建設業では毎年夏になると、熱中症対策への関心が一気に高まります。水分や塩分の補給、ファン付きウェアの活用、休憩時間の確保など、現場ではさまざまな対策が講じられています。
一方で、近年は「暑さ対策」だけでなく、「栄養管理」も健康経営の重要なテーマとして注目されるようになりました。特に体を動かす仕事では、エネルギーだけでなく、筋肉や身体づくりに欠かせないたんぱく質を十分に摂取できているかが、日々のコンディションにも影響すると考えられています。
こうした背景から、企業向けに手軽な栄養補給を支援する福利厚生サービスも登場しています。建設会社にとっても参考になる取り組みとして、その内容を紹介します。
企業向け福利厚生として始まった新しい栄養補給サービス
武内製薬株式会社は、プロテインブランド「THE PROTEIN(ザプロ)」を活用した企業向け福利厚生プランを開始しました。 プレスリリースでは次のように紹介されています。 『仕事やプライベートに追われる現代社会人の食生活は「時短・簡単」を求める傾向にあります。業務の合間や移動時間の間に店舗やコンビニで食事を購入することができ、忙しい中でも十分なエネルギー量を摂ることができる一方で、炭水化物中心の食事内容やファーストフードスナックが多くなるなど、食事から摂取する栄養素に偏りが多くみられるようになりました。』
引用元:武内製薬株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
この課題は、建設業でも決して他人事ではありません。 朝早くから現場へ向かい、昼食はコンビニや弁当で済ませることも珍しくありません。忙しい工程が続くと、十分な栄養バランスまで考える余裕がなくなってしまうこともあります。
そこで同社では、オフィスや職場にプロテインチップスなどを設置できる「ザプロ Office Box」や、従業員が対象商品を割引価格で購入できる「ザプロ Worker's Coupon」といった福利厚生サービスを展開し、日常的なたんぱく質補給を支援しています。
建設現場でも栄養管理が重要視される理由
建設業は体力を使う仕事であり、特に夏場は大量の汗をかきます。そのため、水分や塩分の補給はもちろん重要ですが、それだけで十分とは言い切れません。
炎天下での作業が続くと食欲が落ちやすく、昼食も簡単な麺類やおにぎりだけで済ませる人も少なくありません。その結果、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが不足しやすくなる可能性があります。
もちろん、プロテイン食品だけで健康管理が完結するわけではありません。しかし、普段の食事で不足しがちな栄養素を補う選択肢として活用する考え方は、現場で働く人にとって一つの方法といえるでしょう。
近年は健康経営に取り組む企業が増え、従業員の健康維持を経営課題として考える会社も少なくありません。熱中症対策用品の支給だけでなく、栄養面までサポートする取り組みは、今後さらに広がる可能性があります。
福利厚生は「待遇」だけでなく「健康投資」の時代へ
従来の福利厚生というと、交通費や資格取得支援、制服支給などを思い浮かべる企業が多いかもしれません。しかし近年は、従業員の健康維持そのものを支援する取り組みも、福利厚生の一つとして注目されています。
特に建設業では、人手不足や高齢化が深刻化する中、経験豊富な職人が長く安心して働ける職場づくりが重要になっています。また、若手人材の採用では「給与」だけでなく、「働きやすさ」や「会社が社員を大切にしているか」を重視する応募者も増えています。
そのため、休憩所への飲料や塩分補給食品の常備に加え、栄養補助食品や健康的な軽食を用意することは、従業員への配慮を示す取り組みとして評価される可能性があります。 もちろん、福利厚生の内容は会社の規模や予算に応じて無理のない範囲で検討することが大切です。
今回紹介したような企業向けサービスを利用する以外にも、冷蔵庫に飲料を常備する、栄養バランスを考えた軽食を用意するなど、小さな工夫から始めることも十分に効果が期待できます。
健康経営は現場環境の改善にもつながる
健康経営は、大企業だけが取り組むものではありません。中小建設会社でも、日々の現場環境を少しずつ改善することが、従業員満足度や定着率の向上につながります。
例えば、ファン付き作業服や冷却グッズの支給、十分な休憩時間の確保、ウォーターサーバーやスポーツドリンクの設置などは、すでに多くの会社が取り組んでいます。そこへ栄養面でのサポートを加えることで、より総合的な健康管理につながるでしょう。
また、会社が従業員の健康を意識している姿勢は、社内だけでなく採用活動にも好影響を与えます。求人票だけでは伝わらない「働く人を大切にする会社」という印象は、求職者に安心感を与える要素の一つです。
福利厚生はコストではなく、人材への投資という考え方が広がる中、現場で働く人が毎日元気に力を発揮できる環境づくりが、これからの建設業にはますます求められていくでしょう。
たんぱく質10g / 1袋
引用元:武内製薬株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
まとめ
夏場の建設現場では、水分や塩分の補給に加え、日々の栄養バランスにも目を向けることが重要です。今回紹介した福利厚生サービスは、その一例として、手軽にたんぱく質を補給できる環境づくりを提案しています。
すべての会社が同じ取り組みを導入する必要はありませんが、「従業員の健康を会社として支える」という考え方は、健康経営や人材定着の観点からも今後さらに重要になるでしょう。まずは自社でできることから見直し、働きやすい現場づくりにつなげていくことが大切です。
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