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建設会社では、現場から届く書類の確認や請求書の作成、取引先から届いた請求書の処理など、現場以外にも多くの事務作業があります。特に紙やPDFで届いた請求書をシステムへ手入力する作業は、時間がかかるだけでなく、転記ミスにも注意が必要です。
株式会社インフォマートは2026年8月26日、クラウド型取引管理サービス「BtoBプラットフォーム TRADE」に、紙やPDFの請求書を読み取り、自動でデータ化する「AI-OCR機能」を追加したと発表しました。
『本機能により、請求書処理に伴うアナログな入力作業や転記ミスを大幅に削減できます。紙文化が根強い建設業を中心に、経理業務のさらなる効率化を推進します。』
引用元:株式会社インフォマートプレスリリース(PR TIMES掲載)
請求書処理は、一つひとつを見ると小さな作業に感じるかもしれません。しかし、取引先が多く、毎月大量の請求書を扱う会社では、その積み重ねが大きな負担になります。
今回のAI-OCR機能では、請求書のPDFをアップロードすると、日付、金額、企業名などの項目をAIが読み取り、データ化します。インフォマートの試算では、1件あたりの処理時間を平均約8分から約1分へ短縮できる(※1)としています。
たとえば月100件の請求書を処理する場合、単純計算では従来約800分、約13時間20分かかる作業が、約100分になる計算です。実際の削減時間は業務内容や確認作業などによって変わりますが、「入力する時間」を減らすことで、担当者が別の業務に時間を使える可能性があります。
引用元:株式会社インフォマートプレスリリース(PR TIMES掲載)
(※1)株式会社インフォマート試算
今回の機能で注目したいのは、単に文字を読み取るだけではない点です。 読み取った請求書の情報を、サービスに登録された取引先や口座情報などのマスタと照合し、自動的に反映します。人が何度も入力し直す工程を減らせるため、転記ミスの防止にもつながります。
引用元:株式会社インフォマートプレスリリース(PR TIMES掲載)
さらに、請求書に記載された適格請求書発行事業者の登録番号を抽出し、国税庁の公表情報に基づくデータベースと照合する機能も搭載。インボイス制度への対応で発生する確認作業の負担軽減も期待できます。
引用元:株式会社インフォマートプレスリリース(PR TIMES掲載)
紙の請求書についても、スマートフォンなどで撮影したJPG、PNG形式の画像(※2)をアップロードできるため、スキャナーを用意していない事業所でもペーパーレス化を進めるきっかけになります。
引用元:株式会社インフォマートプレスリリース(PR TIMES掲載)
(※2)対象ファイル形式:JPG、PNG
なお、利用には条件があります。
『本機能は、「BtoBプラットフォーム TRADE」の請求書機能をご利用中のユーザー様とそのお取引先様のみご利用いただけます。』
引用元:株式会社インフォマートプレスリリース(PR TIMES掲載)
新しいシステムを導入する前に、自社の請求業務にどれだけ時間がかかっているかを確認してみることも重要です。
「請求書を受け取る」「内容を確認する」「システムへ入力する」「転記する」「登録番号を確認する」といった工程を書き出し、それぞれに何分かかっているのかを調べます。 そのうえで、手入力をなくせる部分、確認を自動化できる部分、紙をデータ化できる部分を整理すると、自社に必要なDXが見えやすくなります。
DXというと大規模なシステム導入を想像しがちですが、毎月繰り返している作業を一つ減らすことも立派な業務改善です。特に少人数で会社を運営する中小企業では、担当者の時間をどう生み出すかが重要になります。
請求書処理は、会社を運営するうえで欠かせない一方、入力や転記などに多くの時間を取られやすい業務です。今回のAI-OCR機能は、こうした「毎月必ず発生する作業」を効率化する選択肢の一つといえます。
まずは自社で請求書1枚の処理に何分かかっているのかを把握することから始めてみてはいかがでしょうか。小さな事務作業の見直しが、建設会社全体の生産性向上につながるかもしれません。
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