場の原価に直結します。

特に中小規模の建設会社では、鉄筋や仮設、職人手配など他のコストも同時に上昇しており、利益率の圧迫が深刻化しています。

たとえば、1棟あたり100㎥の生コンを使う住宅基礎工事の場合、1㎥あたり3000円の値上げで単純計算でも30万円のコスト増。

ゼネコンやハウスメーカーに比べ、下請け層は価格転嫁が難しいため、経営者や現場監督からは「また吸収か…」「もう見積りの再構成が必要だ」といった声も上がっています。

👷‍♂️現場では、1㎥単価が2万8000円という数字が“普通”になる時代が近づいており、「高止まり」が新たな常態になる可能性があるのです。

2026年度は据え置き期間――「説明と交渉の時間」を確保

📅 東京地区生コン協組は、2026年度の価格を据え置く方針を示しています。

理由は、「需要家(建設会社)への説明期間を十分に取るため」。

各現場との交渉や取引先の理解を得るには時間が必要であり、2026年度は実質的な“準備期間”として位置づけられています。

ただし、協組側は「猶予期間を設けるのは今回限り」と明言。

セメントメーカーの価格改定や物流費の動向次第では、前倒しの可能性も否定していません。

“働き方改革”で出荷減も…採用には好影響?

🧑‍🏭 一方で同協組は、2025年度から週休2日制を導入しています。

この取り組みにより出荷量は減少したものの、森理事長は「採用や問い合わせが増えている」と前向きに語ります。

現場では、「週休2日で働けるプラントなら入りたい」という若手応募者が増加中で、人材確保の観点ではプラスの効果が出ているようです。

ただし、出荷数量は前年同期比で16.2%減(上期実績110万㎥)と大幅減少。

働き方改革と供給体制の両立は、今後も大きな課題となります。

値上げ時代にどう備える?現場経営者のリアルな対策💡

📍中小建設業がこの「コストアップ時代」を乗り切るには、以下のような工夫が求められます。

1️⃣ 原価管理アプリの導入
たとえば「ANDPAD 原価管理」や「ダンドリワーク」などの実在ツールは、材料費・人件費・外注費をリアルタイムで把握可能。

生コン単価が上がっても、見積り調整や発注コントロールが即対応できます。

2️⃣ 価格転嫁のエビデンスを整える
値上げ理由を得意先に説明する際、協組発表など公的情報を提示すると説得力が高まります。

「東京地区生コン協組が発表した価格改定情報」などを社内共有資料に活用するのも有効です。

3️⃣ 公共工事案件の積算単価を常にチェック
国土交通省の「公共工事設計労務単価」や「資材単価情報(建設物価調査会)」を参考に、見積書を最新の実勢価格に合わせることが大切です。

4️⃣ 工期・発注条件の再交渉も視野に
特にコンクリート工事を多く抱える会社は、元請や施主に「価格見直し協議」の仕組みを提案することも今後のカギとなります。

まとめ:価格上昇は“ピンチ”であり“転機”でもある

🚧 建設現場にとって、生コン価格の上昇は避けられない現実です。しかしその一方で、「週休2日制」導入のように働き方の改善や生産性向上のチャンスにもつながっています。

これからの建設経営は、「値上げだから苦しい」ではなく、「どう生産性を上げ、どう価格を伝えるか」が問われる時代。

現場と経営をつなぐリーダーたちにとって、“数字を理解し、未来を設計する力”がますます重要になっていきそうです💪

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