建設業では慢性的な人手不足が続く一方、高校生や専門学校生、大学生にとっては就職先を比較する時期が年々早まっています。特に夏休みは、企業見学やインターンシップ、職場体験への参加が増える重要なタイミングです。
この時期までに自社の魅力を発信できているかどうかが、採用活動の成果を左右するといっても過言ではありません。 大手企業のような採用予算を確保できない中小建設会社でも、工夫次第で高校生や学生へ自社の魅力を伝えることは十分可能です。
本記事では、夏休み前から取り組みたい会社PRのポイントを紹介します。
採用活動は「募集開始前」から始まっている
求人票を提出してから採用活動が始まると考える企業は少なくありません。しかし、現在の学生は就職活動を始める前からインターネットやSNSで企業情報を調べています。
会社のホームページが長期間更新されていなかったり、現場の様子がまったく分からなかったりすると、「どのような会社なのか分からない」という印象を持たれてしまいます。
反対に、普段の仕事風景や社員紹介、安全への取り組み、資格取得支援などを継続的に発信している企業は、規模に関係なく安心感を与えやすくなります。
高校生・学生が知りたい情報は仕事内容だけではない
学生が知りたいのは、工事内容だけではありません。 実際に気になるのは、「どんな人が働いているのか」「休日は取得できるのか」「未経験でも成長できるのか」「資格取得を支援してもらえるのか」といった働く環境です。
建設業では現場写真だけを掲載して終わるケースもありますが、それだけでは企業の魅力は十分に伝わりません。 若手社員へのインタビューや、一日の仕事の流れ、教育制度、福利厚生、入社後の成長事例などを紹介することで、自分が働く姿を具体的にイメージしてもらいやすくなります。
夏休み前に準備したい会社PRのポイント
限られた時間や予算でも、次のような取り組みは比較的始めやすい方法です。
・ホームページの採用ページを最新情報へ更新する
・会社概要だけでなく、現場写真や社員紹介を掲載する
・SNSで日常の仕事風景や社内イベントを定期的に発信する
・会社見学や職場体験を受け入れる準備を行なう
・保護者向けにも安心してもらえる情報を発信する
高校生の就職では保護者の意見も大きく影響します。安全管理や福利厚生、教育体制を分かりやすく紹介することは、保護者からの信頼にもつながります。
会社の規模より「働く姿」が伝わることが重要
「従業員数が少ないから不利」「有名企業ではないから応募が来ない」と考える経営者もいます。 しかし、学生は企業規模だけで応募先を決めているわけではありません。
地域に根差した仕事であること、社員同士の雰囲気が良いこと、資格取得を応援していること、社会インフラを支える仕事であることなど、中小企業だからこそ伝えられる魅力は数多くあります。
現場で活躍する社員の笑顔や完成した施工事例、地域への貢献活動などを積極的に発信することで、「この会社で働いてみたい」という印象につながります。
※画像はイメージです
将来の応募者との接点を増やす意識を持とう
採用は短期間で結果が出るものではありません。
今年の夏に会社を知った学生が、翌年以降に応募してくるケースも珍しくありません。そのため、一度だけ情報発信するのではなく、継続的に会社の様子を届けることが重要です。
また、学校との関係づくりや地域イベントへの参加、インターンシップの実施なども企業認知度を高める有効な方法です。小さな積み重ねが将来の採用成果へ結び付いていきます。
会社の魅力は「伝える仕組み」を作ることが重要
高校生や学生へ会社の魅力を伝えるには、継続的な情報発信が欠かせません。しかし、「何を発信すればよいか分からない」「自社の強みをうまく言葉にできない」と悩む経営者も少なくありません。
そのような場合は、第三者の視点で会社の魅力を整理し、記事として発信する方法も有効です。社長の想いや会社の歴史、現場へのこだわり、社員への考え方などを客観的にまとめた記事は、求人票だけでは伝えきれない企業の魅力を届けるコンテンツになります。
建設円陣PLUSでは、建設会社の経営者を対象にした「現場の声」インタビュー企画を実施しています。取材から記事制作、掲載まで無料で行なっており、掲載後は採用ページやホームページ、営業資料、SNSなどでも活用できます。
「自社の魅力をもっと伝えたい」「採用につながる会社紹介を作りたい」と考えている方は、ぜひ活用を検討してみてください。
➡関連記事:👷 建設業の社長に、話を聞かせてください。 「現場の声」インタビュー企画、始めます。
まとめ
夏休み前は、高校生や学生へ会社の魅力を伝え始める絶好のタイミングです。求人募集を始める前から情報発信を継続し、仕事内容だけでなく働く人や職場環境まで伝えることで、中小建設会社でも応募につながる可能性を高められます。
未来の人材との出会いを増やすためにも、今できる会社PRから着実に取り組んでいきましょう。
➡関連記事:「この会社で働きたい」と思われる建設会社の特徴とは?人材が集まり定着する企業に共通するポイント
➡関連記事:未経験者でも戦力になる!建設業の人手不足時代に広がる「未経験採用」成功のポイントとは?
➡関連記事:求職者は会社のどこを見ている?面接前に確認されるポイントを調べてみた
本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。 あわせて、協力会社探しや人材確保など、日常的な情報収集の場として無料で利用できる建設業向けマッチングサービス『建設円陣』もぜひご登録ください(緑のバナーをクリック)。
お問い合わせ
本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。
「建設円陣PLUS編集部」は、建設業界に特化したプラットフォーム「建設円陣」を運営する株式会社エンジョイワークスの編集チームです。中小建設業の経営・人材・現場課題を、国土交通省・厚生労働省、業界専門紙や公的機関の情報をもとに解説します。








