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東京23区の東側、葛飾区で進むスタジアム計画に新しい動きがありました。区は令和8年9月1日付で「葛飾区におけるスタジアムのあるべき姿(素案)」をまとめ、今後の検討の土台となる考え方を示しています。事業化は令和9年4月以降の予定です。
今回は、現場で働く方にも押さえておいてほしい最新の動きを、時事ニュースとして整理します。
素案によると、区は検討委員会の検討結果を踏まえて令和9年3月に「スタジアム構想」を策定する予定です。その後、令和9年4月以降には公募等を含めた事業化の段階へ移行し、実現に向けた取組を進めるとしています。
現段階はまだ「どんなスタジアムを目指すか」を固めている時期で、工事の発注が近いわけではありません。とはいえ、地域で大きな施設計画が動き出していることは知っておいて損はありません。
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葛飾区スタジアム計画 今後の予定 |
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時期 |
予定されている内容 |
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令和9年3月(予定) |
検討委員会の検討結果を踏まえ、「スタジアム構想」を策定 |
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令和9年4月以降(予定) |
公募等を含めた事業化の段階へ移行し、実現に向けた取組を進める |
出典:葛飾区ウェブサイト(https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/043/453/3_arubekisugata.pdf)をもとに作成
計画地は、私学事業団総合運動場を活用した東新小岩運動場です。素案に示された経緯は次のとおりです。
・令和5年2月:区と私学事業団が基本協定を締結
・令和6年3月:区が総合運動場の土地を取得
・令和6年9月:「東新小岩運動場」として区民の利用を開始
・令和8年2月:都市計画上の「運動公園(運動公園とは:主に運動の用に供することを目的とする都市公園の種別)」とすることを決定
・令和8年6月:葛飾区スタジアム構想事業検討委員会が発足
検討委員会は令和8年7月3日、8月10日、9月1日に開かれ、10月1日には第4回が非公開で開催されました。また10月17日・18日には、地域住民との「対話の場」が予定されています。
各回48名、計96名が参加し、スタジアムに期待する役割や機能について話し合う計画です。
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東新小岩運動場とスタジアム計画のこれまでの経緯 |
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年月 |
主な出来事 |
|---|---|
令和5年2月 |
区と私学事業団が基本協定を締結 |
令和6年3月 |
区が総合運動場の土地を取得 |
令和6年9月 |
「東新小岩運動場」として区民の利用を開始 |
令和8年2月 |
都市計画上の「運動公園」とすることを決定 |
令和8年6月 |
葛飾区スタジアム構想事業検討委員会が発足 |
令和8年7月〜10月 |
検討委員会を開催(7月3日、8月10日、9月1日、10月1日〈第4回・非公開〉) |
令和8年10月17日・18日 |
地域住民との「対話の場」(各回48名、計96名の予定) |
出典:葛飾区ウェブサイト(https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/043/453/3_arubekisugata.pdf)、(https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/043/453/3_shiryou.pdf)をもとに作成
素案のキャッチフレーズは「365日、まちが沸く。世界とつながる、葛飾のスタジアム」です。試合のある日だけでなく、日常的に人が集まる施設を目指す考え方が表れています。
素案はこの「あるべき姿」を、スタジアム構想から基本計画・設計・工事・運営まで共通の考え方とすると位置付けています。将来の工事の段階でも、この考え方が前提になるということです。
365日の稼働に向けた参考として、昇降式ピッチやロール式天然芝(昇降式ピッチとは:芝生のフィールドを上下に動かし、芝の養生と多目的利用を両立させる仕組み)も挙げられています。海外のスタジアム事例も紹介されており、施設の使い方の幅を広げる方向で検討が進んでいることがうかがえます。
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「365日、まちが沸く。世界とつながる、葛飾のスタジアム」の考え方 |
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位置付け |
スタジアム構想から基本計画・設計・工事・運営まで共通の考え方とする |
|---|---|
365日稼働の参考手法 |
昇降式ピッチ、ロール式天然芝により、芝の養生と多目的利用の両立を図る |
地域課題への取組 |
リビングラボとして、地域課題の解決に取り組む場とする |
区民参加 |
構想段階から区民と考え、完成後も関われる仕組みをつくる |
出典:葛飾区ウェブサイト(https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/043/453/3_arubekisugata.pdf)をもとに作成
素案は「葛飾らしさ」を示す4つの価値として、「国際コンテンツの発信拠点」「産業共創・企業交流の拠点」「地域との共存拠点」「トップレベルのスポーツの感動を届け、憧れを育む拠点」を挙げています。地域資源である『キャプテン翼』を生かし、23区初のJ1基準の球技専用スタジアム(球技専用スタジアムとは:陸上トラックを設けず、サッカーなどの球技に特化した競技場)という希少性と組み合わせる考えです。
さらに公共性を支える5つの要素として、「都市公園とスタジアムの親和性」「防災拠点としてのスタジアム」「地域とスタジアムの共存」「スポーツを軸とした価値の提供」「スタジアムの公共性と経済性」が示されました。
現場目線で注目したいのは防災です。平時は交流やにぎわいの場として使いながら、災害時には避難や支援活動に供する機能を備え、災害に強いまちづくりを支えるとしています。
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スタジアムのあるべき姿を構成する「4つの価値」と「5つの要素」 |
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「葛飾らしさ」を示す4つの価値 |
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1 |
国際コンテンツの発信拠点 |
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2 |
産業共創・企業交流の拠点 |
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3 |
地域との共存拠点 |
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4 |
トップレベルのスポーツの感動を届け、憧れを育む拠点 |
公共性を支える5つの要素 |
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1 |
都市公園とスタジアムの親和性 |
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2 |
防災拠点としてのスタジアム |
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3 |
地域とスタジアムの共存 |
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4 |
スポーツを軸とした価値の提供 |
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5 |
スタジアムの公共性と経済性 |
出典:葛飾区ウェブサイト(https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/043/453/3_arubekisugata.pdf)をもとに作成
今回の素案はあくまで検討途中の案で、今後の委員会や住民との対話を通じて内容が変わる可能性があります。気になる方は、葛飾区の公式サイトで公開される検討委員会の資料を時々確認しておくと、最新の動きを追いやすくなります。
地域に大きな施設ができる話題は、現場での雑談や取引先との会話でも話題に上りやすいものです。正確な情報を一つ持っておくだけでも、話の引き出しが増えます。
※画像はイメージです
葛飾区のスタジアム計画は、令和9年3月の構想策定、令和9年4月以降の事業化に向けて方向性を固める段階にあります。
「365日、まちが沸く」施設がどのような形になっていくのか、今後の発表に注目していきましょう。
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出典:葛飾区におけるスタジアムのあるべき姿(素案)(葛飾区政策経営部政策企画課)(https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/043/453/3_arubekisugata.pdf)をもとに作成
出典:
(https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/043/453/3_shiryou.pdf)をもとに作成
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