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「経験があるから即戦力になりそう」「資格を持っているから安心」――。建設業の採用面接では、つい経験や資格に目が向きがちです。
もちろん、技能や資格は重要です。しかし、中小の建設会社にとって本当に気になるのは、入社後に長く働いてくれるかどうかではないでしょうか。🔨
採用した人が数カ月で退職すれば、採用にかけた時間だけでなく、仕事を教えた先輩職人の時間も失われます。だからこそ面接では「何ができるか」だけでなく、「どんな考え方で仕事をする人なのか」を確認することが大切です。
そこで今回は、 長く働いてくれる人を見極めるために、面接で使いやすい質問を5つ紹介します。ポイントは、答えの内容だけでなく、なぜそう答えたのかを聞くことです。💡
「何年働きましたか?」だけでは、その人が仕事にどう向き合ってきたのか分かりません。
*「毎朝必ず準備をしていた」
*「道具の手入れを欠かさなかった」
*「後輩に教える役をしていた」
など、具体的な行動が出てくれば、その人の仕事への姿勢が見えます。
大切なのは、立派な答えを求めることではありません。一つのことを続けた経験があるかを見る質問です。📌
建設現場では、経験の浅い人ほど分からないことが出てきます。 「先輩に聞く」「自分で調べてから確認する」「まずやってみる」など、答えはいろいろです。
ここで確認したいのは、分からないまま進めない姿勢があるかということ。特に安全や品質に関わる仕事では、質問できることも重要な能力です。
「分からないことを聞くのは恥ずかしい」というタイプより、「確認してから進めたい」と考える人のほうが、現場になじみやすいケースもあります。👷
誰でも仕事で失敗する可能性があります。だからこそ、失敗したこと自体を責めるのではなく、その後の対応を聞いてみましょう。
「すぐ報告した」「原因を確認した」「次から同じことをしないようにした」など、具体的な経験が出てくれば、その人の責任感や改善意識を確認できます。
反対に、「失敗したことはありません」と答えた場合は、無理に評価を下げる必要はありません。「そのときはどうしましたか?」と具体的に掘り下げることがポイントです。🔍
※画像はイメージです
これは、会社との相性を確認するための質問です。
「人間関係が良い職場」「しっかり教えてもらえる職場」「頑張った分を評価してほしい」など、人によって求める環境は違います。 ここで大切なのは、応募者の希望を聞くだけで終わらせないこと。
自社が提供できる環境と照らし合わせ、「うちではこういう働き方になります」と正直に説明しましょう。入社後の「思っていた会社と違った」を減らすことにもつながります。🤝
将来像を聞くことで、本人が仕事に何を求めているのかが見えてきます。
「一人で現場を任されたい」「資格を取りたい」「後輩を教えられるようになりたい」など、具体的な目標があれば、入社後の教育計画にもつなげられます。
もちろん、明確な目標がなくても問題ありません。「まだ分からない」という回答から、これから身につけたいことを一緒に考えることもできます。🌱
採用面接で注意したいのは、「感じが良いから採用」「話が上手だから採用」といった印象だけで判断しないことです。 面接では、できるだけ同じ質問を複数の応募者にして、回答を比較できるようにすると判断しやすくなります。
さらに、採用する側からも会社の実情を伝えましょう。 「朝は何時から始まるのか」「どんな現場が多いのか」「誰が仕事を教えるのか」「資格取得をどう支援するのか」など、良い面だけでなく実際の働き方を説明することが大切です。
採用は「会社が人を選ぶ場」だけではありません。応募者からも会社が選ばれている場と考えると、入社後のミスマッチを減らしやすくなります。🏗️
せっかく面接で本人の考え方を確認しても、その情報を採用だけで終わらせるのはもったいありません。
*「資格を取りたい」と話していた人には資格取得の道筋を示す。
*「後輩を教えられるようになりたい」と話していた人には、少しずつ教える仕事を任せる。
面接で聞いたことを入社後の教育に反映できれば、本人にとっても「自分の話を聞いてくれている会社」という実感につながります。 採用と教育を別々に考えるのではなく、面接から定着までを一つの流れとして考えることが、中小建設会社の人材定着には重要です。✨
「長く働いてくれる人」を面接だけで完全に見極めることはできません。だからこそ、経験や資格だけで判断せず、仕事への向き合い方、失敗への対応、職場に求めること、将来の希望などを丁寧に聞くことが大切です。
採用面接は、応募者を評価するだけの時間ではありません。会社と応募者がお互いを知り、「ここなら長く働けそう」と思えるかを確認する時間でもあります。
まずは次回の面接で、この5つの質問から一つだけでも取り入れてみてはいかがでしょうか。👥
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