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秋になると、夏場とは違った資材管理の注意点が増えてきます。特に気をつけたいのが、雨や朝露などで濡れた資材を、そのまま置いてしまうことです。
「少しくらいなら大丈夫」「あとで片付ければいい」と考えているうちに、資材の状態が変わったり、次に使うときに余計な確認や手入れが必要になったりします。 忙しい現場ほど、資材管理は「使う直前に確認する」のではなく、「濡らさない・濡れたら乾かす・状態を見る」という基本を習慣にしておくことが重要です。
※画像はイメージです
まず確認したいのが、資材を置いている場所です。
秋は天候が変わりやすく、作業開始時には晴れていても、前日の雨や夜間の湿気が残っていることがあります。また、屋外に置いている資材は、雨だけでなく地面からの水分や朝露の影響を受ける場合もあります。
そこで、資材を直接地面に置いていないか、雨が吹き込みやすい場所になっていないかを確認しましょう。 資材の下にパレットなどを使って地面から離す、必要に応じて雨よけを設けるなど、保管場所を少し変えるだけでも管理しやすくなります。
ただし、シートなどで覆う場合も「覆えば安心」とは限りません。湿気がこもることもあるため、資材の種類や状態に応じて、換気や乾燥も考える必要があります。
現場で意外と起こりやすいのが、雨に濡れた資材を、使い終わった後にそのまま保管場所へ戻してしまうケースです。
作業終了前は片付けや翌日の準備などで忙しく、「とりあえず置いておこう」となりがちです。しかし、濡れた状態のまま保管すると、資材によっては状態の確認や乾燥が必要になります。特に木材など、水分の影響を受けやすい資材は、保管状態を意識しておきたいところです。
大切なのは、濡れていることに気づいた時点で対応を決めることです。 「乾かしてから保管する」「濡れているものを分けておく」「次の作業前に状態を確認する」など、現場で無理なく続けられるルールを決めておきましょう。
資材管理では、保管することだけでなく、次に使える状態なのかを確認することも重要です。
たとえば、雨に濡れた資材を翌日使用する予定なら、朝になってから慌てて確認するのではなく、前日の片付け時点で「濡れているもの」「乾いているもの」を把握しておくと、翌日の段取りが組みやすくなります。 また、資材を積み重ねて保管している場合は、外側だけを見て判断しないこともポイントです。見た目では分かりにくい状態になっている可能性もあるため、使用前には資材ごとの状態を確認します。
ここで重要なのは、すべての資材を同じ方法で管理しないことです。材質や用途によって、必要な保管方法や確認項目は異なります。メーカーなどが保管上の注意事項を示している場合は、それに従うのが基本です。
資材管理で起こりやすいのは、「誰かが気づくだろう」という状態です。
現場監督は雨対策をしているつもりでも、職人は「もう片付けた」と考えている。あるいは、資材を移動した人と翌日に使う人が違う。このような認識のずれがあると、濡れた資材がそのまま残ることがあります。だからこそ、秋の資材管理では「濡れた場合の対応」を簡単なルールにしておくと便利です。
例えば「濡れた資材は所定の場所に分ける」「使用前に状態を確認する」「保管場所を定期的に確認する」といった具合です。 難しい仕組みにする必要はありません。誰が見ても判断できる状態をつくることが、忙しい中小規模の現場では特に大切です。
秋の資材管理で意識したいのは、「濡らさない」「濡れたらそのまま戻さない」「使う前に状態を見る」の3ポイントです。 雨や朝露は完全に避けることが難しいからこそ、濡れた後の対応を決めておくことが現場の負担軽減につながります。
資材置き場を一度見回して、「これ、濡れたまま置いてない?」と確認するところから、秋の現場管理を始めてみてはいかがでしょうか。
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