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現場で働くメガネユーザーの方にとって、冬は少しやっかいな季節です。寒い屋外から暖かい詰所に入った瞬間にレンズが真っ白になる、マスクの息で曇って足元が見えない。そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、普段のメガネを守りながら視界を確保するには、メガネの上から掛けられる「オーバーグラス型」の保護メガネ(オーバーグラスとは:視力矯正用のメガネを掛けたまま、その上から重ねて掛けられる大きめの保護メガネ)と、曇り止め対策を組み合わせるのが近道です。
※画像はイメージです
普段使いのメガネは、あくまで視力を補うための道具です。飛来物や粉じんから目を守ることを前提に作られているわけではありません。ハツリや切断、研削作業では細かい破片が想像以上の勢いで飛んできます。レンズの横や下にはすき間があるため、そこから異物が入り込むおそれもあります。
また、愛用のメガネのレンズに傷が付いたり、フレームが曲がったりすると、作り直しに数万円かかることもあります。現場で使うたびにヒヤヒヤするくらいなら、守る道具を一つ足したほうが、お財布にも気持ちにもやさしいはずです。
さらに冬場は曇りが大きな問題になります。視界が一瞬でも奪われると、段差でのつまずきや重機との接触につながりかねません。曇りは単なる不快感ではなく、安全上のリスクだと考えておきたいところです。
保護メガネを選ぶ際の目安になるのが、JIS T 8147(JIS T 8147とは:保護めがねの性能や試験方法を定めた日本産業規格)への適合です。衝撃への強さなど、一定の基準を満たしているかどうかを判断する材料になります。
そのうえで、メガネユーザーが確認したいのは次の3点です。
1つ目は、手持ちのメガネがすっぽり収まるサイズかどうか。
2つ目は、レンズに曇り止め加工がされているかどうか。
3つ目は、長時間掛けても耳や鼻が痛くならない重さとフィット感かどうかです。ヘルメットや防じんマスクと一緒に使う場面が多いので、可能であれば実際に組み合わせて試着してみるのがおすすめです。
具体的な製品としては、まず山本光学の「NO.337 オーバーグラスタイプ 一眼形保護めがね」があります。スポーツ用アイウエア「SWANS」ブランドでも知られる大阪のメーカーの製品で、防護面積を広く確保したワイドな形状が特徴です。メガネの上から掛けやすく、切削やハツリ作業などに向いています。
曇り対策を重視するなら、ミドリ安全の「ビジョンベルデ 一眼型保護めがね VS-104F」のような曇り止めタイプも選択肢になります。マスクを着けたままの作業が多い方には心強い存在です。
手持ちのメガネの曇りが気になる場合は、トラスコ中山の「メガクリア(曇り止め)」のようなスプレータイプの曇り止め剤を1本持っておくと便利です。レンズに吹き付けて拭き取るだけで手軽に使え、レンズにやさしい中性タイプなのもうれしいポイントです。いずれもモノタロウやミスミなどの工具通販サイトで購入できます。
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せっかくの保護メガネも、扱い方しだいで寿命が大きく変わります。砂やほこりが付いたまま乾いた布でこすると、細かい傷の原因になります。まず水で汚れを流し、やわらかい布で水気を取るのが基本です。曇り止め加工のレンズは、強い洗剤やアルコールで加工が落ちることもあるため、取扱説明書を一度確認しておきましょう。
また、作業中に胸ポケットやヘルメットへ引っかけておく方も多いですが、落下や紛失の原因になります。ケースに入れて道具箱にしまうなど、置き場所を決めておくだけでもトラブルはぐっと減ります。会社として数本まとめて用意しておけば、新人さんや応援に来た職人さんにもすぐ貸し出せます。
現場のメガネユーザーにとって、曇りや破損は「仕方ないもの」とあきらめがちです。しかし、オーバーグラス型の保護メガネと曇り止め対策を取り入れるだけで、視界も安全もぐっと改善します。寒さが本格化する前に、ご自身と仲間の目の守り方を一度見直してみてください。
冬の現場でも安全第一で作業を進めるには、安全意識を共有できる協力会社とのつながりも欠かせません。信頼できるパートナー探しは、無料の建設業向けマッチングサービス『建設円陣』へのご登録から始めてみませんか(緑のバナーをクリック)。
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