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建設現場では、図面や工程表、安全書類、見積書、契約書など、日々多くの紙資料を扱います。近年はペーパーレス化が進んでいるとはいえ、法令対応や取引先とのやり取りでは紙書類が必要となる場面は依然として少なくありません。
特に夏場は、汗や湿気による書類の傷みや、現場事務所内で増える書類整理が課題になります。また、個人情報や工事に関する重要資料を安全に保管・廃棄することも、中小建設会社にとって欠かせない業務です。
そのような中、アスクル株式会社は2026年7月3日、プラスチックを使用しない「紙製ホルダー〈みえるタイプ・かくすタイプ〉」を発売。環境配慮だけではなく、調達環境の変化や業務効率にも配慮した新しい事務用品として注目されています。
『本商品は〈みえるタイプ〉と〈かくすタイプ〉の2種類を展開し、用途に応じた使い分けが可能です。環境配慮に加え、調達環境の変化に対応する新たな選択肢として使い勝手と導入しやすい低価格を実現。幅広いニーズに応える新しい書類ホルダーです。』
引用元:アスクル株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
建設現場では、屋外で作業を行なう職人や現場監督に注目が集まりがちですが、工事を円滑に進めるためには現場事務所での書類管理も非常に重要です。 施工体制台帳や安全書類、工程表、打ち合わせ資料、品質管理記録などは、必要なときにすぐ取り出せる状態で保管されていなければなりません。
夏場は湿気が多く、エアコンの効いた室内と屋外との温度差によって書類が反り返ったり、汚れたりすることもあります。 さらに、協力会社へ渡す資料や施主へ提出する見積書、完成書類などは、見た目の印象も大切です。書類が折れ曲がっていたり、汚れていたりすると、会社全体の印象に影響する場合もあります。
こうした背景から、書類を保護するホルダーは単なる文房具ではなく、業務品質を支える道具の一つとして考えることができます。
今回発売される紙製ホルダーは、従来のクリアホルダーとは異なる特徴を持っています。
「みえるタイプ」は表面に多数の小さな穴を設けることで、中に入れた書類を識別しやすく工夫されています。
一方、「かくすタイプ」は紙素材の特長を活かし、中身が見えないため、個人情報や社外秘資料などを扱う際にも活用しやすい仕様です。
また、紙素材であることから、ボールペンなどで直接書き込みができるほか、複合機で印刷できる点も特長です。会社名や現場名、提出先などを印刷して使用すれば、書類整理や提出時の視認性向上にも役立つでしょう。
さらに、不要になった際は紙として処分できるため、プラスチック製ホルダーのように素材ごとの分別を意識する必要がありません。書類と一緒にシュレッダー処理できる点も、個人情報を扱う事務担当者にとっては利便性の高いポイントといえます。
紙製ホルダーは環境配慮や廃棄のしやすさといったメリットがある一方で、水に強いプラスチック製ホルダーとは性質が異なります。そのため、建設現場では用途に応じて使い分けることが重要です。
例えば、雨天時や屋外で図面を持ち歩く場面では、防水性や耐久性に優れたクリアホルダーの方が適しています。一方で、現場事務所や本社オフィスで保管する書類、取引先へ提出する見積書や会社案内、工事完了後の資料整理などでは、紙製ホルダーの特長を十分に活かすことができます。
また、工事ごとにホルダーへ現場名や工事番号を書き込めば、書類の仕分けもしやすくなります。複数の現場を同時進行で管理する中小建設会社では、こうした小さな工夫が業務効率の向上につながるケースも少なくありません。
さらに、個人情報や契約書類など機密性の高い書類は、「かくすタイプ」を使用することで第三者の目に触れにくくなります。不要になった際は書類と一緒にシュレッダー処理ができるため、情報管理の面でも利便性があります。
※画像はイメージです
近年は公共工事や民間工事を問わず、環境への配慮を重視する企業が増えています。建設会社でも、省エネルギー設備の導入や廃材のリサイクルだけでなく、日常業務で使用する事務用品の見直しを進める企業が少しずつ増えています。
今回発売される紙製ホルダーは、FSC認証紙のみを使用し、パッケージも紙製に統一されていることが特徴です。こうした製品を取り入れることで、環境への配慮を日常業務の中で実践しやすくなります。
もちろん、すべてのクリアホルダーを紙製へ切り替える必要はありません。耐水性や耐久性が求められる場面では従来品を使用し、事務所内での保管や提出用資料には紙製を採用するなど、それぞれの特長を活かした運用が現実的でしょう。
事務用品は一つひとつの価格こそ高額ではありませんが、毎日使用するものだからこそ、業務効率や管理方法を見直すきっかけになります。夏場は現場の安全対策だけでなく、事務所内の環境や書類管理を見直す良いタイミングでもあります。
アスクルの紙製ホルダーは、環境配慮だけを目的とした商品ではなく、書類管理や情報管理、廃棄のしやすさなど、日々の業務を見直す新たな選択肢として登場しました。 建設現場では耐水性が求められる場面も多いため、従来のクリアホルダーとの使い分けが前提になりますが、現場事務所やオフィスでの書類整理、提出資料の管理、個人情報を含む書類の処理などには十分活用できる可能性があります。
業務改善は、大きな設備投資だけで実現するものではありません。毎日使う事務用品を見直すことも、働きやすい職場づくりや業務効率化への第一歩となるでしょう。
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「建設円陣PLUS編集部」は、建設業界に特化したプラットフォーム「建設円陣」を運営する株式会社エンジョイワークスの編集チームです。中小建設業の経営・人材・現場課題を、国土交通省・厚生労働省、業界専門紙や公的機関の情報をもとに解説します。