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夏の忙しさが少し落ち着き、現場の工程や人員配置が変わり始める8月末から秋。🍂 「今日はこの作業だけだから、一人で大丈夫」 「他の職人は別の場所に行っているから、ここは一人で進めよう」 そんな場面が増えていないでしょうか。
もちろん、一人作業そのものが危険というわけではありません。問題なのは、一人で作業することを前提にした確認や連絡方法が決まっていないことです。
建設現場では、作業内容や場所によって、墜落・転落、土砂崩壊、機械などによるさまざまな危険があります。厚生労働省も建設業の安全対策を示しており、事業者にはこうした危険を防ぐための措置が求められています。
特に一人で作業する場合は、周囲からの声かけや異常の発見が難しくなるため、事前の安全確認がより重要になります。
ここは少し注意したいところです。📌 「9月になれば職人の一人作業が増える」と一律に言えるわけではありません。 実際には、工事の規模や工程、人員、協力会社の入り方によって状況は変わります。
ただ、夏から秋にかけては、現場の工程が切り替わったり、複数の現場に人員を振り分けたりすることで、これまで複数人で行なっていた作業を一人で担当する場面が発生する可能性があります。
さらに秋は台風や大雨などへの備えも必要な時期です。🌧️ 「普段は二人いる場所だけれど、今日は一人」という状況で天候が急変すれば、いつもの作業手順だけでは対応しにくくなることもあります。
だからこそ、8月末の今は「一人作業が増えた後」ではなく、増えるかもしれない前に確認しておくタイミングと考えるとよいでしょう。
① 連絡方法を決めておく 📱
一人で作業する職人が「何かあったら連絡する」だけではなく、誰に、どの方法で連絡するのかを決めておきます。 電話なのか、会社の連絡ツールなのか。電波が入りにくい場所ならどうするのか。 「困ったら連絡」ではなく、定時連絡を入れる場所や時間を決めるだけでも、状況を把握しやすくなります。
② 作業場所の危険を一人目線で確認する 🔍
複数人で作業していると、誰かが「そこ危ないよ」と声をかけてくれることがあります。 一人作業では、その声かけがありません。 足場、開口部、重機の動線、車両の出入り、転倒しやすい場所など、「一人だったら見落としやすい場所」を事前に確認しておきましょう。
③ 緊急時にどうするかを決めておく 🚨
「事故が起きたら119番」だけではなく、会社への連絡、現場の場所の伝え方、救急車を待つ場所なども確認しておきます。 特に、初めて入る現場や複数の現場を掛け持ちする場合は、住所や目印をすぐ伝えられるようにしておくと安心です。
一人作業になると、「本人が気をつければいい」と考えてしまいがちです。 しかし、安全を職人個人の注意力だけに任せるのではなく、会社として作業条件を確認しておくことが重要です。
厚生労働省では、2023年4月から危険有害作業を請け負う一人親方などに対しても、一定の保護措置を事業者に求める仕組みを設けています。また、2025年4月からは、危険箇所で作業する一人親方などについて、退避や立入禁止などの措置も対象となっています。
つまり、「一人だから自己責任」ではなく、一人で作業することによって生じる危険を会社側も把握するという考え方が大切です。
大がかりな安全会議を開かなくても構いません。 「来月、一人になる作業はある?」 「そのとき、誰が状況を確認する?」 「台風や大雨になったら、どうする?」 この3つを職人同士で話すだけでも、見えてくる課題があります。💡
特に中小規模の建設会社では、一人ひとりの職人が複数の仕事を担当していることも少なくありません。 だからこそ、秋の現場が本格化する前に、「一人で作業することになったらどうするか」を会社の共通認識にしておくことが大切です。
一人作業をなくせない現場だからこそ、事故やトラブルが起きても「誰にも連絡できない」「誰も場所を把握していない」という状態だけは避けたいものです。
一人作業は、秋になったから必ず増えるものではありません。しかし、工程変更や人員配置によって、誰かが一人で作業する場面はいつでも起こり得ます。
8月末の今だからこそ、📱連絡方法、🔍危険箇所、🚨緊急時の対応を一度確認しておきましょう。 「一人でも大丈夫」といえる現場は一人に任せっぱなしにする現場ではなく、一人になったときの備えができている現場です。
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出典:「個人事業者等の安全衛生対策について」(厚生労働省)
「一人親方等の安全衛生対策について」(厚生労働省)
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/newpage_00008.html)
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