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国土交通省の審議会で、インフラの「これからの管理の仕方」を示す中間答申(案)(中間答申とは:審議会が大臣の諮問に対し、議論の途中段階でまとめて示す答え)が審議されました🏗️
結論から言うと、点検・修繕は「全部を同じように」から「メリハリをつけて、まとめて、見える化して」進める方向へ大きく舵が切られます。地域で維持管理や修繕を請け負う建設会社にとって、仕事の受け方そのものが変わっていく可能性がある内容です✨
きっかけの一つとして答申案が重く位置づけているのが、令和7年1月28日に埼玉県八潮市で起きた、下水道管路の破損に起因する道路陥没事故です😨
従来のメンテナンスの延長だけでは足りず、戦略的にインフラマネジメント(インフラマネジメントとは:計画・設計・整備・維持管理・更新までのライフサイクルを一連として統合的に管理し、全体を最適化すること)へ転換しなければならない、という問題意識が示されています。
議論の場は、令和7年12月に設置された社会資本整備審議会・交通政策審議会
技術分科会技術部会「インフラマネジメント戦略小委員会」です📋
出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/sogo03_sg_000251.html)
答申案の本文には、インフラを支える側の余力が細っている実態が並んでいます。
💴
市区町村の土木費は、平成5年度の約11.5兆円をピークに、近年は約6.5兆円程度(ピーク時の約6割)
👷
全国の約1/4の市区町村で技術系職員が皆無、約5割で5人以下
📉
「重点化」「軽量化」のメリハリある取組は約7割の機関・部署で未実施
🤖
新技術の導入は約8割の機関・部署で未実施
📢
インフラの状況を住民に公表していない機関・部署が約5割
🤝
包括的民間委託(包括的民間委託とは:複数の施設や業務をまとめて、複数年にわたり民間事業者に任せる発注方式)の活用は約1割にとどまる
つまり発注者の人手も予算も足りず、これまでのやり方では回らなくなりつつある、ということです💦
第3章では、重点的に講ずべき施策が5つの柱で整理されています。
1️⃣
「メリハリ」の推進:事故リスクや社会的影響を踏まえ、点検箇所や方法を重点化。集約・再編や優先度設定の考え方を研修等で周知
2️⃣
「見える化」の徹底:ロボット・センサー・ドローン・人工衛星・AIなどで点検を効率化し、点検データの標準化・デジタル化や劣化状況のマッピングを推進
3️⃣
「自分事化」と「モーメンタム」の醸成:首長や地方議会への理解促進、SNS等での情報発信、住民参加の促進
4️⃣
担い手に「もっと光を」当てたインフラマネジメント産業の構築:適正な労務費・価格転嫁・工期による処遇改善や、表彰制度の推進
5️⃣
統合的「マネジメント」の構築:群マネ(群マネとは:複数自治体・複数分野のインフラを「群」として捉えて管理する「地域インフラ群再生戦略マネジメント」)の推進や、BIM/CIM(BIM/CIMとは:3次元モデルに施工・維持管理の情報をひも付けて活用する仕組み)によるデータ連携
出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/sogo03_sg_000251.html)
特に注目したいのが4つ目の柱です。答申案は地域の建設業を「地域の守り手」と位置づけたうえで、維持作業や点検・診断、維持工事では地域によって受託する事業者が固定化しつつあると認めています。
そのうえで、小数量多工種のメンテナンス工事の実態に応じた歩掛(歩掛とは:作業ごとに必要な人工や資機材の量を示す、積算の基準値)の設定など積算方法の検討や、点検・修繕などを合理的・効率的に受発注できる仕組みの検討が盛り込まれました💡
また、資材価格の高騰を反映した単価設定と必要な予算確保、地方公共団体への補助金・交付金などの財政支援充実も明記されています💰
👉
まとめて発注される流れに備える:群マネや包括的民間委託が広がれば、単独よりも複数社・複数工種で組む体制が強みになります。
📱
デジタル対応を一歩ずつ:点検データの標準化・デジタル化が進むため、写真や記録をデータで残す習慣づくりが大切です。
📅
今後の動きをチェック:パブリックコメント(パブリックコメントとは:行政が案を公表し国民から意見を募る手続き)は9月3日〜9月16日に実施され、9月30日の第6回会合で中間答申(案)が審議されました。10月上旬に技術部会で審議され、その後、中間答申が公表される予定です。
出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/sogo03_sg_000251.html)
人手も予算も限られるなか、インフラ管理は「メリハリ」「見える化」「まとめて管理」へと変わろうとしています🌱 地域の守り手として声がかかる場面は、むしろ増えていくはずです。変化を先取りして、次の受注につなげていきましょう💪
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出典:社会資本整備審議会・交通政策審議会技術分科会技術部会 第6回インフラマネジメント戦略小委員会 配布資料(国土交通省)(https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/sogo03_sg_000251.html)をもとに作成
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