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現場では毎日、多くの人と顔を合わせます。元請、協力会社、職人、資材関係者など、仕事を通じて人と接する機会は決して少なくありません。それでも、「新しい仕事につながる人脈が増えない」「困ったときに相談できる相手が思い浮かばない」と感じる会社はあるのではないでしょうか。
建設業では、同じ地域や取引先の中で仕事が続くほど、付き合いのある会社が固定されやすくなります。これは信頼関係という大きな強みがある一方、新しい協力会社や異なる専門分野の事業者を知る機会が少なくなるという側面もあります。
人とのつながりというと、名刺交換の枚数や取引先の数を思い浮かべがちです。しかし、実際に役立つのは、困ったときに連絡できる関係です。
例えば、急に応援の職人が必要になったとき、「あの会社なら相談できる」と思える相手がいるだけでも、対応の選択肢は変わります。専門外の工事について相談したいときや、新しい資材について話を聞きたいときにも、顔の見える相手がいれば話を始めやすくなります。
だからこそ、つながりを増やすときに大切なのは、最初から仕事を依頼することではありません。「どんな仕事をしているのか」「どんな現場を得意としているのか」といった基本的な情報を知るところから始めることです。
新しい関係をつくるために、特別な営業活動が必要とは限りません。現場での短い会話も、立派なきっかけになります。
「最近はどんな工事が多いですか」「この工種はどこまで対応できますか」といった仕事に関する会話から、相手の得意分野や対応できる範囲が見えてくることがあります。そこで話した内容を覚えておけば、後日、必要な場面で相談しやすくなります。
重要なのは、一度話しただけで終わらせないことです。次に会ったときに前回の話題に触れる、仕事ぶりについて一言伝えるなど、小さなやり取りを重ねることで、単なる顔見知りから「相談できる相手」に変わっていきます。
ここで大切なのは、無理に関係を深めようとしないことです。相手の仕事や考え方を知り、自社のことも知ってもらう。そうした自然なやり取りの積み重ねが、結果として長く続く関係をつくります。
人との交流は、仕事が発生してから始めるものとは限りません。むしろ、仕事が必要になったときに初めて相手を探すより、普段から関係をつくっておいたほうが相談はスムーズです。
また、つながりは自社だけのために持つものでもありません。相手から相談を受けたとき、自社で対応できなければ別の会社を紹介する。その積み重ねが、別の仕事や協業のきっかけになることもあります。
普段の現場だけでは、出会える人に限りがあります。だからこそ、同業者が集まる交流の場に参加することも選択肢の一つです。
最初から「仕事を取る」「契約につなげる」と考えると、参加する側も相手側も構えてしまいます。まずは仕事内容を聞く、地域の情報を交換する、同じような悩みについて話す。それだけでも、これまで知らなかった会社や職人を知るきっかけになります。
特に、同じ建設業でも専門工事や得意な案件が違えば、普段の現場では接点がなかった相手と知り合える可能性があります。自社だけでは解決しにくい課題について、別の視点から話を聞けることも交流のメリットです。
建設業者同士がリアルに交そ流する場として、「ツナガルナイト」を不定期で開催しています。普段の現場とは違う場所で、仕事のつながりを広げるきっかけを探している人は、関連記事から内容を確認してみてはいかがでしょうか。
➡関連記事:職人不足にサヨナラ!横のつながりが会社の未来を変えるリアルな人脈作り術『ツナガルナイト』
現場では毎日人に会っていても、それだけで仕事のつながりが自然に増えるとは限りません。大切なのは、名刺の枚数ではなく、「何かあったら相談してみよう」と思える関係を少しずつ増やしていくことです。
まずは目の前の会話を大切にし、時には普段の仕事の範囲を越えて人と出会う場にも足を運ぶ。そんな小さな行動が、将来の協力会社や仕事のきっかけにつながっていきます。
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