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栃木県が公表した資料から、観光地・奥日光を支える路線バスやタクシーの運転士に「高齢化」と「若手人材不足」という課題が広がっていることが分かりました。🚌⚠️公共交通の維持確保そのものが難しくなりつつあるというこの状況は、実は建設業界が抱える担い手不足と驚くほど似た構図です。
今回は栃木県が新たに設置した協議会の資料をもとに、交通業界の人材課題と、そこから建設業が学べる採用・育成のヒントを整理します。🏗️
栃木県は令和8(2026)年8月4日、宇都宮市の栃木県総合文化センターで「第1回奥日光快適で持続可能な地域交通推進協議会」を開催しました。資料に掲載された交通事業者へのヒアリングでは、いろは坂の渋滞により従業員が出勤時間に間に合わないことがある、繁忙期の渋滞で路線バスなどの定時運行に支障が生じているといった声とあわせて、運転士の高齢化や若手人材の不足が公共交通の維持確保における大きな課題として挙げられています。👴🧑
渋滞の影響は数字にも表れており、エリア全体の渋滞損失時間は年間約49.8万時間、渋滞損失額は約13.6億円にのぼります。📊神橋までの所要時間が1〜2時間、中禅寺湖までは最大5時間かかることもあるとされ、運転士一人ひとりの負担は決して小さくありません。
※画像はイメージです
ヒアリングでは、いろは坂特有の運転技術(渋滞時の発進操作の難しさ)やトイレ環境の問題など、運転士の負担が大きいことが指摘されています。あわせて、いろは坂を走行することによる車両の摩耗、冬期の積雪・路面凍結に対する運転士の不安、駐車場の容量不足による渋滞なども課題として確認されました。🚕❄️
さらに奥日光地域ではタクシー不足も生じており、中禅寺湖から先の移動手段の充実が必要とされています。厳しい労働環境や後継者不足が積み重なることで、地域の交通を支える担い手が細っていく構図が浮かび上がります。
こうした課題を受けて栃木県は、学識経験者(早稲田大学・宇都宮大学など)、地元住民、観光事業者、バス・タクシー・鉄道といった交通事業者らを委員とする「奥日光快適で持続可能な地域交通推進協議会」を設置しました。👥日光国立公園管理事務所や関東運輸局栃木運輸支局などもオブザーバーとして参加しています。
今後は令和8年12月頃に第2回協議会で既存モビリティの状況や将来像・基本方針を検討し、令和9年3月頃の第3回協議会で「奥日光交通ビジョン(案)」を取りまとめる予定です。📅
令和8年度内、つまり2027年3月までに新たな交通ビジョンが策定される見通しとなっており、人や物の流れの円滑化に向けた具体策が今後示される段階にあります。
運転士の高齢化・若手人材不足という構図は、建設業界の職人不足ともそのまま重なります。👷
今回のように担い手が減る背景には、労働環境の厳しさや後継者育成の遅れが共通して存在しています。自社の採用活動でも、若手にとっての働きやすさや技術継承の仕組みを見直すことが、将来の人材確保につながるはずです。
また、地域の交通事業者のように「担い手不足」が公になったタイミングは、行政や地域との連携を強化する好機でもあります。人材確保を一社だけで抱え込まず、業界団体や自治体の取組と歩調を合わせていく視点も持っておきたいところです。🤝
奥日光の運転士不足は遠い観光地の話ではなく、建設業が直面する担い手確保の課題を映す鏡だといえます。
今後策定される「奥日光交通ビジョン」の内容にも目を向けつつ、自社の採用・育成体制を今一度見直してみてはいかがでしょうか。😊
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出典:奥日光快適で持続可能な地域交通推進協議会(栃木県)(https://www.pref.tochigi.lg.jp/h05/okunikkou/okunikkoukyougikai.html)をもとに作成
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