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建設業では、外国人材と一緒に働くことが珍しくなくなりました。一方で、「指示がうまく伝わらない」「専門用語を理解してもらえない」といったコミュニケーションの難しさを感じている企業もあるのではないでしょうか。
今回の調査では、建設業における「日本語の壁」が数字として浮かび上がりました。
株式会社TCJグローバルの「日本語総合研究所」が、外国人材と日常的に働く日本人ビジネスパーソン300人を対象に調査したところ、全体の75.4%が外国人材との日本語コミュニケーションに難しさを感じていました。 特に建設業では、その割合が84.2%に達しています。
『言語の壁を感じる割合については、 業種によって回答割合に違いが見られました。なかでも飲食・宿泊業では、言語の壁を「頻繁に感じる」と「ときどき感じる」を合わせた割合が85.8%と、全業種で最も高い結果となりました。次いで建設業が84.2%、卸売・小売業が78.9%、運輸・物流が78.5%、製造業が76.6%となっています。』
引用元:パスメイクホールディングス株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
建設業は、専門用語や短い指示で作業を進める場面が多く、言葉の行き違いが確認や手戻りにつながる可能性があります。
今回の調査で、日本語コミュニケーションにおける最大の壁は「専門用語・指示の理解」で44.3%でした。続いて「マニュアルや社内文書の理解」が33.7%、「報告・連絡・相談(報連相)」が28.3%となっています。
建設現場では、「ここを少し逃がす」「レベルを見る」「一度ばらす」など、業界内では自然に使われている表現があります。日本語そのものを理解できていても、こうした現場特有の言葉や指示の意味まで理解するには時間が必要です。
また、今回の調査では日本語の壁による業務への影響として、「業務上のミスが起こりやすくなる」が40.0%、「伝達に余分な時間がかかる」が39.3%、「日本人社員の確認やフォローが増える」が34.7%となりました。 つまり課題は、外国人材本人だけの問題ではありません。教える側や確認する側にも、見えにくい負担が発生しています。
引用元:パスメイクホールディングス株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
では、中小の建設会社は何から始めればよいのでしょうか。
まず意識したいのが、「分かった?」だけで終わらせないことです。作業内容を説明した後、「今から何をするか」を本人に言葉で確認してもらえば、認識のずれを早い段階で見つけられます。
写真や図面、指差しなど、言葉以外の情報を組み合わせることも有効です。特に新人や日本語に慣れていない人には、作業手順を写真で残しておくと、後から確認しやすくなります。
さらに、自社で頻繁に使う現場用語を簡単な一覧にしておく方法もあります。「専門用語を覚えてもらう」だけでなく、日本人側も「この言葉は外国人材には伝わりにくいかもしれない」と意識することが大切です。
2027年4月には育成就労制度の施行が予定されています。
今回の調査では、外国人材への継続的な日本語学習支援について、77.7%が「必要」と回答しました。 建設業では、日本語学習支援を「非常に必要」と答えた割合が42.1%と、全体の28.7%を上回っています。
制度への対応だけを目的にするのではなく、日々の現場で使う言葉や報連相まで含めて、継続的に学べる環境を整えることが重要です。まずは社内で「どの場面で伝わりにくさが起きているのか」を洗い出すことから始めてみましょう。
引用元:パスメイクホールディングス株式会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
外国人材とのコミュニケーションでは、日本語能力だけを見るのではなく、「現場で伝わるか」という視点が欠かせません。建設業で84.2%が日本語の壁を感じている今回の調査結果を、自社の伝え方や教育方法を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。 本サイトについて、ご質問・ご相談がある場合は、 下記のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。 あわせて、協力会社探しや人材確保など、日常的な情報収集の場として無料で利用できる建設業向けマッチングサービス『建設円陣』もぜひご登録ください(緑のバナーをクリック)。
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