記事を読み込み中です

「今度の日曜、現場が動くことになった」「休日に応援を頼むことになった」――建設業では、工期や天候、他業者との調整などによって、予定していなかった休日稼働が発生することがあります。🔨
そんなとき、現場側は「とにかく人数を確保する」ことに意識が向きがちです。一方で事務担当者は、その後に待っている給与計算のために「誰が、いつ、何時間働いたのか」を確認しなければなりません。
実は、休日稼働で起こりやすいのは、給与そのものの計算ミスだけではありません。現場で把握している情報と、事務側が必要としている情報が食い違うことが、確認作業を増やす原因になります。
例えば、現場から事務所へ「日曜日に3人出ました」とだけ連絡があったとします。
しかし、給与計算をする側からすると、それだけでは確認したいことが残ります。「何時から何時までだったのか」「休憩はどれくらい取ったのか」「予定より早く終わった人はいないか」「途中から別の現場へ移動していないか」など、細かな確認が必要になるからです。📝
さらに、休日稼働のあとに別の日を休みにした場合も、「あの日の代わりに休んだ」という現場の認識だけでは、事務側が処理に迷うことがあります。
つまり、休日稼働では「出勤した」という事実だけでなく、その日の勤務実績をセットで伝えることが重要です。
※画像はイメージです
休日の現場が入ったとき、現場責任者から事務担当者へ、最低限そろえて伝えたい情報があります。難しい仕組みにする必要はありません。📋
1つ目は「誰が出勤したか」。
社員だけでなく、応援に入った人や別現場から合流した人がいる場合は、名前まで確認します。人数だけで伝えると、後から「誰の勤務だったのか」を調べ直すことになります。
2つ目は「実際の勤務時間」。
「朝から夕方まで」ではなく、始業と終業の時間を具体的に残しておきます。予定していた時間と実際の時間が違うケースもあるため、給与計算では予定ではなく実績を確認することがポイントです。
3つ目は「その後の休日や勤務変更」。
休日稼働の代わりに別の日を休みにした場合などは、その情報も一緒に共有します。「休みを取る予定」と「実際に休んだ日」が違うケースもあるため、予定だけで処理しないことが大切です。
小規模な建設会社では、休日稼働の判断を社長や現場責任者が行ない、その内容を事務担当者へ伝えるという流れも珍しくありません。このとき問題になりやすいのが、情報が口頭だけで終わってしまうことです。
「○○さんが日曜に出る」「来週どこかで休ませる」といった会話だけで進めると、数週間後に給与計算をするとき、「あれはいつの勤務だった?」「休んだのは何日だっけ?」となりがちです。😓
そこで、休日稼働が決まった時点で、スマートフォンや社内の共有ツールなどに「日付・氏名・勤務時間・変更内容」を残すだけでも、後の確認がしやすくなります。
特別なシステムを導入しなくても、「休日稼働が決まったら、この4項目を共有する」という社内ルールを決めておくだけで十分な場合があります。
もう一つ考えておきたいのが、休日に現場を動かす際の人員確保です。
急な追加工事や工期の調整で休日稼働が必要になっても、自社だけで人数をそろえられるとは限りません。そこで協力会社に応援を依頼するケースもあります。この場合も、「誰に応援を頼んだのか」「何人来るのか」「どの現場に入るのか」「何時から作業するのか」を早めに整理しておくと、現場と事務の両方が動きやすくなります。🤝
休日稼働は、給与計算の段階になってから確認するものではありません。人員の手配、現場の勤務実績、事務処理までを一つの流れとして考えることで、後からの確認を減らせます。
※画像はイメージです
給与計算の時期になってから、1カ月分の休日稼働を思い出そうとするのは大変です。特に複数の現場が動いている会社では、記憶だけを頼りにすると確認に時間がかかります。
だからこそ、休日稼働があった日に、現場側で記録を残しておくことが大切です。📱「休日稼働が発生したら、その日のうちに勤務実績を共有する」という小さなルールを決めておけば、月末に事務担当者が現場へ一件ずつ確認する負担も減らせます。
給与計算を正確に進めるためのポイントは、事務担当者だけが頑張ることではありません。現場で発生した情報を、早く・正確に・同じ形式で共有する仕組みを作ることが、会社全体の負担軽減につながります。
休日の現場稼働は、工期や現場の事情によって避けられないことがあります。だからこそ、「休日に誰が出たのか」「実際に何時間働いたのか」「その後に勤務変更があったのか」を、その都度記録しておくことが重要です。
現場と事務の情報共有を少し整えるだけでも、給与計算前の確認作業は変わります。休日稼働が決まった瞬間から、給与計算までを一つの流れとして管理することを意識してみましょう。✨
本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。
休日の現場稼働で必要になる協力会社探しや人手確保には、無料の建設業向けマッチングサービス『建設円陣』への登録をぜひご検討ください(緑のバナーをクリック)。
➡関連記事:1人休むと会社はいくら失う?「休める会社」はお金も強い
お問い合わせフォームを読み込んでいます。お問い合わせページもご利用いただけます。
お問い合わせフォームを読み込み中です「建設円陣PLUS編集部」は、建設業界に特化したプラットフォーム「建設円陣」を運営する株式会社エンジョイワークスの編集チームです。中小建設業の経営・人材・現場課題を、国土交通省・厚生労働省、業界専門紙や公的機関の情報をもとに解説します。