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東京都足立区東綾瀬に拠点を構えるSCRUMTRY株式会社は、2022年創業のコンクリート床研磨・床補修・表面強化を手がける専門会社です。平均年齢31歳の若いチームで、大型物流倉庫から商業店舗、個人のガレージまで、全国の床を磨き上げています✨
今回は取締役の新井千大氏に、足場工事からの事業転換の理由、床研磨という技術の奥深さ、そして地元・綾瀬への想いを伺いました。
SCRUMTRYの原点は、代表のキャリアにあります。代表は中学卒業後、足場工事の職人として現場に立ち続けてきました。
「もともと代表が、中学を卒業してからずっと足場工事の職人をやっていたんです。その後、色々な人との繋がりでコンクリート床研磨の事業に関わることになりました」
社名には、足場時代から大切にしてきた価値観が込められています。
「みんなで力を合わせて助け合う『スクラム』と、新しいことに挑戦していく『トライ』を掛け合わせて、スクラムトライにしました」
では、なぜ足場から床研磨へと舵を切ったのでしょうか。
「足場はやっぱり命の危険もありますし、体を酷使するので、歳をとった時にずっと続けられるかというリスクを考えました」
転機となったのは、足場時代の元請けの社長からの紹介でした。横浜のコンクリート床研磨会社のもとで下請けとして現場に入り、一から技術を身につけて事業をシフトしていったといいます。
コンクリート床研磨とは、具体的にどのような工事なのでしょうか。
「コンクリート打ちっぱなしの床を、ダイヤモンドの刃がついた研磨機で削り、磨き上げていく工事です。工程を何度も繰り返すことで、最終的には大理石のようにピカピカの光沢が出ます」
魅力は見た目の美しさだけではありません。新井氏は、機能面のメリットを「耐久性」と「コスト」の2つに整理します。
「研磨の途中でケイ酸ナトリウムの表面強化材を浸透させるので、コンクリート自体の密度が高まり、ひび割れしにくく、タイヤ痕や汚れも付きにくくなります。シート貼りや塗装と違って剥がれる心配がなく、水拭きだけで綺麗に保てるので、長期的なメンテナンスコストを大幅に抑えられるんです」
施工実績は、大型物流倉庫が6割以上を占めます。そのほか、大型商業施設の店舗や有名ブランドのテナント、スーパーのバックヤード、オフィスビル、個人のガレージや別荘まで幅広く手がけてきました。
施工スピードも強みのひとつです。
「表面強化材の塗布・洗浄であれば、1日で1,000〜1,500㎡ほど進められます。ただ、深い削り出しや鏡面仕上げになると、刃の番手を変えて同じ場所を10回〜20回と往復するので、相応の日数がかかります」
静岡の案件では、1〜2か月にわたって出張し、床を磨き上げたこともあるそうです。現場ごとの仕様に合わせて手間を惜しまない姿勢が、SCRUMTRYの品質を支えています。
足場から床研磨への転換は、「長く働き続けられる仕事をつくる」という選択でもありました。危険と隣り合わせの仕事を続けるリスクは、多くの中小建設業が抱える共通の悩みではないでしょうか。
中小建設業にとって、職人が年齢を重ねても安心して働ける環境づくりは、人材確保と事業継続に直結するテーマです。SCRUMTRYは事業そのものを見直すことで、その課題に向き合ってきました。
一方で、業界の変化は新たな需要も生んでいます。
「最近の物流倉庫は、AIロボットやAGV(自動搬送車)が走るため、床の平滑さが厳密に求められます。研磨によって床を極限まで平らに整えるニーズがすごく増えています」
物流DXの進展は、床という「足元」の品質にまで影響を及ぼしています。時代の変化を捉え、専門性を磨いて需要に応えることは、中小建設業が生き残るためのひとつのヒントといえるでしょう。
少人数の組織ならではの機動力も武器です。建設部門は代表を含めて5名。繁忙期には、普段は事務を担う新井氏自身も現場に入るといいます。
「忙しい時は僕も事務の裏方から現場の手伝いに入ったりします。みんな地元の仲間や知り合いで集まっているんです」
SCRUMTRYは建設業だけでなく、地元・綾瀬駅周辺で飲食店も4店舗運営しています。たこ焼きのフランチャイズ「あほや」2店舗、居酒屋「すわっぐ」、バー「SWAG」です。
「昔、地元に色々と迷惑をかけてきた時期もあったので(笑)、地元に貢献したい、恩返ししたいという想いが一番です」
「あほや」では子ども食堂のような取り組みも行い、居酒屋やバーは地元の仲間や昔お世話になった人たちが集まれる「場」としてオープンしました。
施工先で飲食店の話をすると、驚かれることも多いそうです。
「めちゃくちゃ驚かれます(笑)。でも、若いのに色々挑戦していて活気があるねと、親しみを持っていただけることが多いです」
これから一緒に働く仲間に求めることは、驚くほどシンプルです。
「求めるのは、遅刻をしないことと、ちゃんと挨拶ができること。これだけです!学歴も経験も全く関係ありません。技術や知識は現場に入れば後からいくらでも教えられますから」
最後に、元請会社や施主へのメッセージをいただきました。
「当社は若くてフットワークの軽い会社です。どんな現場でもお客様の立場に寄り添い、丁寧で高品質な施工をお約束します。全国どこでも駆けつけますので、床のお悩みがあればぜひSCRUMTRYにご相談ください!」
仲間とスクラムを組み、新たな挑戦へとトライし続ける──。若いエネルギーと地元への想いを胸に、SCRUMTRYはこれからも全国の床を磨き上げていきます。
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📝 編集部コメント
取材を通じて印象に残ったのは、「長く安心して働ける場所をつくる」という仲間への想いでした。足場から床研磨への大胆な転換も、地元での飲食店経営も、根っこにあるのは人を大切にする姿勢です。若いチームの勢いと誠実さが、これからどんな現場を磨き上げていくのか楽しみです。