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人手不足に悩む建設会社では、「求人を出しても応募が少ない」「若手を採用しても仕事を覚えるまで時間がかかる」といった課題が続いています。こうした問題を考えるとき、採用人数を増やすだけでなく、「今いる人数で仕事を回せる現場」をつくる視点も重要です。
8月26日から28日まで大阪で開催される「第6回 建設DX展[大阪]」には、まさに人の負担を減らし、現場を支える技術が集まります。
『本展には、こうした課題解決につながる建設DX、省力化・自動化技術など、これからの建築・建設・不動産業界を支える最新製品・技術・サービスが一堂に集結します。会場では、建機の自律運転や無人施工、AI・DX技術、スマートヘルメットなど、これまで人が行ってきた作業をAIやロボットが支援する最新技術を実際に見て体験できます。』
引用元:RX Japan合同会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
今回の展示内容で注目したいのは、採用そのものを支援するサービスではなく、「人が足りないことで発生する現場の負担を技術で補う」という考え方です。
例えば、(株)EARTHBRAIN_ランドログカンパニーの展示では、現場の建機をオフィスから遠隔操作し、自動運転と組み合わせて1人で複数台を運用する無人化施工ソリューションが紹介されます。
企業名:(株) EARTHBRAIN_ランドログカンパニー
引用元:RX Japan合同会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
すべての中小建設会社が、すぐに自律運転や無人施工を導入できるわけではありません。しかし、「人が現場に張り付かなければならない仕事を減らす」という発想は、会社の規模を問わず参考になります。
また、(株)トプコンの墨出しロボットは、設計図面データを床面に描画することで、これまで人が行なっていた作業を自動化します。オプティムのスマホ測量サービスも、測量業務をデジタルで効率化する選択肢の一つです。
企業名:(株) トプコン
引用元:RX Japan合同会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
人材育成の面でもDXは無関係ではありません。 新人に仕事を教えるとき、ベテランが何度も現場へ同行し、同じ説明を繰り返すことがあります。さらに、図面確認や検図、危険予知など、経験の差が出やすい業務も少なくありません。
今回の展示には、AIによる検図・照査や危険予知支援なども登場します。こうした技術は、ベテランの経験を完全に置き換えるものではなく、経験者の判断を補助し、若手が仕事を覚えるまでの負担を軽くする仕組みとして考えることができます。
「ベテランが新人を教える時間がない」という会社ほど、業務の一部をデジタルで支援できないかを考えてみる価値があります。
展示内容には、外国籍従業員との意思疎通を支援する技術もあります。三菱電機(株)の翻訳ツールは37言語に対応し、写真や図面をなぞった場所に翻訳テキストを表示する機能などを備えています。
企業名:三菱電機 (株)
引用元:RX Japan合同会社プレスリリース(PR TIMES掲載)
建設会社に外国籍人材を迎える場合、採用後の課題になるのが「安全に、正確に指示を伝えること」です。言葉だけでなく、写真や図面など視覚的な情報を組み合わせれば、指示の行き違いを減らせる可能性があります。
人材確保を考えるなら、採用活動だけでなく、「入社した人が働き続けやすい環境をどうつくるか」まで考えることが重要です。
建設DXというと、大規模なシステム導入を想像しがちです。しかし、最初から会社全体を変える必要はありません。
「測量に時間がかかる」「図面確認が特定の人に集中している」「新人教育にベテランの時間を取られる」「外国籍スタッフへの指示に苦労している」など、自社が抱える問題を一つ挙げてみましょう。
そのうえで、「この仕事は人がやるべきなのか」「機械やAIに補助してもらえないか」と考えることが、DXの第一歩になります。
人手不足への対策は、採用人数を増やすことだけではありません。人が担う仕事を見直し、機械やAIに任せられる部分を増やせば、限られた人材をより重要な仕事へ振り向けられます。
「人が足りないから採用する」だけでなく、「人が足りなくても現場が回る仕組みをつくる」。建設DX展は、そんな視点から自社の人材確保や育成を考えるきっかけになりそうです。
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