東京・港区のビジネス街で、新たなオフィス開発が動き出しています。🏢大手不動産会社の住友不動産は、港区東新橋にある「住友不動産汐留ウイング」の増築計画を進めており、2029年の完成を目指して大規模な建設プロジェクトがスタートする予定です。
都市部ではオフィス需要の変化や企業の再編が進むなか、こうした再開発は建設業界にとって大きな仕事のチャンスでもあります。この記事では、この汐留の増築計画の概要とともに、中小建設会社にとってのビジネスチャンスについて解説します。🔍
汐留で進む大型オフィス増築計画とは
今回明らかになったのは、住友不動産が計画する「(仮称)住友不動産汐留ウイング増築計画」です。この計画では、既存のオフィスビルの北東側に隣接する土地を活用して新しい建物を増築し、既存ビルと一体化したオフィス施設として整備される予定です。
新しい建物の規模は以下の通りです。
・地下1階、地上14階建て
・高さ約78メートル
・延べ床面積 約1万1900㎡
・既存ビルと合わせて総延べ床面積 約2万1800㎡
建物構造は鉄骨造を中心に一部SRC造を採用した免震構造となり、杭基礎で支える計画となっています。都市部の高層オフィスビルらしく、地震対策を重視した設計となっています。また、オフィススペースだけでなく、駐車場などの設備も整備される予定です。
設計は日本トップクラスの設計事務所である日建設計が担当しており、施工会社は現在のところ未定となっています。2026年9月末の着工、2029年2月末の完成を目指すスケジュールです。📅

建設予定地。右は既存ビル
※画像は建設通信新聞さまからお借りしています。
現在は地下解体工事が進行中
現在の現場では、増築予定地にあった以下の建物の地下部分の解体が進められています。
・東新橋一丁目ビル
・下島ビル
・貿易広告社ビル
これらの解体工事は大手ゼネコンの大成建設が施工しており、2026年9月末までの完了を目指しています。
都市部の再開発では、まず既存建物の解体からスタートするケースがほとんどです。そのため解体工事、搬出作業、仮設工事など多くの業種が関わります。解体が終わると、基礎工事、躯体工事、設備工事、内装工事といった工程が続くことになります。
つまり一つのオフィスビルが完成するまでには、
・解体業者
・基礎工事会社
・鉄骨業者
・設備会社
・内装会社
・電気工事会社
など、数十社以上の専門業者が関わる巨大プロジェクトとなるのです。🏗️
実は中小建設会社にもチャンスが多い理由
こうした都市部の大型プロジェクトは「大手ゼネコンだけの仕事」と思われがちですが、実際には多くの仕事が協力会社に発注されています。ゼネコンは元請として全体管理を行ないますが、現場で実際に施工するのは多くの専門業者です。
例えば以下のような業種は、協力会社として参加するケースが少なくありません。
🔧 足場工事
🔧 型枠工事
🔧 鉄筋工事
🔧 内装仕上げ
🔧 電気設備
🔧 空調設備
🔧 防水工事
🔧 外構工事
都市部では常に再開発が進んでいるため、こうした大型案件が連続的に発生しているのが特徴です。
汐留・虎ノ門・品川・日本橋などのエリアでは、今後もオフィスビルや複合施設の開発が予定されています。そのため、実績を積んだ中小企業が協力会社として参入するチャンスは十分にあるといえるでしょう。📈
都市再開発はこれからも続く
コロナ禍では「オフィス不要論」も話題になりましたが、実際には都市部の再開発は現在も活発です。理由は主に次の3つです。
① 老朽化ビルの建替え需要
② 企業の本社機能の集約
③ 環境性能の高いビルへの更新
特に近年は、省エネ性能や脱炭素対応を重視したオフィスビルが増えており、古いビルの建て替えが加速しています。また耐震性能やBCP対策の観点からも、免震構造や高性能設備を備えたビルへの更新が進んでいます。
こうした流れは、建設業界にとっては大きな追い風です。🌏特に都市部では再開発案件が次々に生まれており、仕事はあるが人手が足りない」という状況が続いています。つまり、技術力をもつ中小建設会社にとっては、まだまだ仕事のチャンスが広がっている業界といえるでしょう。

※画像はイメージです。
協力会社ネットワークが今後のカギ
一方で、多くの建設会社が悩んでいるのが次の問題です。
・協力会社が足りない
・人手が確保できない
・職人の高齢化
・新しい取引先が見つからない
大型プロジェクトが増えるほど、協力会社ネットワークの重要性は高まります。近年では、建設業界でもマッチングサービスやオンラインネットワークを活用する企業が増えています。
従来の紹介だけに頼るのではなく、新しい出会いを作ることで仕事の幅を広げることが可能になります。特に地方の企業でも、こうした仕組みを使うことで都市部の案件に関わるチャンスが生まれるケースもあります。
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まとめ
今回の汐留ウイング増築計画は、都市再開発が今も活発に続いていることを示す象徴的なプロジェクトといえます。こうした大型案件は、大手企業だけでなく多くの中小建設会社が関わることで完成します。
都市再開発が続く限り、建設業界にはまだまだ多くの仕事のチャンスが存在します。今後のビジネスチャンスをつかむためにも、新しい情報収集や協力会社ネットワークの構築を意識していくことが重要といえるでしょう。🏗️
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