国土交通省が、建設業の今後10年を見据えた「新たな将来像」づくりに向けた本格的な議論を始めました🏗️。令和8年7月9日、持続可能な成長産業としての建設業のあり方を検討する会議体の第1回会合が、中央合同庁舎3号館11階の特別会議室で開かれました。
背景にあるのは、2017年にとりまとめられた「建設産業政策2017+10」からまもなく10年を迎えるという節目です。中小の建設会社にとっても、月給制への転換や企業評価制度の見直しなど、今後の経営に直結するテーマが並んでおり、他人事とはいえない内容になっています📋。
なぜ今、建設業の将来像を描き直す必要があるのか
国土交通省が新たな検討の場を立ち上げた理由は、建設業を取り巻く環境が大きく変わっているからです⚠️。生産年齢人口の減少は今後さらに加速する見通しで、担い手の確保はどの現場でも共通の悩みになっています。
加えて、業務の繁閑差や重層下請構造といった従来からの課題も解消されていません。そこに、災害の激甚化・頻発化、AIなどデジタル技術の発展、スタートアップの興隆、建築費高騰によるプロジェクトの停滞といった新しい変化が重なり、建設業は産業として重大な岐路に立っているという認識が関係者の間で共有されています。
有識者勉強会が示した「3つの目指すべき姿」
今回の検討会の土台になっているのは、令和7年6月に設置された「今後の建設業政策のあり方に関する勉強会」です。有識者による計7回の議論を経て、令和8年4月3日にとりまとめが公表されました📄。
とりまとめでは、国民・社会からの幅広い信頼と、生産システム全体の高度化・効率化という2つの視点を軸に、建設業が目指すべき姿として次の3つを提示しています。
1、人を大事にする産業
2、真に経営力のある産業
3、未来に続く産業
いずれも抽象的なスローガンではなく、具体的な政策の方向性とセットで語られている点がポイントです。
中小建設会社が押さえておきたい政策の方向性
とりまとめで示された具体の提言には、現場で働く人にも直結する内容が含まれています💡。まず挙げられているのが月給制への転換です。日給や請負中心の給与体系から、より安定した収入モデルへの移行が政策として後押しされる可能性があります。
さらに、事業承継へのサポート強化、DXなどによって働きやすくなった建設業の魅力の発信、民間工事における発注者と受注者間のコミュニケーションの充実、経営事項審査をはじめとする企業評価のあり方の見直しなども提言されています。
特に経営事項審査など企業評価制度は、公共工事の受注機会に直結するため、中小企業ほど制度変更の影響を受けやすい分野です。今後の検討の行方を早めにチェックしておく価値があります👀。
※画像はイメージです
今後のスケジュールと現場への影響
第1回検討会では、検討会の設置趣旨に加え、勉強会のとりまとめ内容、建設産業政策2017+10の進捗状況と最近の建設業を取り巻く動向、そして今後の主な論点とスケジュールが議題として取り上げられました。
会議資料は検討会終了後に国土交通省のホームページで公開される予定です。中小の建設会社としては、経営事項審査など企業評価制度の見直し、月給制への転換といった労務管理に関わる論点を中心に、今後の発表を継続的にウォッチしておくことが欠かせません。
まとめ
建設業の将来像づくりは、まだ始まったばかりの議論ですが、月給制への転換や企業評価制度の見直しといったテーマは、中小の建設会社の経営にも直結します。
まずは今回の検討会の議題や、有識者勉強会がまとめた3つの目指すべき姿を知っておくことが、今後の制度変更に備える第一歩になります👉。
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出典:報道発表資料「第1回「持続的な成長産業としての建設業のあり方に関する検討会」開催について」(国土交通省)(https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo13_hh_000001_00351.html)をもとに作成
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