💧 徳島県板野郡に本社を構える株式会社NOAHプラスは、給排水衛生設備工事を主軸に、ガス配管・消火設備まで幅広く手がける技術集団だ。現在は関東エリアを中心に全国を飛び回り、元請企業からの厚い信頼を背景に着実な実績を積み上げている。代表の島津宏基氏は、38歳でゼロからこの道に飛び込んだ異色の経営者。🛠️「愚直に積み重ねてきた」と語るその言葉の奥にある、仕事哲学と人材への想いに迫る。
🏗️ なぜ38歳で建設業へ?「自分でやりたい」という衝動
島津代表がこの業界に飛び込んだのは、今から約14年前のこと。38歳でゼロからのスタートだった。 「職をつけて、自分自身でやりたい気持ちがあった」と振り返る島津代表。実家が自営業の工事業を営んでいたことも、背中を押した要因のひとつだ。「こうなりたい、こうやりたいっていうのをずっと目指してきた」という言葉には、チャレンジを恐れない気質がにじみ出る。 建設業に入ってからは、まず2年間、親方の下で修行を積み、その後個人事業として独立。10年足らずで法人化を果たし、現在に至る。ゼロから着実にステップを踏んできたその歩みは、中小建設業の経営者なら誰もが共感できるリアルさがある。目標を明確に持ち、愚直に一年ずつ積み上げてきた姿勢が、今の会社の礎になっている。
🔧 断っても仕事が来る──「信用・信頼・高い技術」が生む本物の強さ
現在、NOAHプラスの仕事は元請企業からの発注がほぼ100%。新規開拓の営業は一切行っていない。むしろ「断っても仕事が来る」という状況だという。 「もう自動的に断っても来るんで。これ以上は無理ですね」 現在7〜8名のチームで、「あと3人、できる人が入ってくれたら」というのが今の率直な想いだ。少人数制で目が届く環境を大切にしており、中小建設業にとって、規模の拡大が必ずしも正解ではないことを、島津代表は肌でわかっている。 では、なぜこれほど信頼されるのか。答えはシンプルだった。「一番は信用・信頼関係と高い技術だと思います。どんな現場もきちっとやって収めてくる」。 特に意識しているのが、納期への姿勢だ。「期間内に必ず収めるっていうのは、ありきたりかもしれないけど大事。相手が求めることをきちっとやる」。建設現場では工程が伸びることが日常茶飯事の中、「段取りをしっかり組んで、どんな状況でも収めていく」というスタンスが、気づいたら厚い信頼へと変わっていた。「信用って積み重ねなんでね。気づいたらこうなってたっていう感じ」。 チーム体制も、2人1組を基本としており、ベテランと若手がペアを組む形で現場に臨む。小規模だからこそ機動力があり、フットワーク軽く全国の現場に対応できることも、元請企業から重宝される理由のひとつだ。
⚠️ 「三K」のイメージを変えたい──建設業の課題と、島津代表が信じる可能性
建設業界が「きつい・汚い・危険」という三Kのイメージを抱えていることは、島津代表も十分に承知している。むしろ、そのイメージこそが変えるべき課題だと明言する。 「そうじゃないよっていうことを伝えたいんですよね」 転職組として外側からこの業界を見てきた島津代表には、建設業の弱点と強みの両方が見えている。人が集まりにくい背景がある一方で、「学歴がない子でも超お金持ちになれる可能性がある」と力説する。手に職をつけ、独立すれば収入を大きく伸ばせる──これは建設業に限らず自営業全般の魅力だが、中でも給排水設備工事は「水道・電気・ガスは絶対になくならないライフライン」というキャリアの安定性も持ち合わせている。 「ずっとある仕事なんで、食いっぱぐれない」という言葉は、業界に入ることを迷っている人への、力強いメッセージだ。 DXや人手不足といった課題への対応については、「やり方自体はほとんど変わらない仕事だけど、今のやり方で一番いい方法を取り入れていく意識は持っている」とのこと。現場の技術は伝統的でも、時代に合わせてアップデートしていく姿勢は欠かさない。
🌱 働いてくれた人が、安心できる会社に──島津代表が描く次のステップ
採用については、現在Indeedなど複数の媒体に出稿しており、経験者は大歓迎だが、やる気のある未経験者も積極的に迎えたいと言う。「誰もが最初から素人なんで。素人から入っていくんで、全然オッケー」。 職場の雰囲気はフランクで、10人に満たない規模だからこそ、上下関係もきつくない。歓迎会や年末年始のイベントも定期的に行い、若いスタッフの「社員旅行で海外に行きたい」という声を受けて、海外渡航を検討中というエピソードも。 「働いてくれた人が安心して、それだけの収入があって、満足感があるっていうことが一番」 資格取得のサポートや休暇の確保など、社員とその家族まで視野に入れた働き方を実現していきたい、というのが島津代表のビジョンだ。「会社を成長させるために人が必要。人がいないと成長しない」と語る言葉には、単なる採用ニーズを超えた、人への誠実な眼差しがある。 中小建設業にとって「信頼できる仲間を増やすこと」は、業績以上に大切な経営課題だ。NOAHプラスが求める人材とは、資格や経験よりも「愚直にやれる人」。その価値観は、島津代表自身のキャリアそのものだ。
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📝 編集部コメント
取材を通じて伝わってきたのは、島津代表の熱さとチャレンジ精神の強さでした。公務員から38歳で異業種へ飛び込み、目標を一つひとつ実現してきたバイタリティはもちろん、「働いてくれた人とその家族が安心できる会社に」という言葉には、経営者としての本物の従業員想いが溢れていました。こんな代表のいる会社で働いてみたい、と素直に感じた取材でした。