記事を読み込み中です

現場では、「材料を取りに行くついでに、あれも確認しておいて」「帰るついでに、事務所へ寄って」など、“ついで”という言葉がよく登場します。🧰
一つひとつは数分の作業でも、積み重なると移動や確認が増え、本来の仕事に使える時間を圧迫します。特に少人数で現場を回す会社では、社長や職長が「自分がやったほうが早い」と抱え込みやすく、気づかないうちに負担が膨らみます。
「ついで」を減らすことは、仕事をサボることではありません。むしろ、仕事の流れを整理して、必要な作業に集中するための工夫です。🔧
たとえば、資材を取りに行く予定があるとします。その際に「せっかくだから別の現場にも届けよう」と追加すると、届け先での確認、積み下ろし、連絡などが発生することがあります。
さらに、その場で別件を頼まれれば、予定外の確認まで増えていきます。結果として、最初は10分程度の「ついで」のつもりが、移動を含めて30分、1時間と膨らむこともあります。⏱️
ここで大切なのは、ついで作業にも人の時間と車両、燃料、道具、注意力が使われているということです。
特に注意したいのが「ついでに寄る」が何度も発生するケースです。現場から倉庫、倉庫から事務所、事務所から別現場という移動が増えれば、作業そのものではない時間が積み上がります。
もちろん、まとめて済ませることが効率的な場合もあります。📦問題なのは、何でも一回の移動に詰め込めばよいわけではないことです。
たとえば、急ぎではない確認のために遠回りをしたり、少量の資材だけを届けるために車を出したりすると、かえって効率が落ちる場合があります。判断するときは、「ついでだからやる」ではなく、「今やる必要があるか」を考えるのがポイントです。
今日でなくてもよい確認なら、次回の訪問時にまとめる。別の人が近くへ行く予定なら、そのタイミングに合わせる。電話やメッセージで確認できることなら、移動そのものをなくす。📱
こうした小さな判断だけでも、余計な移動は減らせます。
いきなり業務を大きく変える必要はありません。まずは1日だけ、「ついでにやったこと」をメモしてみましょう。📝
「資材を届けたついでに別現場を確認」「帰社するついでに銀行へ寄った」「現場へ向かう途中で部品を購入した」など、細かいことで構いません。
そのうえで、次の3つに分けてみます。
①その場でしかできないこと
現場確認など、実際に足を運ぶ必要があるもの。
②まとめられること
同じ方面への配送や、同じ日に行なえる確認など。
③なくせること
電話、写真、チャットなどで済ませられる確認や、そもそも必要性が低い作業です。
この整理をするだけでも、「毎回やっているけれど、本当に必要なのか」という仕事が見えてきます。🔍
ついで作業を減らすメリットは、単純な時間短縮だけではありません。
移動が減れば、車両の使用や燃料も抑えやすくなります。予定外の作業が減れば、現場の段取りも崩れにくくなります。そして何より、職人や現場監督が本来やるべき仕事に集中しやすくなることが大きなポイントです。🏗️
また、「これもお願い」と仕事を追加する側も、一度立ち止まって考えるきっかけになります。「次に近くへ行く予定はあるか」「今すぐ必要なのか」を確認するだけで、現場の負担は変わります。
大切なのは、「ついで」をすべて禁止することではありません。効率のよいついでまでなくしてしまえば、逆に手間が増えることもあります。
だからこそ、「そのついで、本当に今やる?」と一度考える習慣が役立ちます。✨
現場の忙しさは、大きな仕事だけで決まるものではありません。「ついでに寄る」「ついでに確認する」「ついでに持っていく」といった小さな作業が重なることで、時間と人手が少しずつ消えていきます。
まずは1日だけ、どんな「ついで」が発生しているかを書き出してみましょう。なくせるもの、まとめられるものを見つけるだけでも、現場の動きは変えられます。
忙しい会社ほど、仕事を増やす工夫だけでなく、余計な仕事を減らす工夫にも目を向けたいものです。🔧
本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。
現場の「ついで作業」を減らして本来の仕事に集中するためにも、協力会社探し・人手確保には無料の建設業向けマッチングサービス『建設円陣』への登録をご検討ください(緑のバナーをクリック)。
➡関連記事:やることが多すぎる現場、優先順位は「3つ」で決める
お問い合わせフォームを読み込んでいます。お問い合わせページもご利用いただけます。
お問い合わせフォームを読み込み中です「建設円陣PLUS編集部」は、建設業界に特化したプラットフォーム「建設円陣」を運営する株式会社エンジョイワークスの編集チームです。中小建設業の経営・人材・現場課題を、国土交通省・厚生労働省、業界専門紙や公的機関の情報をもとに解説します。