夏の現場では「目」の負担も見逃せない
厳しい暑さが続く夏は、熱中症対策や水分補給、ファン付きウェアなどに注目が集まります。一方で、建設現場では長時間にわたって強い日差しや照り返しを受けるため、「目」への負担も大きくなっています。
屋外作業では、コンクリートやアスファルト、鉄板などからの反射光によって、実際の気温以上に強いまぶしさを感じる場面が少なくありません。まぶしさによる疲労や視界の悪化は、作業効率だけでなく安全確認にも影響を及ぼす可能性があります。
近年は熱中症対策が義務化されるなど、作業員の健康管理への関心が高まっています。その一方で、目の紫外線対策については十分に意識されていない企業も多いのが現状です。
今回、株式会社オンデーズが実施した調査では、夏場の紫外線が目に与える影響や、対策の実態について興味深い結果が公表されました。建設業でも参考になる内容が多く含まれているため、そのポイントをご紹介します。
調査で見えた「目の夏バテ」の実態
『今回の調査では、夏の外出時に紫外線による目への負担を感じる人が多いことが分かり、目が紫外線による影響を受けやすく、日常的な対策をすることの重要性が改めて浮き彫りとなる結果となりました。
OWNDAYSは、紫外線対策とファッション性を両立できる新たな選択肢として、サングラスに加え、日常に取り入れやすい「カラーレンズ」に着目しています。カラーレンズは紫外線対策に有効と認識されている一方で、実際の着用率にはギャップがあることも明らかになりました。』
引用元:株式会社オンデーズ プレスリリース(PR TIMES掲載)
調査では、通勤や買い物など短時間の外出でも約6割が目の不快感や負担を感じていることが分かりました。また、強い日差しを浴びた際には、目の疲れだけでなく頭痛や集中力の低下、体のだるさなどを感じる人も少なくありませんでした。
建設現場では一般的な外出よりも屋外で過ごす時間が長く、日差しを遮る場所が少ない環境も珍しくありません。そのため、日常生活以上に目への負担が蓄積しやすいと考えられます。
建設現場では視界の確保が安全につながる
建設業では、目は単に「見るため」の器官ではありません。高所作業や重機周辺での誘導、墨出し、測量、配筋確認、足元確認など、あらゆる工程で正確な視認が求められます。
もし強いまぶしさによって目を細めたり、疲れ目によって集中力が低下したりすれば、小さな見落としが事故につながる可能性もあります。 特に夏場は、昼前後の強い日差しに加え、白い外壁やコンクリート面からの照り返しによって視界が悪化することがあります。
現場ではヘルメットや空調服などの装備は定着していますが、目を守る対策は個人任せになっているケースも少なくありません。 安全管理を考えるうえでは、「体を守る装備」と同じように、「目を守る装備」についても職場全体で考えることが重要になってきています。
紫外線対策は「レンズの色」よりUVカット性能が重要
今回の調査では、カラーレンズは紫外線対策に有効だと考える人が9割を超える一方、実際に着用している人は2割に満たないという結果でした。また、「レンズの色が濃いほど紫外線を防げる」と考える人も多く、正しい知識が十分に浸透していない現状も明らかになっています。
プレスリリースでは、眼科医が「紫外線カット効果はレンズの色の濃さではなく、レンズ自体のUVカット性能によって決まる」と説明しています。つまり、薄い色のレンズであっても、UVカット機能を備えていれば十分な紫外線対策が可能です。
建設現場では、濃い色のサングラスは周囲の状況が見えにくくなる場合があり、作業内容によっては適さないこともあります。そのため、現場のルールや安全基準を確認したうえで、視認性と紫外線対策を両立できるレンズを選ぶことが大切です。

引用元:株式会社オンデーズ プレスリリース(PR TIMES掲載)
今日から始められる目の紫外線対策
目の負担を減らすためには、高価な機材を導入する必要はありません。日々の現場で取り入れられる小さな工夫でも、負担軽減につながります。
例えば、UVカット機能付きのメガネや現場環境に適したカラーレンズを活用することは、有効な対策の一つです。また、休憩時間には日陰で目を休ませる、エアコンの風が直接当たり続けないようにして乾燥を防ぐ、水分補給をこまめに行なうといった基本的な取り組みも重要です。
さらに、朝礼や安全ミーティングで「目の疲れ」や「まぶしさ」について話題にすることで、作業員自身が体調の変化に気付きやすくなります。熱中症だけでなく、目のコンディションにも気を配ることが、安全管理の質を高めることにつながるでしょう。
まとめ
夏の現場では、熱中症対策に加えて「目の紫外線対策」も重要な健康管理の一つです。目の疲れやまぶしさは、作業効率の低下だけでなく、安全確認や集中力にも影響を与える可能性があります。
今回の調査からも、多くの人が目への負担を感じながら十分な対策ができていない実態が明らかになりました。
建設業では特に屋外作業が多いため、UVカット機能を備えたアイウェアの活用や、目を休ませる習慣づくりなど、自社の現場に合った対策を取り入れることが大切です。 体を守る装備だけでなく、「目を守る」という視点を安全管理に加えることが、これからの夏の現場づくりに求められる取り組みといえるでしょう。
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