「案件情報はエクセル、スケジュールは別のファイル、入金管理はまた別のシート……」。設計事務所の経営者や実務担当者であれば、こうした情報の分散に頭を悩ませたことが一度はあるのではないだろうか。プロジェクトが重なるほど管理は煩雑になり、抜け漏れや確認ミスがじわじわと業務効率を蝕んでいく。本記事では、そうした課題を解消するために開発された設計事務所専用の無料DXツール「アーキタッグ プロジェクト管理ツール」を紹介する。建設・設計業界全体のDX推進が叫ばれる今、自社の管理体制を見直す一つの契機としてほしい。
設計事務所が抱えるエクセル管理の限界——アーキタッグの登場背景
株式会社青山芸術が運営する設計事務所プラットフォーム「アーキタッグ」は、2026年7月28日(火)にオンラインセミナー「プロジェクト管理ツール紹介セミナー vol.2」の開催を発表した。同セミナーの告知文には、次のような背景が記されている。
『「案件情報、最新スケジュール、入金・支払いの予定、スタッフのタスク……結局ぜんぶ、バラバラのエクセルで管理している」
設計事務所の経営者・実務担当者の方なら、一度はこんなモヤモヤを感じたことがあるのではないでしょうか。
本セミナーでは、そんな「エクセル管理の限界」を解消するために設計事務所のためだけに開発された無料DXツール、アーキタッグ「プロジェクト管理ツール」を、実際の画面をお見せしながらご紹介します。
複雑で、しかも頻繁に変わる案件情報。基本設計・実施設計・監理とフェーズが進むなかで、
「誰がいつ忙しいのか」
「次にどの案件で何が起きるのか」
「いついくらの入金と支払いがあるか」
の最新情報を把握し続けるのはとても難しいのではないかと思います。
市販の汎用のツールを試しても、
「設計事務所の実態に合わない」
「コストが高い」
「情報が一カ所に集まらない」
「複雑なツールは使いづらい」
といった理由で、なかなか定着しない——。
国内最大級の設計者ネットワーク「アーキタッグ」(登録6,000社・50,000名)に寄せられた全国の設計事務所の生の声をもとに開発されたツールが、日々の案件管理をどう変えるのか。1時間で「自分の事務所でも使えそうか」がわかる内容です。』
引用元:株式会社青山芸術プレスリリース(PR TIMES掲載)
汎用ツールが定着しない理由——設計業務に特有の複雑さとは
設計事務所の業務は、一般的な製造業や小売業とは異なるサイクルで動く。基本設計・実施設計・工事監理といった各フェーズで関わる人員や外部パートナーが変わり、それに伴って入金・支払いのタイミングも流動的に変化する。こうした「案件ごとに構造が異なる」業務形態では、汎用のプロジェクト管理ツールでは対応しきれないケースが多い。
たとえば、複数の案件を同時進行させている事務所では、スタッフの稼働状況がリアルタイムで把握できなければ、タスクの偏りや対応漏れが生じやすい。また、外部の協力パートナーに情報を共有する際も、セキュリティ面や情報の鮮度管理が課題となる。結果として「とりあえずエクセルで」という判断が続き、管理の属人化が深刻化するという悪循環に陥りやすい。
アーキタッグ「プロジェクト管理ツール」の主な機能
アーキタッグのプロジェクト管理ツールは、設計事務所の実務担当者からのフィードバックを直接反映した設計が特徴だ。現時点での主な機能は以下のとおりである。
-
ガントチャートによるスケジュール可視化:全プロジェクトのスケジュールと入金・支払い予定を一画面で確認できる。誰がどの時期に何の業務を抱えているかが一目でわかる。
-
タスクの自動作成・自動通知:案件フェーズの進行に応じてタスクが自動生成され、担当者への通知も自動で行われる。「確認し忘れ」「連絡漏れ」を仕組みとして防げる。
-
アクセス権限の設定:スタッフや外部パートナーごとに閲覧・編集権限を設定できるため、社外との情報共有も安全に行える。
-
収支情報の一元管理:入金予定・支払い予定をプロジェクトに紐づけて管理することで、資金繰りの見通しが立てやすくなる。
特筆すべきは、現時点で登録料・月額料ともに無料で提供されている点だ。コストを抑えながらDXを試したい中小規模の設計事務所にとって、導入のハードルは低い。
無料オンラインセミナーで導入イメージをつかむ
2026年7月28日(火)18時30分から19時30分にかけて、Zoomによるオンラインセミナーが開催される。参加費は無料で、設計事務所・建築/インテリアデザイン会社の経営者や実務担当者が対象となっている。セミナーでは実際の画面を見ながらツールの操作感を確認できるほか、後半には質疑応答の時間も設けられる予定だ。
「自社に本当に合うか試してみたい」「導入コストをかけずに業務改善したい」と考えている事務所にとって、1時間で判断材料を得られる機会として活用価値が高い。内装設計・構造・設備事務所、組織設計事務所、ゼネコン設計部など、幅広い業態の担当者が対象となっている点も注目される。
※画像はイメージです
まとめ
エクセルによるバラバラな情報管理は、設計事務所における「見えないコスト」の一因となっている。アーキタッグのプロジェクト管理ツールは、設計業務の実態に即した設計と完全無料という導入しやすさが両立しており、DX推進の第一歩として検討に値するサービスといえる。まずは無料セミナーへの参加を通じて、自社の管理体制と照らし合わせてみることをすすめる。業務の可視化・効率化は、事務所の収益改善と働く環境の整備にも直結する。変化を後回しにするほど、管理コストは積み上がっていく。
本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。あわせて、協力会社探しや人材確保など、日常的な情報収集の場として無料で利用できる建設業向けマッチングサービス『建設円陣』もぜひご登録ください(緑のバナーをクリック)。
➡関連記事:小さな建設会社でも今日から始められるDX入門 まず取り組むべき業務改善とは











