建設現場では、熱中症対策として空調服や冷却グッズ、水分・塩分補給などが広く普及しています。一方で、近年は「何を食べるか」も現場の安全管理を支える重要な要素として注目されています。
今回、リライフメンテホールディングス株式会社は、インフラメンテナンスの重要性を発信する「日本インフラ再生計画」の一環として、株式会社ほっかほっか亭総本部と共同で、現場職人の声を取り入れた夏向けメニュー「夏のカラダメンテ飯」を開発しました。 また、建設現場経験を持つタレント・ユージさんが鉄塔塗装作業を体験し、インフラを支える職人の仕事の価値や、夏場の過酷な作業環境について発信しています。
今回は、この取り組みを通して、建設現場における熱中症対策と健康管理について考えます。
リライフメンテホールディングスが職人の健康を支える新たな取り組みを開始
『インフラの老朽化が急速に進行する中、守り手となる企業は事業承継に課題を抱え、建設現場からの人材離れが加速しています。
インフラ老朽化という社会課題に対し、インフラメンテナンスの重要性や現場で働く職人の価値・誇りを社会へ発信し、日本のインフラを次世代へつなぐことを目的としたプロジェクト「日本インフラ再生計画」を展開しています。』
引用元:リライフメンテホールディングス株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
今回の取り組みでは、建設現場で働いた経験を持つタレントのユージさんが、千葉県内で実際の鉄塔塗装作業を体験しました。
鉄塔塗装は、送電設備を長期間安全に使用するために欠かせない維持管理業務です。錆の除去や塗装の更新を行なうことで設備の寿命を延ばし、病院や住宅、企業へ安定して電力を届ける重要な役割を担っています。
ユージさんは作業後、「職人の仕事は本当に体力を使う」「改めて職人さんはかっこいい」とコメントしており、現場で働く人たちへの敬意を語っています。
猛暑時代は「食事」も熱中症対策の一つ
近年は猛暑の影響により、建設業の熱中症リスクが年々高まっています。 現場では水分補給や休憩時間の確保、ファン付きウェアやミストファンなどの設備導入が進んでいますが、それだけでは十分とはいえません。
今回開発された「夏のカラダメンテ飯」は、そうした背景から誕生しました。 特徴は、実際に現場で働く職人へのヒアリングを行ない、「暑い日は食欲が落ちる」「午後の作業に向けてしっかり食べたい」「簡単に済ませてしまいがち」といった現場の声を反映している点です。
管理栄養士が監修し、試食会を重ねながら完成したメニューは、栄養バランスだけでなく、食べやすさや塩分補給にも配慮されています。 ラインアップは、さっぱりと食べられる「スタミナ天ぷら冷し梅おろしうどん」と、豚肉や野菜をしっかり摂取できる「スタミナ肉盛野菜炒め弁当」の2種類です。
どちらも夏場に不足しがちな栄養素や塩分補給を意識して開発されており、現場作業員だけでなく、屋外で働く人全般を意識した内容となっています。
引用元:リライフメンテホールディングス株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
現場を支えるのは設備だけではなく「人」の健康管理
建設現場では、熱中症対策として空調服や送風機、ミスト設備などの導入が進んでいます。しかし、これらの設備だけで暑さによる体調不良を完全に防ぐことはできません。
重要なのは、現場全体で「体調を崩さない環境」をつくることです。十分な睡眠や水分・塩分補給に加え、食事による栄養補給も体力維持には欠かせません。
特に夏場は食欲が落ちやすく、昼食を簡単に済ませてしまう人も少なくありません。その結果、午後の作業で集中力が低下したり、疲労が蓄積したりする可能性があります。
今回のように、現場で働く人の声をもとに食べやすさや栄養バランスを考えた食事を提案する取り組みは、働く環境を改善する一つの方法といえるでしょう。 また、福利厚生の一環として食事を支援する企業も増えており、社員の健康を守ることは、安全管理だけでなく、人材定着や企業イメージの向上にもつながる取り組みとして注目されています。
職人の価値を社会へ伝えることが人材不足解消につながる
今回のプロジェクトでは、食事の提供だけではなく、「職人リスペクト」を社会へ広げることも大きな目的とされています。
建設業界では、インフラの老朽化が進む一方で、担い手不足や技能継承が大きな課題となっています。道路や橋梁、送電設備など、私たちの暮らしを支えるインフラは、現場で働く技術者や職人の存在があって初めて維持されています。
ユージさんも体験後、「子供たちの未来のためにもインフラメンテナンスを続けていく必要がある」とコメントしており、普段は目立たない仕事の重要性を改めて発信しました。 建設業は「きつい仕事」というイメージだけが先行しがちですが、社会インフラを守るという使命や達成感、地域の安全を支える誇りも大きな魅力です。
こうした価値を積極的に発信していくことは、若い世代に建設業の魅力を伝え、将来の担い手確保にもつながるでしょう。
まとめ
猛暑が続く近年の建設現場では、熱中症対策は空調設備や休憩時間の確保だけでなく、食事による健康管理まで含めて考える時代になっています。 今回のリライフメンテホールディングス株式会社と株式会社ほっかほっか亭総本部の取り組みは、現場で働く職人の声を反映し、「現場を支える人を食で支える」という新しい視点を示しました。
また、インフラメンテナンスの重要性や職人の価値を社会へ伝える活動は、人材不足という業界課題の解決にもつながる可能性があります。 建設会社においても、安全対策とあわせて社員の健康管理や福利厚生を見直すきっかけとして、今回の事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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