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地元で長く仕事を続けてきた建設会社にとって、「この地域の暮らしを支える担い手」として国から認められる道が新たに開かれました。
国土交通省は、地域生活圏(地域生活圏とは:日常の生活サービスが持続的に提供される圏域のこと)の形成に取り組む民間の法人を国が認定する制度について、令和8年10月9日から申請受付を開始しています。締め切りは11月13日(金)必着です。
本記事では、この制度の中身と、地域に根ざした建設会社がどう向き合えばよいかを整理します。
今回申請受付が始まったのは、「民間の地域経営主体」の認定制度(民間の地域経営主体とは:地域内外の主体をつなぎ、地域全体のマネジメントや課題解決を担う民間の法人のこと)です。制度は令和8年7月30日に創設され、国土交通省国土政策局長が認定を行ないます。
対象となるのは、中長期にわたって地域生活圏の形成に取り組む意思とプランを持つ法人です。営利法人、一般社団法人、NPO法人など、法人格を持っていれば種類は問われず、法人内の部局名での申請も可能とされています。
※画像はイメージです
国土交通省は、人口減少や少子高齢化によって、地域の生活サービスの提供機能が低下・喪失するおそれがあると指摘しています。買い物、交通、医療、福祉、教育といった分野にまたがる課題は、どこに相談すればよいか分かりにくいという問題もあります。
また、地域の民間主体が取組を進めようとしても、自治体や事業者、住民の理解を得るのに苦労するケースがあるとされています。そこで国が認定という形で信用を与え、活動を後押ししようというのがこの制度のねらいです。
背景には第三次国土形成計画(国土形成計画とは:国土づくりの方向性を示す国の計画)があり、官民連携や分野横断、行政区域にとらわれない地域連携の必要性が掲げられています。
認定要綱で示された主な要件は次のとおりです。
・地域全体のマネジメントや、関係主体の連携調整を担うこと
・生活サービスの持続性確保を目的とし、住民が利便性の改善を実感できる活動であること
・認定有効期間(3年、更新可)を超えて中長期に取り組む具体的なプランがあること
・計画を実施するための組織、人員、資金計画を備えていること
注意したいのは、特定分野の事業を実施するだけの者は対象外とされている点です。ただし、特定分野の事業者がコーディネート役を兼ねることは認められています。
また、調査や連携体制づくりだけで終わる活動のみでは対象とならず、対象地域も町内会や商店街のような街区レベルでは小さすぎるとされています。一方、一つの市町村内に収まる地域でも認定の対象になります。
認定を受けると、国が認めた主体であることを示せるほか、国土政策局がワンストップ窓口となり、関連する支援策の紹介や助言を受けられます。認定法人の名称と活動地域は国土交通省のウェブサイトで公表されます。
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「民間の地域経営主体」認定制度のポイント |
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項目 |
内容 |
|---|---|
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対象となる法人 |
営利法人、一般社団法人、NPO法人など法人格を持つ法人(法人内の部局名での申請も可) |
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主な認定要件 |
1.地域全体のマネジメントや関係主体の連携調整を担うこと |
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対象外となる例 |
・特定分野の事業実施のみを行う者(コーディネート役を兼ねる場合は可) |
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認定の効果 |
・国が認めた民間の地域経営主体であることを示せる |
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有効期間 |
3年(更新可) |
出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudoseisaku_fr3_000078.html)をもとに作成
申請は次の順序で進めます。
1.国土政策局総合計画課への事前相談(必須)をメールで行なう
2.対象地域に含まれるすべての市町村へ事前に説明する
3.受付期間中に所定の様式を電子メールで提出する
今回の受付期間は令和8年10月9日(金)から11月13日(金)必着で、認定時期は12月中旬が目処とされています。審査では有識者の意見聴取や市町村への確認が行なわれ、追加資料の提出やヒアリングを求められる場合もあります。
なお、国土交通省は年度内にも追加の申請受付期間を設ける予定としています。市町村への説明には時間がかかるため、今回が間に合わない場合も、次回に向けて早めに相談を始めておくのが現実的です。
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申請から認定までの流れ(今回の受付分) |
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STEP |
手続き |
ポイント |
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1 |
事前相談(必須) |
市町村への説明より前に、国土政策局総合計画課へメールで相談 |
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2 |
市町村への事前説明 |
対象地域に含まれるすべての市町村へ説明し、その実績を様式に記載 |
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3 |
申請書類の提出 |
所定の様式を電子メールで提出 |
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4 |
審査 |
有識者の意見聴取や市町村への確認。追加資料の提出やヒアリングを求められる場合あり |
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5 |
認定 |
令和8年12月中旬(目処)。年度内に追加の受付期間を設ける予定 |
出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku03_hh_000283.html)をもとに作成
この認定は補助金そのものではありませんが、地域での信用と、国の支援策へつながる窓口を得られる仕組みです。地域の暮らしを長く支えていく構想を持つ企業にとっては、自社の役割を見直すきっかけになるでしょう。まずは要綱を確認し、事前相談から一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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出典:地域生活圏形成に取り組む主体の認定の申請受付を開始します!~「民間の地域経営主体」を国が認定~(国土交通省)(https://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku03_hh_000283.html)をもとに作成
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