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深刻化する人手不足への対応策として、建設現場における外国人材の活用が重要な課題となっている。
東京商工会議所葛飾支部は、特定技能制度の仕組みを分かりやすく解説するオンラインセミナーを2026年9月29日に開催する。本セミナーは二部構成で実施し、定員は30名、参加費は無料である。
第一部ではビーンコンサルティング代表の盛澤陽一郎氏が、外国人採用の現状や受け入れの注意点を講義する。第二部ではもり行政書士オフィス代表の森啓子氏が、在留資格「特定技能」の概要や建設業分野における固有のポイント、具体的な在留資格申請手続きについて解説を行なう。
外国人雇用の基礎知識から実務までを一貫して学べる機会であり、人材確保を目指す事業者にとって有益な情報が提供される。 近年、日本の建設現場では若手労働者の減少や高齢化が進み、事業継続に支障を来す中小企業が急増している。
この深刻な人手不足を解消するための現実的な手段として注目されているのが、特定技能制度の活用である。しかし、多くの経営者や現場監督は、制度の具体的な仕組みや受入れ実務に対して大きな不安を抱いている。
以下では、外国人採用を検討する建設業の事業者が直面しやすい代表的な疑問について詳しく解説する。
A1:特定技能制度は、国内で特に人材確保が困難な特定産業分野において、一定の専門性や技能を持つ即戦力の外国人材を受け入れるための在留資格である。
従来の技能実習制度が発展途上国への技術移転や国際貢献を主目的としているのに対し、特定技能は明確に労働力不足の解消を目的としている。そのため、受け入れる人材には一定の技能試験や日本語能力試験への合格が求められる。
また、技能実習では原則として認められなかった「転職」が、特定技能では同一 of 業務分野内であれば認められている。このため、企業には選ばれるための適切な労働環境の整備や、適切な処遇の提供が継続して求められる。
A2:建設分野で特定技能外国人を受け入れるためには、国土交通省管轄の厳しい独自基準をクリアしなければならない。まず、受入れ企業は「建設特定技能受入計画」を作成し、国土交通省からの適正な認定を受ける必要がある。
さらに、建設キャリアアップシステム(CCUS)への事業者登録および技能者登録が完全に義務付けられている。給与水準に関しても、同等の職務に従事する日本人労働者と同等以上の報酬を支払うことが厳格に義務付けられている。
その他、一般社団法人建設技能人材機構(JAC)への加入や、毎月の受入れ負担金の支払いなども求められ、これら全てのルールを遵守することが適正な運用の前提条件である。
A3:言語や生活習慣、文化の違いによる摩擦を避けるための事前準備が必要である。具体的には、現場での事故防止に向けて作業手順書や安全管理マニュアルを多言語化する対策が有効である。
また、生活面でのサポートも重要であり、住居の確保や銀行口座の開設、公共機関での手続きへの同行といった支援が義務付けられている。特定技能1号の受入れにおいては、法律で定められた支援計画を適切に実施する責任が生じる。
自社のみでこれらの対応を行なうことが実務的に困難な場合は、国の認定を受けた「登録支援機関」へ支援業務を委託することが現実的かつ効果的な手法となる。
A4:特定技能の申請手続きは非常に複雑であり、提出を求められる書類は膨大な量にのぼる。書類に不備や矛盾があれば、入国管理局の審査期間が長期化し、予定していた就労開始時期に間に合わないというリスクが生じる。
これを回避するためには、要件の確認段階から、外国人雇用の手続きに精通した特定行政書士などの外部専門家に相談することが非常に賢明な判断である。専門家の支援を得て書類作成や事前準備を進めることで、法的なトラブルを未然に防ぎ、スムーズな入国と早期の現場就労を実現できる。
深刻な人手不足に直面する建設業界において、外国人特定技能制度の導入は、企業の存続と事業拡大に向けた有力な解決策の一つである。
制度特有の義務や手続きを正確に把握し、適切な受け入れ環境を整えることが、外国人材の職場定着と現場の生産性向上につながる。セミナーなどを活用して最新の情報をいち早く取得し、計画的な採用活動を推進することが、持続的な成長を実現する鍵となる。
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出典:建設業・製造業の現場における外国人採用〜建設業・工業製品製造業の特定技能制度をわかりやすく解説〜:イベント・セミナー詳細(東京商工会議所)(https://myevent.tokyo-cci.or.jp/detail.php?event_kanri_id=207538)をもとに作成。
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