💰 建設業は「工期短縮=利益改善」の時代へ
建設業において、利益を左右する最大の要素は何か。
材料費の高騰、人件費の上昇、外注費の増加…。さまざまな要因がありますが、最終的に大きく影響するのが工期です。
工期が延びれば、
📉 人件費が増える
📉 現場管理コストが膨らむ
📉 次の仕事に着手できない
こうした悪循環に、多くの中小建設業者が頭を悩ませています。
そんななか、「工期58%短縮」という衝撃的な成果を出した事例が、国の公共工事で生まれました。
🏛️ 国交省主導で進む新技術活用の現場
中部地方整備局・静岡河川事務所が発注した「令和7年度 駿河海岸焼津工区田尻堤防補強工事」では、建設用3Dプリンターを活用した施工が採用されています。
これは実験ではなく、
✔ 国の正式な公共工事
✔ 予算措置済み
✔ 工期・品質・安全を重視した実務導入という点が重要です。
施工を担当しているのは特種東海フォレスト株式会社。3Dプリンター技術の設計・製造は、Polyuse(ポリウス)が手がけています。

建設用3Dプリンター(中部地方整備局静岡河川事務所提供)
※画像は日刊建設工業新聞さまからお借りしています。
📉 なぜコスト削減につながるのか?数字で見る効果
今回の工事では、埋設型枠工法を採用。3Dプリンターでコンクリート型枠ブロックを造形し、そのまま構造物の一部として使用します。
その結果、
🕒 従来:約50日かかる工程
➡️ 約21日まで短縮
つまり、約29日分の工期削減です。
この29日間で削減できるコストは、
💴 現場人件費
💴 現場管理費
💴 仮設・安全対策費
など、決して小さくありません。
特に公共工事では、工期短縮=利益確保につながる重要な経営要素となります。
⚖️ 制度面から見た「新技術活用」の追い風
国土交通省は近年、i-Construction、インフラDX、担い手不足対策といった政策を通じて、建設現場への新技術導入を強く後押ししています。
3Dプリンター施工は、
✔ 人手不足の解消
✔ 危険作業の削減
✔ 働き方改革
といった政策目的と合致しており、公共工事で評価されやすい技術の一つです。
実際、静岡河川事務所では行政職員向けの現場見学会を開催し、「今後の土木施工の参考にしてほしい」と公式にコメントしています。
🏢 中小建設業にとっての現実的な関わり方
「3Dプリンターなんて大手の話では?」
そう感じる方も多いでしょう。しかし重要なのは、自社で所有するかどうかではありません。
✔ 技術を使う元請と組む
✔ 下請・協力会社として関わる
✔ 新技術対応企業として評価を得る
このように、公共工事の受注機会を広げる材料として活用できます。
特に今後は、
📌 技術提案型入札
📌 総合評価方式
で「新技術への理解・対応力」が問われる場面が増えていきます。

3Dプリンターで造形した埋設型枠ブロック(中部地方整備局静岡河川事務所提供)
※画像は日刊建設工業新聞さまからお借りしています。
📊 「知らない」ことが最大のコストになる
新技術導入で最も怖いのは、失敗ではありません。情報不足によってチャンスを逃すことです。
✔ 制度を知らない
✔ 技術トレンドを知らない
✔ 元請・発注者の評価軸を知らない
これらはすべて、将来的な
📉 受注機会の減少
📉 利益率の低下
につながります。
今回の3Dプリンター事例は、「技術」だけでなく、制度とお金の流れがどう変わっているかを示す重要なサインです。
📝 まとめ
建設用3Dプリンターは、単なる話題の技術ではありません。
工期短縮=コスト削減=利益確保、という経営に直結する武器として、すでに公共工事で実績を上げています。
中小建設業こそ、「使うかどうか」ではなく「どう関わるか」を考える時代です。
制度の流れを読み、情報を味方につけることが、これからの経営を支えます。
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