橋梁の桁下、下水道の管路、プラントの配管内部。人が入れない空間の点検は、長年にわたり建設・インフラ業界が抱えてきた難題のひとつだ。転落リスクや作業員の身体的負担、点検精度のばらつきなど、現場の課題は根深い。そうした状況を変えようとする技術として、近年、狭隘空間に特化した点検ドローンが注目されている。中でも、国産ドローンメーカーのDRONE SPORTS株式会社が開発・製造する「Rangle(ラングル)」シリーズは、建設業界を含む多業種の現場で実績を重ねてきた。2026年7月、同社が東京の展示会に出展し、最新機種「Rangle Pro」の操縦体験を初めて一般公開する。
DRONE SPORTSが「NEXT BUSINESS EXPO」に出展、狭所点検ドローンを初公開
DRONE SPORTS株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:小寺 悠)が、2026年7月16日(木)・17日(金)に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される「NEXT BUSINESS EXPO SUMMER 2026」内の「フィジカルAI・ロボット展」に出展することが発表された。以下、プレスリリースより引用する。
『当社ブースでは、最新機種「Rangle Pro」の操縦体験を実施するほか、非GPS環境下の各インフラ設備点検の環境に応じて設計されたRangleシリーズを展示いたします。』
『展示会名:NEXT BUSINESS EXPO SUMMER 2026 / 併催展名:フィジカルAI・ロボット展 / 会期:2026年7月16日(木)・17日(金) 各日10:00〜18:00 / 会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館 2・3F南 / 入場料:無料(事前登録制) / 来場実績:5,600名以上(前回「AI活用EXPO 2025」実績)』
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建設・インフラ現場が直面する「目視できない空間」の点検問題
ゼネコンやサブコン、インフラ維持管理企業が日常的に対応しなければならない点検業務のなかでも、特に難易度が高いのが「人が入れない狭隘空間」の確認作業だ。下水道の管路点検では作業員が密閉空間に立ち入る必要があり、安全確保のためのコストと手間は膨大になる。配管の内部や天井裏、橋梁の桁下といった箇所では、カメラ付きポールなどの従来ツールでは対応しきれないケースも多い。
加えて、建設業界全体における人手不足の深刻化が、こうした作業を一層困難にしている。熟練した点検技術者の高齢化と若手不足が重なり、現場では「誰が・どのように・どの精度で点検するか」という課題が常に残る。そうした背景のもと、ドローンによる遠隔点検技術への期待が急速に高まっている。
「Rangle Pro」とはどのような機体か
DRONE SPORTSの「Rangle Pro」は、RangleシリーズのフラッグシップモデルとしてGPS信号が届かない環境での安定飛行を前提に設計されている。地下や屋内、配管の内側など、従来の一般的なドローンが飛行できない空間での点検を可能にする点が最大の特長だ。
Rangleシリーズは全8機種(Rangle Pro、Rangle X、Rangle Micro2、Rangle nano、Rangle6、Rangle Micro、Rangle mini、Rangle5)で構成されており、配管径・点検方向・空間の広狭・用途ごとに最適化された専用設計となっている。「この箇所はこの機体で」という選択ができることが同社の強みであり、製鉄所・発電所・橋梁・下水道など多業種での点検実績を持つ。下水道では1.6kmの連続飛行という国内屈指の記録も有している。
引用元:DRONE SPORTS株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
建設業者が展示会活用で得られる具体的メリット
今回の展示会では、「Rangle Pro」の操縦体験が一般来場者向けとして初めて実施される。実際に自分の手で機体を操縦し、その飛行安定性や映像の鮮明さを体感できる機会は、カタログや動画では伝わりにくい実用性の確認に直結する。導入を検討する企業の担当者にとっては、現場に即した判断材料を得る場として有効だ。当日はあわせて「Rangle X」も展示される。
また、実際の点検現場で撮影された映像の上映も行われる。狭小・狭隘・狭所空間でドローンがどのように動作し、どのような映像を取得するかを確認できるため、自社の点検業務への適用可能性を具体的にイメージしやすい。入場料は無料(事前登録制)であり、参加のハードルは低い。
インフラ点検ドローン導入に向けて今できる行動
ドローンによる点検の導入を検討するにあたっては、まず自社の点検対象となる空間の形状・寸法・環境を整理することが出発点となる。GPS信号の有無、配管径、点検の頻度と精度要件、データ納品の形式などを明確にしておくことで、どの機体が自社現場に適しているかを効率よく判断できる。
展示会への参加は、そうした検討を具体化する場として活用できる。DRONE SPORTSのブースでは担当者への直接相談も可能であり、点検環境の詳細を持参した上で訪問すれば、より踏み込んだ提案を受けられる可能性がある。なお、事前登録は公式サイト(https://www.next-business-expo.jp)から行える。
まとめ
人が立ち入れない狭隘空間の点検は、建設・インフラ業界が長年抱えてきた課題であり、人手不足が進む現在、その解決はより急務となっている。DRONE SPORTS株式会社が開発するRangleシリーズは、非GPS環境下での飛行に特化した国産ドローンとして、現場の実情に即した選択肢を提供している。2026年7月16日・17日に東京で開催される「NEXT BUSINESS EXPO SUMMER 2026」では、最新機種「Rangle Pro」の操縦体験が初めて一般公開される。無料で参加できるこの機会を、自社の点検業務改善を考える第一歩として活用してみてはどうだろうか。
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