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公立病院の建て替えや維持管理の仕事が、これから官民連携の形で動き出す可能性が高まっています。内閣府は2026年6月11日、「PPP/PFI推進アクションプラン(令和8年改定版)」を決定し、国公立病院を新たに重点分野へ加えました。結論から言えば、病院や火葬場、ごみ処理施設といった「身近で古くなった公共施設」の整備・運営が、今後の官民連携の主戦場の一つになるということです。
PPP(PPPとは:公共施設の整備や運営に民間の力を活用する官民連携手法の総称)やPFI(PFIとは:民間の資金やノウハウを使って公共施設の設計・建設・運営などを一体で行う手法)について、国はこれまで空港や道路など14分野を重点分野としてきました。今回の改定では、国民生活に身近で老朽化が進む火葬場、一般廃棄物処理施設、国公立病院の3分野が加わり、重点分野は17分野に拡大しています。
アクションプラン本文によると、国公立病院では物価高騰などで経営が悪化し、建設費の高騰もあって、老朽化していても建て替えの見通しが立ちにくい病院が存在するとされています。一方で、主に都市部の大規模病院では、PFIを含む官民連携手法を使い、病院や駐車場・職員宿舎などの附帯施設の整備、運営(診療行為などのコア業務を除く)、維持管理を民間が担うことで、経費削減やサービス向上による経営改善を図っている事例があると整理されています。
出典:内閣府ウェブサイト(https://www8.cao.go.jp/pfi/actionplan/action_index_r8.html)
拡大する官民連携に対応するためのパートナー確保
官民連携(PPP/PFI)案件の増加は大きな商機ですが、実際に参入するとなると「自社だけでは対応できる領域が限られる」「施工や維持管理をともに担う協力会社が見つからない」といった課題に直面することも少なくありません。
特に病院や複合施設などの案件では、設計・施工から維持管理まで幅広い対応力が求められます。案件化の動きが本格化する前に、信頼できる協力会社のネットワークづくりや必要な人材の確保を進めておくことが重要になります。
たとえば、建設業向けマッチングサイト**『建設円陣』**のような無料サービスを活用すれば、官民連携案件に向けたチームづくりや協力会社探し、人材確保をスムーズに進めることができます。早い段階から連携できる体制を整えておくことが、今後の大きな案件チャンスを活かす鍵となります。
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今回の改定では、官民連携の事業規模目標が30兆円から40兆円に引き上げられました。また、重点分野ごとに掲げる10年ターゲット目標(具体化を目指す件数)は、650件から730件へ見直されています。
新たに追加された3分野の目標件数は次のとおりです。
・国公立病院:10件(PFI、PFI以外のPPP)
・火葬場:10件(PFI、PFIを含む分野横断型・広域型官民連携手法)
・一般廃棄物処理施設:15件(環境省版PPP)
なお、これら3分野は令和8年度に追加されたため、令和8年度から令和13年度までの6年間の目標として示されています。
背景には、インフラ全体の老朽化と人手不足があります。内閣府の資料では、建設物価が2015年比で約1.4倍に上昇していること、市区町村の4分の1で技術系職員が0人であることが示されています。発注する側の自治体だけでは施設更新を回しきれない状況が、官民連携を後押ししているといえます。
出典:内閣府ウェブサイト(https://www8.cao.go.jp/pfi/actionplan/action_index_r8.html)
国公立病院分野では、各省庁が次のような施策に取り組むとされています。
・厚生労働省:所管の独立行政法人などに対し、優先的検討規程(優先的検討規程とは:一定規模以上の施設整備で、PPP/PFIを使えないかを先に検討するためのルール)の策定と運用を支援
・文部科学省:大学附属病院でのPPP/PFI先行事例を調査し、再開発を予定する国立大学法人に事業スキームの選択肢を示すことを検討
・総務省・厚生労働省:都市部の大規模な公立病院の実施状況や課題を把握し、先行事例を周知
さらに内閣府などは、関係省庁やPFI推進機構の職員で構成する検討会議を開き、国公立病院の持続的な経営に向けたガイドラインの作成を検討するとしています。
PFI事業は大手中心というイメージがありますが、今回の改定ではスモールコンセッション(コンセッションとは:施設の所有権を公共に残したまま運営権を民間に任せる方式。スモールコンセッションはその小規模版)の推進や、中小の民間事業者への情報提供の強化、PFI推進機構(PFI推進機構とは:PFI事業への資金供給や助言を行う官民ファンド)による伴走支援も盛り込まれました。地域の多様な案件づくりを後押しする方針が明確になっています。
病院のPFIでは、建物本体だけでなく附帯施設の整備や長期の維持管理も対象となります。地元の建設会社や設備業者にとっては、代表企業を支える構成員や協力会社として関わる余地が考えられます。まずは地元自治体のPPP/PFI関連の公表情報や地域プラットフォームの動きを確認し、設計・施工・維持管理のどこで力を発揮できるかを整理しておくことが第一歩です。
出典:内閣府ウェブサイト(https://www8.cao.go.jp/pfi/actionplan/action_index_r8.html)
国公立病院や火葬場、一般廃棄物処理施設が重点分野に加わったことで、身近な公共施設の更新は官民連携(PPP/PFI)で進む場面が確実に増えていきます。
大規模化・複合化する案件に対応するためには、単独ではなく、強みを補完し合えるチーム体制を今から整えておくことが不可欠です。
官民連携案件に乗り遅れないための協力会社探しや人材確保に、まずは無料のマッチングサイト『建設円陣』を活用して、パートナー探しの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。(緑のバナーをクリック)。
出典:PPP/PFI推進アクションプラン(令和8年改定版)(内閣府 民間資金等活用事業推進室)(https://www8.cao.go.jp/pfi/actionplan/action_index_r8.html)をもとに作成
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