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人材不足が慢性化する建設業において、採用コストを抑えながら即戦力を確保したいと考える中小企業は多い。無料で利用できるハローワークは、その筆頭候補として活用されているが、「掲載しているだけで応募が来ない」という声は後を絶たない。求人票の書き方や掲載後の運用に課題を抱えたままでは、せっかくの無料ツールも宝の持ち腐れとなる。本記事では、ハローワーク活用における課題と改善の糸口を整理する。
人と組織の変革支援を手がける株式会社スケッチ(東京都中央区)が、ハローワーク経由の採用活動に課題を抱える企業を対象に、実践的な無料支援プログラムを提供すると発表した。同社のプレスリリースには以下の通り記載されている。
『株式会社スケッチ(所在地:東京都中央区、代表取締役:坂根佑一)は、ハローワークで求人を掲載しているものの、応募獲得に課題を抱える企業を対象に、「ハローワーク応募改善 無料支援体験」の申し込みを2026年9月1日(火)より受け付けます。対象は、2026年9月中にお申込みを頂いた3社限定です。申し込み特典として、当社の支援ノウハウをまとめた「ハローワーク応募改善ガイド」も進呈します。』
引用元:株式会社スケッチプレスリリース(PR TIMES掲載)
建設業の中小企業では、採用活動に充てられる予算や専任人員が限られているケースが多い。有料の求人媒体や人材紹介会社を利用したくても、掲載費や紹介手数料が重なれば経営への圧迫は避けられない。そのため、無料で求人を掲載できるハローワークは引き続き重要な採用チャネルであり続けている。
しかし、求人票を掲載しただけで採用活動が完結すると思い込んでいる企業は少なくない。ハローワークには、求人掲載のほかに、求職者への「直接リクエスト」機能や地域単位の企業PR施策など、求職者との接点を増やすための仕組みが複数用意されている。こうした機能を活用しないまま「応募が来ない」と嘆いている企業が多いのが実態だ。
さらに深刻なのは、求人票そのものの質の問題だ。仕事内容や職場環境の記述が抽象的で、他社との違いが伝わらない求人票は、求職者の目に留まらないまま流れていく。建設業は3K(きつい・汚い・危険)のイメージが根強く残っており、待遇や職場環境の魅力を具体的に伝える努力が求められる。
株式会社スケッチが公開した支援実績によれば、同社が関与することでハローワーク経由の採用状況が大きく改善した事例が複数存在する。注目すべきは、建設業・福岡県・社員数20名の企業が「応募0名」から「応募7名・採用4名」に転換したという事例だ。採用数ゼロから4名の採用成功は、中小建設業者にとって経営上の大きな転換点となりうる。
同社の支援では、求人票の内容改善にとどまらず、掲載後の運用方法や「直接リクエスト」などのハローワーク内機能の活用、さらにはミニ企業説明会の実施まで含めた包括的な見直しが行われている。担当コンサルタントが各企業の採用状況・募集職種・地域性を踏まえたうえで改善ポイントを提示するため、画一的な添削とは異なるアプローチが取られている点が特徴だ。
引用元:株式会社スケッチプレスリリース(PR TIMES掲載)
今回の無料支援体験は、オンラインで50分間実施される。支援の主な内容は以下の通りだ。
現在掲載している求人票の確認と改善ポイントの提示
仕事内容・自社の魅力が求職者に伝わっているかの確認
求人者マイページ・直接リクエスト等の活用状況の確認とポイント提示
求人掲載後の運用における改善提案
今後優先して取り組む施策の整理
申し込み受付期間は2026年9月1日(火)から9月30日(水)まで。募集は先着3社限定であり、定員に達し次第、期間内であっても受付が終了する。費用は無料で、申し込みの特典として「ハローワーク応募改善ガイド」が進呈される。このガイドには、求人票の改善ポイントに加え、ハローワークを採用活動に有効活用するための実践的なノウハウが事例とともに収録されており、支援終了後も自社で継続的に活用できる内容となっている。
また、申し込み時に支援を希望するコンサルタントを指名できる点も特徴的だ。若手採用・地域密着企業の支援・医療介護分野など、それぞれ異なる専門性を持つコンサルタントが在籍しており、自社の課題に近い経験を持つ担当者に相談できる体制が整っている。
ハローワークを活用した採用活動の改善において、建設業の中小企業が意識すべき点をいくつか整理しておきたい。
第一に、求人票の「具体性」だ。「施工管理募集」「現場作業員求む」といった一般的な記述では、求職者の目を引くことはできない。担当する工事の種類、1日のスケジュール例、資格取得支援の有無、週休2日の実態など、入社後の働き方がイメージできる情報を盛り込むことが重要だ。
第二に、掲載後の「能動的なアプローチ」だ。ハローワークの直接リクエスト機能を活用すれば、条件に合う求職者に対して企業側からアプローチをかけることができる。この機能を使っていない企業は、採用のチャンスを自ら狭めている可能性がある。
第三に、「継続的な見直し」の仕組みづくりだ。求人票は一度作成して終わりではなく、応募状況に応じて定期的に改善を加えていくことが成果につながる。社内に採用担当の専任者がいない場合でも、外部の支援を活用して改善サイクルを回すことは十分に可能だ。
「ハローワークに出しても誰も来ない」という状況は、求人票の内容や掲載後の運用を見直すことで改善できる余地が大きい。特に建設業の中小企業は、採用活動に割けるリソースが限られているからこそ、無料ツールを最大限に使い切る発想が求められる。今回の株式会社スケッチによる無料支援は、採用活動の現状を客観的に見直す好機だ。先着3社という枠は少ないが、一歩踏み出す判断が、採用難という慢性的な課題を打開するきっかけになりうる。
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