維持・修繕工事に携わる中小建設業の皆さまにとって、「積算が合わない…」「小規模作業なのに拘束時間ばかり増える…」という悩みは日常茶飯事ではないでしょうか😓。
そんななか、国土交通省が小規模・点在作業の積算と現場実態の乖離是正に向けた対応方針を示しました。
今回はそのポイントを整理し、現場仕事・中小企業にどんな影響があるのか?今後どう備えるべきか?を分かりやすく解説します💡。
なぜ「積算が合わない」問題が起きていたのか?📉
通年維持工事では、落下物処理・倒木対応・動物死骸処理など、数時間で終わる小規模作業が頻発します。
しかし実態としては――
・現場までの移動時間🚚
・機械や資材の準備⛏
・作業後の片付け・報告書作成📝
・緊急対応による待機時間⏳
これらを含めると、実労働時間以上の拘束が発生します。
アンケートでは、受注者の43%が「積算と実態が乖離している」と回答。「1~2時間の作業でも最低0.5日分で精算してほしい」という声も多く挙がっていました。これは特に中小企業向けの通年維持契約にとって死活問題です⚠️。
“半日未満は半日”の積算整理へ🧾
今回の方針で注目すべきは、
✅ 半日未満の作業は「半日」計上
✅ 1日未満の作業は「1日」計上
という考え方の整理です。
これは、いわゆる「1日未満で完了する作業の積算」の適用を検討するもの。
もし正式に整理されれば、
✔ 小規模作業の赤字リスク軽減
✔ 単価と拘束時間の整合性向上
✔ 無理な持ち出し削減
といった効果が期待できます✨。
ただし、自動的に利益が増えるわけではありません。発注者との事前協議や変更積算の手続き理解が重要になります。

※画像は建通新聞さまからお借りしています。
点在作業の回送費問題も焦点に🚧
維持工事で特に厄介なのが「施工箇所の点在」です。
例えば舗装修繕では、
・1工事につき3カ所
・箇所間距離10kmまで
・1カ所1000万~2000万円以上
という目安整理が示されました。
今後は諸経費の実態調査も行なわれる予定です。
つまり、回送費・移動コストが積算にどう反映されるかが大きなポイントになります。
中小企業の皆さんは、
📌 実際の移動距離
📌 機械回送回数
📌 作業間の待機時間
これらを日々記録しておくことが、将来の交渉材料になります。
監理技術者の“拘束問題”も整理へ👷
緊急対応時、監理技術者が毎回臨場する必要があるのか?この点についても見直しが進みます。
品質管理の必要性が低い作業や迅速性重視の対応では、立ち会い不要とする整理が進められています。
さらに―
✔ 輪番制の導入
✔ 本社受付体制の整備
✔ 待機時間の清算範囲明確化
などが示されています。
これは働き方改革の観点でも大きな前進です👏。
特に中小企業では、監理技術者が“常時拘束状態”になるケースも少なくありません。今回の整理は、技術者不足対策にもつながる可能性があります。

※画像はイメージです。
中小建設業が今やるべき3つの準備📝
制度が変わる前後は、対応の差が利益の差になります。
① 作業時間・待機時間の記録徹底
② 点在現場の移動距離データ化
③ 発注者との協議内容の文書化
「なんとなく赤字」を「根拠ある改善要求」に変えることが重要です。
また、社員や現場監督にも、「半日計上」「待機清算」などの考え方を共有しておきましょう。
今回の動きは“維持工事の常識”を変えるか?🔄
維持・修繕工事は、派手な大型案件とは違い、地域インフラを支える地道な仕事です。
しかしその裏で、
・拘束時間過多
・技術者疲弊
・積算乖離
といった構造課題を抱えてきました。
今回の整理は、その現実を制度側が認めたという意味で非常に大きい動きです。
まとめ
維持・修繕工事の積算整理は、中小建設業にとって収益改善と働き方改善のチャンスです✨。
制度は待っていても味方にはなりません。情報を知り、準備し、行動した会社から変わっていくでしょう。
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