記事を読み込み中です

秋になると、夏場の暑さや汗への対策に目が向きがちですが、現場では空気の乾燥による道具の変化にも気を配りたい時期です。特に屋外で使う工具や木製の道具、保管している資材などは、湿度や温度の変化によって状態が変わることがあります。
「いつも使っているから大丈夫」と思っていても、季節が変われば確認するポイントも変わります。秋の現場では、道具を長く使うための小さな点検を習慣にすることが、思わぬトラブルを防ぐきっかけになります。
空気が乾燥すると、木材などに含まれる水分が少なくなります。木材の含水率が変化すると、木が収縮したり、反対に湿気を吸って膨張したりすることがあります。
現場で使う木製の柄や木製工具なども、こうした季節の変化とは無関係ではありません。柄の部分にガタつきがないか、ひび割れや欠けがないかなど、普段から触れて確認することが大切です。
また、乾燥した環境では、ほこりや細かなごみが目立ちやすくなることもあります。工具を使い終わった後に簡単な清掃を行なうだけでも、状態の変化に気づきやすくなります。
※画像はイメージです
現場道具の管理でありがちなのが、「まだ使えるから、そのままでいい」という判断です。しかし、道具は使用できる状態と、安全に使える状態が必ずしも同じとは限りません。
例えば、柄に小さなひびがある、接合部分が少し緩んでいる、刃物の状態が悪いといった変化は、最初は気にならなくても使用を続けるうちに問題が大きくなる可能性があります。秋の衣替えに合わせて道具も一度確認するくらいの感覚で、状態を見直してみるとよいでしょう。
特に複数人で同じ道具を使う会社では、誰か一人が異変に気づいていても、ほかの人には共有されていないことがあります。気になる箇所があれば、口頭だけで済ませず、置き場所や点検表などに記録しておく方法もあります。
一つ目は、持ち手や柄の状態です。木製の柄は、ひび、欠け、緩みなどを目で確認します。握ったときに違和感がないかも重要なチェックポイントです。少しでも異常を感じた場合は、無理に使い続けないことが基本です。
二つ目は、金属部分や刃の状態です。乾燥だけが原因とは限りませんが、汚れや水分が残ったまま保管すると、金属部分にさびが発生することがあります。使用後は汚れを落とし、必要に応じてメーカーなどが示す方法で手入れを行ないます。
三つ目は、保管場所です。屋外に置きっぱなしにするのではなく、雨や直射日光の影響を受けにくい場所に整理します。ただし、密閉した場所に湿気を閉じ込めると別の問題につながる場合もあるため、道具の材質やメーカーの取り扱い方法に合わせて保管することが大切です。
道具の状態を保つには、特別な設備を用意することだけが対策ではありません。むしろ日々の使い方をそろえることが重要です。
例えば、「使い終わったら汚れを落とす」「異常があればその場で伝える」「決めた場所に戻す」という3つを社内の共通ルールにしておくだけでも、道具の状態を確認する機会が増えます。
さらに、秋の現場では夏に使っていた道具を片付けるタイミングもあります。その際にまとめて確認すれば、壊れたまま保管されていた道具や、修理が必要なものを見つけやすくなります。季節の切り替わりを道具の棚卸しのタイミングにするのも一つの方法です。
秋は、暑さが落ち着く一方で、空気の乾燥や朝晩の温度変化が気になり始める季節です。現場道具も、季節が変われば状態を確認する視点を変える必要があります。
「まだ使える」ではなく「安全に使えるか」を確認することを意識し、使用後の手入れや保管場所まで見直してみましょう。毎日の小さな点検が、道具を長く使い続けることにもつながります。
本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。
秋の乾燥や季節の変化に合わせて現場道具を見直すように、協力会社探しや人手確保も早めに備えるなら、無料の建設業向けマッチングサービス『建設円陣』へのご登録をご活用ください(緑のバナーをクリック)。
➡関連記事:建設現場のクマ出没対策に新手法、BearBellが法人向けサービス開始
お問い合わせフォームを読み込んでいます。お問い合わせページもご利用いただけます。
お問い合わせフォームを読み込み中です「建設円陣PLUS編集部」は、建設業界に特化したプラットフォーム「建設円陣」を運営する株式会社エンジョイワークスの編集チームです。中小建設業の経営・人材・現場課題を、国土交通省・厚生労働省、業界専門紙や公的機関の情報をもとに解説します。