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✂️ 埼玉県志木市に拠点を置く株式会社spacefun(スペースファン)は、美容室・エステ・ネイルサロンなどの美容系店舗を中心に、デザイン設計から施工管理まで一貫して手がける店舗内装の専門会社です。代表の清水修氏は業界歴35年のキャリアを持ち、「お客様と一緒に作る」というスタンスで顧客から厚い信頼を得てきました。そのものづくりへの情熱と、変化する業界への確かな視線をお聞きしました。
清水代表が内装業界に入ったきっかけは、シンプルな動機だった。「やっぱり作ることが好きなんですよね。考えていったものが形になっていく、それが好きなんだと思います」。デスクワーク中心の仕事より、自分の発想が実際の空間へと変わる過程に強い喜びを感じていたという。 高校卒業後はデザイン系の専門学校へ進学。ただ、「現場を知らないと難しい」という思いから、学校卒業後は最初の就職先として施工管理会社に入り、店舗・住宅・クリニックなど幅広いジャンルの現場でものづくりの基礎を徹底的に学んだ。その後も同じ領域で経験を重ねながら、独立への想いを温め続けた。 転機はお客様からのひと言だった。担当していた複数の顧客から「清水さん、いつ独立するの?」と立て続けに声をかけられ、「今がそのタイミングかな」と決断。2007年に株式会社spacefunを設立した。スタートダッシュを切ることができたのも、長年築いてきた顧客との信頼関係あってこそだった。 「もともと自分でやってみたいという気持ちはずっとあって。お客様にも背中を押していただいたので、思い切って会社を起こしました」
現在、spacefunが手がける案件の90%以上が美容室・エステ・ネイルサロン・まつげエクステサロンなどの美容系店舗だ。業種に特化することで、業界のトレンドや商習慣への深い理解が培われている。「美容業界のデザインの流れは変化が早い。その分をちゃんと把握しているのが強みだと思います」と清水代表は語る。 対応エリアは関東一円に加え、山梨・長野・静岡方面まで幅広くカバーしている。 同社の最大の特徴は、企画・デザイン設計から施工管理・集金まで清水代表が元請けとして一貫して担う体制だ。信頼できる協力業者ネットワークを活用することで、社員を多く抱えないコンパクトな運営を実現。固定費が低く抑えられ、業界内でも競争力のある価格水準を保っている。 打ち合わせでは、相手の言葉だけでなく反応を丁寧に観察する。「お客様の人間観察というか、こういう言葉に食いついてきた、これは違うかな、と読み取りながら、最終的に何を求めているかを頭の中に入れていくんです」。物件探しの段階から相談に乗り、テナントの設備確認から適切な工事提案まで、初めて開業するオーナーに寄り添いながら進めるのがspacefunのスタイルだ。 「設計の先生は自分の作りたいものを作る方が多いんですが、私はそういうやり方があまり好きじゃなくて。お客様と一緒に作っていくことが好きなんです」
中小の店舗内装業者にとって、昨今の環境は決して順風とは言えない。清水代表が肌で感じる課題は大きく二つある。 一つは美容業界そのものの市場縮小だ。コロナ禍以降、40坪・50坪の大型サロンは減り、10坪以下の個人サロンが急増している。「昔は千万を超える工事がたくさんありましたが、最近は500万から1000万円程度の案件が主流で、小規模なものも多くなってきました」。美容室の廃業率は高いが、独立・開業も相応に多く、業界の入れ替わりは激しい。 もう一つは材料費・人件費の高騰だ。中東情勢の影響による建材価格の上昇も重なり、お客様の予算感とのギャップが生じやすくなっている。「ご要望を叶えるには一定の金額が必要で、そこが合わないと交渉が長引いたり、案件が先延ばしになったりすることが増えています」。 こうした状況に対してspacefunが考えるのは、既存の強みを活かしながら新たな柱を育てることだ。飲食店やクリニック系など、医療・健康分野の店舗は高齢化社会を背景に今後の需要拡大が見込まれる。「社会情勢を分析しながら、この業界はいけそうだなと判断して動く。そういうことも考えていかなきゃいけない」と清水代表は話す。
独立から約20年、清水代表は「大変だけど楽しい」という言葉で経営者としての日々を表現する。「自分でやるということは責任もあるし、いろんなものを背負わないといけない。でも、うまくいかなかったときに他人を責めることがないので、ストレスは意外と少ないんです。何が悪かったかを分析して次に活かすだけ」。 今後は、美容特化という軸を大切にしながら、クリニック系や飲食系など新たな柱を育てることを目指している。協力業者との横のつながりを活かせば、受注量が増えても柔軟に対応できる体制は整っている。 店舗開業を考えるオーナーへ、清水代表はこう語った。「一緒に作っていって、最終的にいいものが出来上がれば一番いい。作りますというより、一緒にいいものを作るためのお手伝いをさせていただきたい」。 「頼んでよかった」という言葉が次のご紹介へとつながり、spacefunの仕事の喜びを支え続けている。35年のキャリアが積み上げてきた技術と、お客様への誠実な向き合い方は、これからも同社の核であり続けるだろう。
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📝 編集部コメント
取材を通じて感じたのは、清水代表の「お客様と一緒に作る」という姿勢の一貫性でした。35年のキャリアを経てもなお、ものづくりへの純粋な楽しさを語る言葉に、spacefunの強さの本質を見た気がします。