BIM人材不足が深刻化する今、CAD経験者こそキャリアを変えるチャンスだ
建設業界では、BIM(Building Information Modeling)を扱える人材の需要が急速に高まっている。しかし実務で活用できる技術者の育成は追いついておらず、現場と人材市場の間には大きなギャップが生じている。こうした状況を受け、人材サービス大手のパーソルテンプスタッフ株式会社が、CAD実務経験者を対象としたBIM技術者育成オンラインセミナーの開催を発表した。
パーソルテンプスタッフがBIM育成セミナーを開催
プレスリリースでは、セミナーの概要と背景について次のように述べられている。
『パーソルテンプスタッフ株式会社は、2026年8月1日(土)、BIM技術者を目指す方向けに、内装分野に特化したBIM活用と、実務に直結するスキル習得に焦点を当てたオンラインセミナーを開催します。さらに、当社渋谷オフィスで参加される限定10名の方にキャリア面談も実施します。建設投資の拡大、時間外労働の上限規制を背景に、生産性向上に向けたBIM/CIM導入の重要性が高まる中、実務で活用できる人材のニーズが高まっています。本セミナーでは、BIMの基礎から活用事例、求められる人材スキルまでを解説し、CAD実務経験者のキャリア形成を支援します。』
引用元:パーソルテンプスタッフ株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
なぜ今、BIM人材の不足が深刻なのか
国土交通省の「令和7年度建設投資見通し」によれば、2025年度の建設投資は75兆5,700億円に達し、民間非住宅建設投資は前年度比8.7%増と高い伸びが予測されている。市場が拡大する一方で、建設業就業者の高齢化は加速しており、55歳以上が約37%、29歳以下が約11%という状況が続いている。
技術者の絶対数が減少する中、BIM/CIMは設計・施工・維持管理の全工程を3次元モデルで一元管理し、業務効率を大幅に高める手法として国が普及を推進している。しかし、ツールを導入しても使いこなせる人材がいなければ意味をなさない。この「道具はあるが人がいない」という構造的な問題が、建設現場のDX推進を阻む最大の壁となっている。
セミナーの内容と申し込み概要
今回のセミナーは、株式会社船場と連携して実施される。同社はBIM CONNECT本部を設置し、商業施設やオフィスなど幅広い空間設計でBIMを実務活用してきた実績を持つ。セミナーではBIMの基礎知識にとどまらず、内装ディスプレイ業界の現状、同社のBIM活用事例「SEMBA BIM」の紹介、そして実務で求められる人物像まで具体的に解説される予定だ。
講師は、株式会社船場 BIM CONNECT本部 戦略企画部部長の大倉佑介氏が務める。大倉氏は2018年入社後、海外商業施設の設計に従事し、2019年にBIM推進室を立ち上げた人物で、現在はBIM・AI戦略の立案とデジタル基盤構築を担っている。内装BIM教育サービスやメタバースデザインにも携わるなど、実践と教育の両面で豊富な経験を持つ。
引用元:パーソルテンプスタッフ株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
セミナーの開催概要は以下の通りだ。
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日時:2026年8月1日(土)13:00〜15:00
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形式:オンライン(定員500名・先着順)/来社(渋谷オフィス・定員10名・抽選)
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参加費:無料
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対象:CAD実務経験者、BIM関心者、建設DXに関わる方
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申込締切:来社は2026年7月22日(水)23:59、オンラインは2026年7月31日(金)17:30
渋谷オフィスへの来社参加者のうち希望者には、セミナー終了後にキャリア面談も実施される。CAD実務経験を持つ技術者にとって、BIM分野への転換を具体的に検討できる貴重な機会となるだろう。
CAD経験者が今すぐBIMに取り組むべき理由
2Dの図面作成を中心としたCADオペレーション業務は、BIMの普及とともに業務の位置づけが変化しつつある。設計補助やCADオペレーターとして現場を支えてきた人材にとって、BIMスキルの習得はキャリアの幅を広げるだけでなく、将来的な雇用の安定にも直結する問題だ。
建設業界の人手不足が深刻化するなか、BIMを扱える実務者の市場価値は今後ますます高まることが予想される。特に内装・商業施設分野では、空間のデジタル化が急速に進んでおり、BIM技術者としての専門性はそのまま差別化要因となりうる。今回のセミナーは参加無料であり、初めてBIMに触れる方でも基礎から学べる構成となっている。まずは参加して、自分のキャリアの可能性を確認することが第一歩となる。
まとめ
建設投資の拡大と就業者の高齢化が同時進行する今、BIM人材の育成は業界全体の喫緊の課題となっている。パーソルテンプスタッフが開催する今回のセミナーは、CAD実務経験者がBIM技術者としてのキャリアを切り開くための実践的な機会だ。無料・オンライン対応という参加のしやすさも魅力であり、建設DXの波に乗り遅れないためにも、参加を検討してみてはいかがだろうか。
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