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建設現場では、「前にも言ったよね」「何回説明すれば分かる?」という言葉が出てしまうことがあります。😓 特に新人や経験の浅い職人が、同じようなミスを繰り返すと、教える側も疲れてしまいます。
しかし、そこで「本人の覚えが悪い」と結論づけてしまうのは少し早いかもしれません。 同じミスが続くときは、本人が覚えていないのではなく、「何を、どこまで、どう確認すればいいのか」が伝わっていないケースがあります。
現場の仕事は、口頭で一度説明しただけですべてを覚えるのが難しいもの。だからこそ、伝え方を少し変えるだけで、ミスを減らせる可能性があります。🔧
たとえば、資材の搬入を任せた新人に「傷をつけないように気をつけて」と伝えたとします。 本人は「丁寧に運ぼう」と考えているかもしれません。
ところが、実際の現場では「どこを持つのか」「仮置き場所はどこか」「何個ずつ運ぶのか」「傷がついた場合は誰に報告するのか」まで判断しなければなりません。 ここが曖昧だと、本人なりに注意していてもミスが起こります。💡
「気をつける」という言葉は便利ですが、人によって具体的な行動が違います。 「この資材は2人で持つ」「仮置きはこの線の内側」「搬入後に数量を確認する」のように、実際に取る行動まで言葉にすることが大切です。
同じミスが発生したとき、つい「なんでこんなことをしたの?」と聞きたくなります。 ただ、この聞き方では、本人が怒られることを恐れて「すみません」と答えて終わってしまうことがあります。😣 そこで、「どこで迷った?」「そのとき、どう判断した?」と聞いてみましょう。
たとえば、作業手順を間違えた場合でも、
・手順そのものを知らなかった
・知っていたが順番を勘違いした
・急いでいて確認を飛ばした
・先輩のやり方を見て判断した
・確認する相手が分からなかった
など、原因はさまざまです。 原因が違えば、対策も変わります。
「もっと注意して」と言うだけでは、次のミスを防げません。ミスが起きた瞬間の判断を一緒に振り返ることで、教える側も「何が伝わっていなかったのか」を発見できます。🔍
新人教育でありがちなのが、一度にたくさんの注意点を伝えることです。
安全、道具の扱い、作業手順、片付け、報告方法……。現場では覚えることが次々に出てきます。 しかし、情報が多すぎると、重要なポイントほど頭に残らないことがあります。
そこでおすすめなのが、その日の重点項目を一つに絞る方法です。📌
* 「今日は作業前の確認だけは必ずやろう」
*「今日は工具を置く場所を意識しよう」
*「今日は終わったら必ず報告しよう」
というように、テーマを一つ決めます。
できたら「今日はできていたね」と具体的に伝える。これだけでも、本人にとって「何をすれば評価されるのか」が分かりやすくなります。
伝える側が「説明した」と思っていても、相手が理解できたとは限りません。 そこで、説明の最後に「分かった?」だけで終わらせず、「じゃあ、次はどうする?」と本人に説明してもらう方法があります。🗣️
これはテストをするという意味ではありません。 本人の言葉で手順を説明してもらえば、どこまで理解しているのかが分かります。
たとえば「この作業が終わったら、次に何を確認する?」と聞いてみる。答えが違っていたら、その場で修正できます。
教える→やってもらう→確認する→必要なら修正するという流れを作ることで、「説明したつもり」の状態を減らせます。
もちろん、何度も注意しているのに改善しない場合は、本人の意識や経験が原因になっていることもあります。 ただし、その前に「人が間違えにくい環境になっているか」を確認することも重要です。
チェック項目を簡単なリストにする、写真で正しい状態を残す、道具の置き場所を決める、作業前に確認するポイントを見える化する――。 こうした小さな工夫は、経験の浅い人だけでなく、忙しい現場で働くベテランのうっかりミス防止にも役立ちます。🛠️
「覚えさせる」だけではなく、「間違えにくくする」。 人手不足が続く建設業では、こうした教育の仕組みを少しずつ整えることが、現場全体の負担軽減にもつながります。
「何度言っても同じミス」が起きたときは、注意を繰り返すだけでなく、伝え方や確認方法を見直してみましょう。
「気をつけて」ではなく具体的な行動を伝える。ミスが起きたら「なぜ?」ではなく「どこで迷った?」と聞く。そして、教えた後は本人の言葉で確認する。 教える側の負担を減らしながら、新人が少しずつ「自分で判断できる人」に育っていく。
そんな現場づくりは、特別な制度や高価なツールがなくても始められます。😊 まずは今日、いつもの「分かった?」を「次はどうする?」に変えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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