記事を読み込み中です

岩手県が令和8年度一般会計第3号補正予算案を発表しました。結論から言うと、8月の大雨などで被災した道路・河川・農地の復旧に、約9億円(902百万円)の予算が措置されます。🌧️🚧
一方で、国からの配分額に合わせて道路や河川の整備事業費が減額される項目もあり、公共工事に関わる会社にとっては両面をチェックしておきたい内容です。👀
今回の補正予算案は、県の総務部財政課が令和8年9月15日に公表したもので、9月定例会に提案されます。📅
今回の補正額は56億円で、内訳は通常分53億円、震災分2億円、物価高分1億円です。補正後の一般会計の現計予算額は7,896億8,800万円となり、令和7年度9月現計予算額と比べて6.8%の増加です。📈
県は予算編成の考え方として、次のような経費を計上したとしています。✅
🌧️ 大雨被害や凍霜被害等の復旧経費など、早急に対応が必要となる経費
🧳
物価高対策として、旅行需要の喚起に要する経費
🐻 ツキノワグマ被害への対策強化に要する経費
🏫
県立高校の教育改革(半導体や農業DXの人材育成を行なう先導拠点校の整備)に要する経費
※画像はイメージです
大雨等による災害への対応として、県は902百万円を措置しました。🛠️このうち8月大雨分が899百万円、その他の発災分が3百万円です。金額には当初予算などの既配予算で対応する分も含まれ、9月補正額としては692百万円となっています。
内訳は大きく3つに分かれます。📊
🔸 災害復旧:446百万円
河川等災害復旧事業費265百万円、団体営農地等災害復旧事業費補助89百万円、林道災害復旧事業費50百万円、直轄農地等災害復旧事業費負担金42百万円
🔸 災害に関連する公共事業、修繕費用等:448百万円
河川海岸等維持修繕費216百万円、道路維持修繕費188百万円、県単独治山事業費24百万円、ダム管理費20百万円
🔸 農業関連:8百万円(農作物災害復旧対策事業費補助)
資料には被災箇所の例として、一般県道胆沢金ケ崎線(金ケ崎町)の法面崩落、一級河川左草川(西和賀町)の流木、導水幹線用水路(北上市)の水路崩落が挙げられています。📍
予算の使い道を見ると、公共土木施設の本格的な復旧に加え、道路上の土砂撤去や倒木処理、河川の流木撤去、治山ダムのしゅんせつ(しゅんせつとは:水底や施設内にたまった土砂を取り除くこと)、ダム管理道路の補修といった応急的な維持管理も含まれています。🚜
地域の土木会社にとって、身近な現場で動きが出やすい分野といえます。
一方で、国庫内示(国庫内示とは:国が補助金や交付金の配分額を地方自治体に内々に示すこと)の状況を踏まえ、公共事業費の増減も行なわれます。⚠️
減額となるのは、地域連携道路整備事業費▲572百万円、道路環境改善事業費▲283百万円、都市計画道路整備事業費▲260百万円、基幹河川改修事業費▲125百万円、林道整備事業費▲34百万円などです。反対に、森林整備事業費補助は43百万円、水産物供給基盤機能保全事業費は51百万円の増額となっています。
また、福祉・消費生活関連相談拠点施設(仮称)整備事業費として、資材価格等の高騰に伴う工事請負契約額の増額に要する経費181百万円も計上されました。🏗️資材高騰が県の工事契約にも影響していることがわかります。
補正予算案は県議会での審議・議決を経て成立します。📝建設会社としては、次の準備を進めておくと動きやすくなります。✅
🔸 県や市町村の入札情報を定期的に確認する
🔸
災害復旧や応急対応に対応できる人員・重機の体制を整理する
🔸
減額される事業分野の受注見通しを見直す
🔸 資材価格の動向を見積もりに反映する
岩手県の9月補正予算案は、大雨からの復旧に約9億円を充てる一方、国庫内示に合わせた公共事業費の減額も含む内容です。🌱
予算の増減を早めに読み解き、地域の復旧を支える準備を進めていきましょう。💪
本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。
岩手県内で8月の大雨からの復旧工事が本格化する中、応急対応や災害復旧に向けた協力会社探し・人手確保には、無料の建設業向けマッチングサービス『建設円陣』へのご登録がおすすめです(緑のバナーをクリック)。
出典:令和8年度 一般会計第3号補正予算案概要〔9月定例会提案分〕(岩手県総務部財政課)(https://www.pref.iwate.jp/kensei/yosan/yosan/1090331.html)をもとに作成
➡関連記事:農水省が公共事業費9003億円要求、都市の木造化支援も強化へ
お問い合わせフォームを読み込んでいます。お問い合わせページもご利用いただけます。
お問い合わせフォームを読み込み中です「建設円陣PLUS編集部」は、建設業界に特化したプラットフォーム「建設円陣」を運営する株式会社エンジョイワークスの編集チームです。中小建設業の経営・人材・現場課題を、国土交通省・厚生労働省、業界専門紙や公的機関の情報をもとに解説します。