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建設業で働く人や、建築・土木を学ぶ高校生が「自分の言葉」で仕事への想いを語る作文コンクールの結果が、令和8年10月7日に国土交通省から発表されました。
結論からいうと、今回の受賞作には「現場で働く人の本音」や「家族の背中から仕事を知った」という視点が数多く並んでいます。採用や若手育成に悩む中小建設会社にとって、自社の魅力を伝えるヒントが詰まった発表です。
今回発表されたのは、『私たちの主張~未来を創造する建設産業~』と『高校生の作文コンクール』の受賞者です。
主催は国土交通省と建設産業人材確保・育成推進協議会(建設産業人材確保・育成推進協議会とは:建設業の担い手確保・育成を進めるための協議会で、事務局は一般財団法人建設業振興基金)です。
両コンクールのねらいは、建設産業への想いを伝えてもらい、一般の人々に建設産業の役割や重要性への理解と関心を高めてもらうことです。対象は、建設産業に従事する社会人と、建築・土木学科等で学ぶ高校生です。
※画像はイメージです
応募数は、社会人の部が509作品、高校生の部が881作品でした。前年度(令和7年度)の発表では社会人452作品、高校生1,040作品だったため、社会人の応募は増え、高校生の応募は減ったことになります。
各賞の内訳は次のとおりです。
・社会人の部:国土交通大臣賞1作品、不動産・建設経済局長賞2作品、優秀賞6作品
・高校生の部:国土交通大臣賞2作品、不動産・建設経済局長賞3作品、優秀賞11作品
最高位の国土交通大臣賞は、社会人の部が株式会社大林組(東京)の山本美穂さんの「一人で抱え込まないと決めた日」。高校生の部は、長崎県立長崎工業高等学校2年の川上小夏さんの「国境を越えて子供たちの未来を守る建築産業」と、熊本県立翔陽高等学校3年の茂田禅将さんの「私を築く建設業」の2作品です。
社会人の部の受賞者は、加和太建設株式会社(静岡)、瑞穂建設株式会社(群馬)、長田組土木株式会社(山梨)、朝日土木株式会社(三重)、カナツ技建工業株式会社(島根)など、全国各地の建設会社に所属する方々です。首都圏に限らず、地域で活躍する建設会社からも多くの受賞者が出ています。
項目 |
令和8年度 |
令和7年度 |
|---|---|---|
|
社会人の部 応募数 |
509作品 |
452作品 |
|
高校生の部 応募数 |
881作品 |
1,040作品 |
社会人の部 受賞内訳 |
大臣賞1・局長賞2・優秀賞6 |
大臣賞1・局長賞3・優秀賞5 |
高校生の部 受賞内訳 |
大臣賞2・局長賞3・優秀賞11 |
大臣賞2・局長賞5・優秀賞13 |
出典:建設産業に関する作文(国土交通大臣賞)を表彰します!~『私たちの主張~未来を創造する建設産業~』・『高校生の作文コンクール』の受賞者決定~(国土交通省)(https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo14_hh_000001_00383.html)をもとに作成
出典:建設産業に関する作文(国土交通大臣賞)を表彰します!~『私たちの主張~未来を創造する建設産業~』・『高校生の作文コンクール』の受賞者決定~[令和7年10月21日発表](国土交通省)(https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo14_hh_000001_00317.html)をもとに作成
部門 |
受賞者(所属) |
作品タイトル |
|---|---|---|
社会人の部 |
山本 美穂さん(株式会社大林組・東京) |
「一人で抱え込まないと決めた日」 |
高校生の部 |
川上 小夏さん(長崎県立長崎工業高等学校2年) |
「国境を越えて子供たちの未来を守る建築産業」 |
高校生の部 |
茂田 禅将さん(熊本県立翔陽高等学校3年) |
「私を築く建設業」 |
出典:国土交通省 報道発表資料(令和8年10月7日)(https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo14_hh_000001_00383.html)をもとに作成
受賞作のタイトルを見ると、社会人の部では「土木系女子の経験を語る」「ハイヒールから安全靴へ」「父の背中を追って」「匂いが呼び覚ます誇り」など、自身の経験や家族とのつながりを題材にしたものが目立ちます。
高校生の部でも「父の仕事と私が学ぶ理由」「兄の背中が教えてくれた木の呼吸」「私が建設にはまった瞬間」など、身近な人や体験をきっかけに建設の道へ関心を持ったことを示すタイトルが並びます。
また社会人の部の局長賞には「2050年、社会インフラを守るのは」という、将来の担い手を見すえたテーマの作品も選ばれています。
受賞作品の内容は、一般財団法人建設業振興基金のウェブサイトで公表されています。実際の文章を読むと、現場で働く人がどんな場面にやりがいや誇りを感じているのかを知る手がかりになるはずです。
国土交通大臣賞の表彰式は、令和8年10月14日(水)11時から、中央合同庁舎3号館4階の国土交通大臣室で行なわれる予定です。国土交通大臣から賞状が授与されます。
同日13時30分からは、文京シビックホールで開催される優秀施工者国土交通大臣顕彰(優秀施工者国土交通大臣顕彰とは:通称「建設マスター」と呼ばれる、優れた技能を持つ技能者を国土交通大臣が顕彰するもの)の式典で、大臣賞受賞者が作品を朗読する予定とされています。
日時 |
内容 |
場所 |
|---|---|---|
|
10月14日(水)11:00〜 |
国土交通大臣賞 表彰式(賞状授与) |
中央合同庁舎3号館4階 国土交通大臣室 |
|
10月14日(水)13:30〜 |
優秀施工者国土交通大臣顕彰式典で大臣賞受賞者が作品を朗読 |
文京シビックホール |
出典:建設産業に関する作文(国土交通大臣賞)を表彰します!~『私たちの主張~未来を創造する建設産業~』・『高校生の作文コンクール』の受賞者決定~(国土交通省)(https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo14_hh_000001_00383.html)をもとに作成
今回の受賞作は、建設業の魅力が「働く人自身の言葉」や「家族や先輩の姿」を通じて伝わることを示しています。
中小建設会社でも、次のような取り組みに応用できます。
・社員に仕事のやりがいを短い文章で書いてもらい、採用ページや求人票に載せる
・若手社員の声を社内報や朝礼で共有し、先輩とのつながりを深める
・社員にこうしたコンクールへの応募を勧め、仕事を振り返るきっかけにする
特に工業高校の生徒が、家族の仕事や現場の体験をきっかけに建設業へ関心を持つ様子はタイトルからも読み取れます。地元の学校との交流や現場見学の受け入れは、将来の人材確保につながる一歩になるでしょう。
※画像はイメージです
社会人509作品、高校生881作品が寄せられた今回のコンクールでは、現場で働く人や次世代を担う高校生の率直な想いが評価されました。人材確保が課題となる今こそ、自社で働く人の声を発信し、建設業の魅力を伝えていくことが大切です。
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出典:建設産業に関する作文(国土交通大臣賞)を表彰します!~『私たちの主張~未来を創造する建設産業~』・『高校生の作文コンクール』の受賞者決定~(国土交通省)(https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo14_hh_000001_00383.html)をもとに作成
出典:令和7年10月21日
報道発表資料「建設産業に関する作文(国土交通大臣賞)」(国土交通省)(https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001965570.pdf)をもとに作成
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