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建設業というと、工事を請け負い、建物や道路などを形にする仕事というイメージが強いかもしれません。しかし地域に根を張る中小企業にとって、地域との関わり方は「仕事をする」だけではありません。
今回、福島県郡山市の和建機械産業株式会社が、サッカークラブのいわきFCとビジネスパートナー契約を結んだというニュースは、建設関連企業の地域とのつながりを考えるきっかけになりそうです。
いわきFCは2026年9月7日、和建機械産業株式会社とのビジネスパートナー契約締結を発表しました。
『このたび、いわきFCは、和建機械産業株式会社とビジネスパートナー契約を締結しましたので、お知らせいたします。』
また、契約に至った背景について、いわきFCは次のように発表しています。
『いわきFCの夢である「浜を照らす光となること」に賛同いただき、ビジネスパートナー締結に至りました。』
和建機械産業株式会社は福島県郡山市に本社を置き、産業廃棄物中間処理業、改良土プラント、電気工事、産業機械の設計・施工・販売、土木・建設業などを手掛けています。
今回のニュースで注目したいのは、スポーツチームとの契約そのものだけではありません。建設業を含む地域企業が、事業とは異なる形で地域との接点を持っている点です。
建設会社は、地域の住宅や施設、道路など、暮らしに関わる仕事を担っています。その一方で、一般の人から見ると「どんな会社なのか」「どんな仕事をしているのか」が分かりにくいこともあります。
そこで、地域のスポーツやイベント、文化活動などとの接点を持つことは、会社を知ってもらう一つのきっかけになります。 もちろん、すべての企業がスポーツチームと契約する必要があるわけではありません。重要なのは、自社の規模や地域性に合った方法で、地域との接点を考えることです。
地域貢献という言葉を聞くと、大きなイベントへの協賛や多額の支援を思い浮かべるかもしれません。しかし、中小企業だからこそできる関わり方もあります。
例えば、地域のスポーツ大会や行事への協力、地域イベントへの参加、子どもたちの職業体験への協力などです。会社の業務内容によっては、建設現場や仕事に関する知識を地域に伝える機会をつくる方法もあります。
大切なのは、「何か大きなことをする」ことだけではありません。自社が普段行なっている仕事や持っている技術を、地域との接点につなげられないか考えることです。
こうした活動を考える際には、経営者だけで決めるのではなく、社員に「地域で応援したいものはあるか」と聞いてみるのも一つの方法です。普段とは違う視点から、自社と地域の新しい接点が見つかるかもしれません。
建設業では、技術力や施工実績だけでなく、「どんな会社なのか」を知ってもらうことも重要です。 地域に長く存在する企業であれば、仕事を通じて地域を支えていること自体が大きな強みになります。そこに地域のスポーツやイベントなどとの接点が加われば、普段は接する機会のない人にも会社を知ってもらうきっかけになります。
ただし、地域貢献を「会社の宣伝」とだけ考えると、活動そのものが続きにくくなる可能性があります。自社にとって無理のない範囲で、地域との関係をどう育てていくかという視点が大切です。
今回の和建機械産業株式会社といわきFCの契約も、地域企業とスポーツの接点という一つの事例です。自社ではどのような形なら地域と関われるのかを考えてみることに意味があります。
※画像はイメージです
建設会社の地域貢献は、特別な活動だけを指すものではありません。地域で仕事を続ける企業だからこそ、スポーツや行事などを通じて新しい接点をつくる方法があります。
いわきFCと和建機械産業株式会社の取り組みを、自社ならではの地域とのつながり方を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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