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🔨 大阪府堺市を拠点に、水回り・内装・外装と住宅リフォーム全般を手がける株式会社リトルファミリー。代表の永瀬氏は、20歳でまったくの異業種から職人の道へ飛び込み、わずか数年で独立を果たした。📈 一件一件の仕事に代表自らが手を入れ、お客様と「一緒に家をつくる」ことを大切にしてきたその姿勢には、中小建設業が長く選ばれ続けるためのヒントが詰まっている。
永瀬氏が建設の世界に入ったのは20歳のとき。それまでは自動車整備を学んでいたが、進む道を考え直し、まったく新しい分野へと飛び込んだ。 最初に身を置いたのは新築の大工の現場である。経験のない世界で技術を磨き、数年後にはリフォームへと軸足を移していった。
「僕、三年で独立したんで」 そう語る永瀬氏は、23歳の頃にはすでに独立。その後法人化し、現在で四期目を迎える。業界歴は15年に及ぶ。 スタートの早さについて尋ねると、本人はあっさりと受け止めるが、未経験から飛び込んでわずか数年で独り立ちした歩みは、決して平坦なものではなかったはずだ。 順調な歩みの背景を尋ねると、永瀬氏は「出会う人が良かった」と振り返る。とりわけリフォームを手がけ始めてからの出会いが、経営者としての視野を大きく広げてくれたという。
なかでも永瀬氏が意識するのが「場所」である。需要のある地域、価値を正しく評価してもらえる場所を見極める。その嗅覚こそが、着実な経営を支える力になってきた。中小建設業にとって、踏み出す勇気と、どこで戦うかを見極める目。その両輪が、すべての原点なのかもしれない。
数あるリフォーム業者のなかで、お客様に選ばれる理由は何か。永瀬氏が真っ先に挙げたのは、自らが現場に立つことだった。 「一番は、僕が工事すること」 実際にお客様からも「代表がやってくれて安心した」という声が寄せられるという。代表直の施工だからこその安心感と仕上がりが、信頼につながっている。
もう一つの強みが、協力業者との関係性である。一言えば八まで汲み取ってくれる、長く付き合ってきた協力業者の存在は大きい。だからこそ、案件をよそへ丸投げすることは決してない。質を落とさずに施工を届けられる点が、他社にはない武器となっている。 そして印象的だったのが、お客様への向き合い方である。永瀬氏は、提案はしつつも「決めるのはお客さんの仕事」だと語る。 「お客さんの仕事やから、協力して家をつくろうね、みたいな感じは言ってます」 家は何度も買い替えられない大きな買い物だからこそ、お客様自身の声を引き出し、一緒に決めていく。その姿勢が、リトルファミリーの家づくりの根幹にある。
建設業界が長く抱える課題が、人手不足である。リトルファミリーも例外ではなく、現在は代表とご家族を中心とした少人数体制で現場を回している。 「あと一人、二人入れば現場も増やせる」と永瀬氏も語る。人を増やせば対応できる仕事の幅は広がり、長い目で見れば会社の力になる。それは十分に理解している。 一方で、採用には大きなコストと時間がかかるのが今の時代だ。だからこそ永瀬氏は、人材紹介などに頼って急いで頭数を揃えるのではなく、自社で着実に体制を整えていく道を選んでいる。無理に数を追わない。それが現実的な判断である。
さらに近年は、材料費の高騰も重くのしかかる。コストが上がるなかで、いかに一件あたりの価値を高めていくか。多くの中小建設業が直面するこの課題に対し、リトルファミリーは「質を落とさず、手の届く範囲で着実に」という姿勢で向き合っている。
今後のビジョンを尋ねると、永瀬氏の言葉には一貫した姿勢がにじんだ。 「もうドカンっていうのは全然求めてなくて。ちょっとずつ上がっていくのがいいかな」 一気の急成長ではなく、固く、固く、右肩上がりに。今期の目標も着実に達成が見えており、堅実な歩みが実を結びつつある。 その先に見据えるのは、お客様への提案の質をさらに高めること。将来家族構成が変わったときの売却まで見越した間取りや、近隣の環境まで踏まえた助言など、目の前の工事にとどまらない提案を続けていきたいと語る。
さらに40代を見据えた長期の構想もある。中古物件を買い取り、自社で手を入れ、賃貸や売買へと事業を広げていく構想だ。すでに昨年には一棟を購入し、リフォームを進めているという。 「売れたら買う、売れたら買うの繰り返し」と、ここでも永瀬氏の流儀は変わらない。固く、着実に。その積み重ねの先に、次の景色が広がっている。
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📝 編集部コメント
取材を通じて感じたのは、永瀬代表の「お客様と一緒につくる」という一貫した姿勢でした。数を追わず、一件一件に手を入れ、固く着実に歩む。その堅実さこそが、長く選ばれる理由なのだと実感しました。